うるしの杜の制作手帖

ものづくりの過程や日常の気付きをつむいでいきます

栂砂磨き小卓

2018-07-15 17:43:07 | 木工

杉や松などの針葉樹は年輪の硬軟が大きいため、砂磨きすることにより年輪を際立たせることが出来ます。そしてその技法は、過去に有名な作家が手掛けています。
無論、私にはそんな作品を超えることなど出来る訳もありません!
しかし、私なりの解釈でこの技法を用いることはできるかもしれません。
栂(つが)という木の波打つような木目が気に入ったので小卓を作ってみました。
砂磨きをした後、普通は、生漆で拭き漆をするところ、私は顔料の入った漆で色を付けてみました。
結果、砂磨きの凹凸の表現は十分でなく課題は残りましたが、それなりの味は出たと思っています。
また、違うアプローチを考えたいと思います。
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水蜜桃パフェ

2018-07-10 13:55:00 | グルメ

最初に言っておくとパフェを甘く見ていました。甘いものなので当たり前かも知れませんが、こんなにおいしいとは思いませんでした!
まず桃が最高です。薫り高く柔らかで甘くジューシー、口の中でとろけていきます。こんな桃は初めて、熟れ具合、温度など一番いい状態で供されていると思われます。また内側には食感を変えてシリアル、ホイップクリームとともに桃を使ったソルベが入っていて最後まで美味しく食べることが出来ました。
今が旬の桃、美味しい果物を見分けるのは難しいと思いますが、パフェで食べるのは一つのいい方法なのかもしれません!
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栃トレイ

2018-07-05 13:21:59 | 木工

このブログのタイトルは「うるしの杜の制作手帖」です。しかしながら今は食べ歩きと、釣行の記録に終始しておりこのままでは、如何なものかと思っています。でも実際は遅れ気味ではありますが制作もしています。最近は同じようなテーマでトレイや小卓などを作っていますので、その一部を紹介したいと思います。

これは栃のトレイです。全体に縮みがきれいに入っています。
技法としては、刳りもので、刃物で粗方刳っていき最後ペーパーで整え拭き漆を重ねます。
刳りものすべてに言えることですが、凹部の作成が肝心です。これが出来れば少なくとも作品の8割はできたようなものです。特に私はシャープな見え方を目指していますので時間をかけます。
この場合、特に底と立ち上がりの際の処理が大変でした。勉強になった作品です。
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