うるしの杜の制作手帖

ものづくりの過程や日常の気付きをつむいでいきます

鮎の魅力

2011-06-06 21:46:25 | グルメ
川ではもうすぐ鮎釣りの解禁です。また多くの釣り人で川が賑わうのではないでしょうか。見ていると、こちらでは毛鉤で釣る人が多いようです。私のルアー釣りは、ほとんど釣れないので横で立て続けに釣られると、自分もやってみたい誘惑に駆られます。
こういった人気のひとつの理由は鮎の美味しさにあると思います。時期によって味が変わる鮎ですが、今ぐらいの時期が香りもよく大きさも程よく美味しいのではないでしょうか?
久しぶりに鮎を食べに出かけました。遠火の強火で焼かれた鮎を頭から食べると香りが広がり次に苦味を含んだ滋味があふれます。ひょっとすると魚の中で一番美味しいのかもしれません。もし美味しいお酒があれば20匹ぐらいは食べる自信があります。ただ、自分で焼いても到底この味にはならないのですが?
もちろん鮎釣りの魅力は味だけにあるのではありません。鮎に限らず釣りには人を惹きつける力があると思います。私が師と仰ぐ開高健は次の言葉をよく引用されました。

「一時間、幸せになりたかったら酒を飲みなさい。」

「三日間、幸せになりたかったら結婚しなさい。」

「八日間、幸せになりたかったら豚を殺して食べなさい。」

「永遠に、幸せになりたかったら釣りを覚えなさい。」 

少し大げさかもしれませんが釣りの魅力の奥深さを表現していると思います。
ただ、私はもう少しの間、大きな獲物を求めたいと思います。

コメント
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