うるしの杜の制作手帖

ものづくりの過程や日常の気付きをつむいでいきます

パートカダイフ

2012-05-22 19:59:54 | グルメ
この料理は、私が釣ったこともあるスズキのソテーです。フランス料理ではおそらく一番出てくる魚でしょう。しかしガルニが違います。パートカダイフを衣にして揚げた海老だそうです。これがなんとも香ばしい。スズキのパリパリ感と呼応しています。
パートカダイフはとうもろこしと小麦粉で作った糸状のパスタのようなものです。このレストランでは以前、やはり海老を入れた春巻が出ておいしさに感動したものです。フランス料理に春巻きですよ!
そんな風にこの店は、何時来ても美味しい発見があります。今日は他にも抹茶のクレームブリュレがありました。無論初めてでした。今度はどんな味にめぐり合えるのでしょう?
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蘭蒔絵箱

2012-05-18 20:16:57 | 漆工
薄貝で亀甲のベースを作りそこに蘭の花を表現しました。白蝶貝と金、青金の平蒔絵で5種類の蘭をバランスよく配置したつもりです。しかしこれがもうひとつ評価がよろしくない。
蘭の表現のメリハリが利いていないのか、それとも絵自体がよくないのか?両方なのか?
確かに蒔絵は絵であって、いい絵が描ければ半分は出来たようなものと聞かされてきました。事実、多くの時間を蒔絵の絵の為に使いました。さらに蒔絵の場合一面ということは少ないのでそれも難しい部分です。
結局、まだ修行が足りないと言うことでしょうか?あまり自分の蒔絵を見ていたらインベーダーゲームの画面を思い出してしまいました。年がばれそうです。
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変塗

2012-05-11 23:07:46 | 漆工
そういえばこのブログはうるしの杜の制作手帖でした。釣行日記ではありません。ましてやグルメ紀行でもありません。
これは、最近制作したランチョンマットです。唐塗りの技法に沿って制作しました。変塗のなかで今まで、絞漆を使った技法はほとんどしたことがありませんでした。しかし変塗を勉強する上で重要な要素です。これが出来ないと唐塗りになりません。
それが、手板段階でなかなかうまくいきませんでした。特に絞漆の調整に手間取りました。固さにより縮んでしまったり乾かなかったり、それが何とかクリアできても色漆の塗り重ねでも試行錯誤を繰り返しました。
それでも何とか本番で研ぎ付けて呂色に上げることが出来ました。変塗は目立たないことが多いのですが、様々な可能性を持っていると思います。少しずつマスターしていきたいと思います。 
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孤高の虹鱒

2012-05-01 20:18:18 | 釣り
魚も個体によってまったく表情が違います。2週間前、ばらしたサクラマスはとても痩せていました。それに引き換え今回のサクラマスは薄いシルバーグレーで太く、前回書いたように元気いっぱいフレッシュで端整でした。
そして今回の虹鱒はどうでしょう。当たりがありジャンプしたとき、大きいのはわかりましたが、虹鱒とは思えませんでした。こんな黒っぽい個体は初めてです。それにこの表情、精悍で威厳さえ感じる個体です。養殖でよく見る20cm台の虹鱒と同じ種類とは思えません。この虹鱒は何年この川で生きてきたのでしょう?人も年齢を重ねると生き方が顔に出ると思います。
この虹鱒も厳しい環境を力強く生き抜いてきたのではないでしょうか?
今回は魚から何か教えられた気がします。
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