たとえば、「愛読書は…?」と尋ねられた時には即座に「新聞、でしょうか…」と答えるくらい、新聞が大好きです。毎朝毎夕、たとえどんなに忙しい時でも、自宅に配達されてくる新聞を手にするたびに第1面から最終面のテレビラジオ面までじっくりと 熟読…しています。昨朝もまだ朝陽が昇る前から紙面に踊る記事に目をとおしながら「ハロウィーンの渋谷は困ったものだ…」「やっぱり、日本シリーズよりもワールド・シリーズのほうが燃えるかな。レッドソックス、頑張れ…」といった具合に独り言を。そして朝刊中ほどまで読み進めて18、19面ブチ抜きで掲載された宝島社のこの広告
にしばし、釘付けに…。
永遠のロックンローラー・内田裕也氏と9月に亡くなった樹木希林さん夫妻をはじめとした内田ファミリーのプライベートショット…とのことですが、紙面に掲載されている希林さんの
「絆というものを、あまり信用しないの。期待しすぎると、お互い苦しくなっちゃうから」
「代表作? ないのよ。助演どころか、チョイ役チョイ役って渡り歩く、チョイ演女優なの」…
をはじめとする含蓄とウイットに富んだ言葉の数々は、さながら「終活」の一端のようにも思えます。
「終活」といえば、2年ほど前に還暦を迎えたワタシのまわりでも友人知人達の間でチラリチラリと「そろそろ終活を…」「もう、少しずつ始めてる…」などという言葉が交わされ始めています。思えば、ほんの少し前までは自分が60歳を迎えることなど想像だにしていませんでした。旧くから「少年老い易く 学成り難し」などといわれますが、この歳になって我が身にたちかえると「中年老い易く 楽成り難し」の観があります。友人知人たちを見習って「それでは、少しずつ終活の真似ごとを…」などとも思う今日このごろではありますが、間もなくウチの工房ではワタシの作品の展観が始まります。今回は東京・白金の輸入雑貨店「イル ヴィアッジョ」さんとのコラボ展ということで、展観へ向けての準備にもより一層チカラが入っています。
というワケで「終活の進め」はひとまずお預け。少しばかり忙しい秋ということで、さしずめ「終活」ならぬ「秋活」の日々…となっています。
現在、工房にはコラボ展に向けてイル ヴィアッジョさん選りすぐりのアイテムの数々が届けられています。時はハロウィンから立冬を迎えようとしています。巷では早や、クリスマスの話題も…。ということで、イル ヴィアッジョさんからも「大人のクリスマス」アイテムの数々が展示されます。
クリスマスキャンドルが収められたガラスの器と上にかぶせた金属製のアイテムは本来は別のもの。金属製のアイテムは、窓辺から吊るして飾るクリスマス・オーナメントですが、ガラス器とのペアリングは「これはなぁに?。なんだかとってもカワイイ」と、早くも評判になっています。
こちらはスウェーデン生まれの「北欧の妖精」。
クリスマスにはサンタクロースのお手伝いをするそうです。
一方、こちらは「和の心」をくすぐる伝統工芸品。秋田県角館に伝わるイタヤ細工の籠。
イタヤ細工は、イタヤカエデの若木の幹を帯状に裂いて編みこみ、さまざまな製品に仕上げます。
明日以降も、展観へ向けての情報をfacebookその他で紹介の予定です。よろしくお願いいたします。