霜月・11月を迎え、朝晩は日に日に寒さが増してきています。テレビ等の情報によれば、この週末あたり 箱根は紅葉がまさに見頃を迎えるとか。箱根の紅葉には少々及びませんが、ワタシが住む佐助界隈の里山も徐々に「モミジ」の準備を始めています。
そのような佐助の、とある秋の一日。ご近所に住まう人生の先輩の方が創設してくれた、ワタシのための「チョピット歩こう会」2回目のツアーが挙行されました。この人生の先輩は「鎌倉歩きの達人」として、佐助町内ではつとに有名な方です。ちなみに5月に催された第1回目「チョピット」はこんな感じでしたっけ…。
さてさて、第2回目「チョピット歩こう会」当日の朝9時半。「鎌倉歩きの達人」とご近所のヤングミセスとの集合場所たる佐助1丁目交差界隈は徐々に秋色を深めています。
他府県からやって来る校外学習の生徒さん達も、薄寒の陽気のもと、少々肩をすぼめていました。
佐助1丁目交差点を出発して材木座海岸や逗子の街をゆっくり探訪し、細い階段を登った先はかの名だたる 逗子・披露山住宅。有名人も多く住むと言われるこの住宅地は、まさに豪邸 豪邸…の光景が広がっていました。ふと気がつくと、豪華な作りの家をカメラに収めるのはちょっと心が引けた故、道路に面する植え込みをそっとカメラに収めました。どのお宅のお庭もきち~んと手入れされています。
それにしても、街路を歩く人影はほとんどありません。通行するクルマもありません。時おり、犬を散歩させる人が不審そうにワタシ達3人の姿を目で追っています。
今回の「チョピット」開催にあたり、ワタシのほうから「ぜひとも、逗子の大崎公園に連れていってください」とお願いしてありました。披露山住宅の西端の細い道を抜けて、いよいよお目当ての大崎公園へ。
「初日の出」スポットともなっている大崎公園見晴台にたどり着く手前から、眼下に小坪漁港と逗子マリーナ、そして遠く江ノ島が望めます。天気の良い日には江ノ島の奥に富士山がド~ンと鎮座…、ということになるとか。いろいろな人から「大崎公園からの眺めはイイよ!」と聞かされていましたが、まさに想像どおり。いえ、当初の予想をはるかに超えていました。もう、今回のルートをたどる「チョピット」は癖になりそうです。
少しばかり気になるのは、この逗子マリーナ周辺にて2020年のオリンピックがらみでの再開発計画が持ち上がっていること。マリーナに100メートルを超える建造物が建てられる計画もあるとか。
ワタシの周りでも、この計画に賛成、反対、その他さまざまな意見が交わされています。いずれにしても、より多くの人が「美しい…」と感じるカタチでの決着を望んで止みません。
大崎公園見晴台から小坪に下る途中に寄った天照大神宮では、見覚えのある名前を発見。
「石原慎太郎殿」はもちろんあの不良老人さん。「中山りつ子殿」は往年の女子プロボウラーとして大活躍されていた中山律子さんでしょうか。
天照大神宮から長い階段を降りて小坪の平場付近まで下ったところであらためて振り返ると、たどってきた階段の角度のなんと急なことか…。
この長く急な階段を登りつめて大神宮に詣でてこそ、さぞやたくさんのご利益に授かれるのかも…、とふと思ったり。
第2回「チョピット」の〆は小坪漁港へ。
店内に所狭しと並べられた、素人目にも新鮮な魚、さかな、サカナを見ているうちにオナカが「グーっ」とおねだりを始めていました。
ふと気がつけば、早やお昼どき。小坪漁港を後に、「鎌倉歩きの達人」たる人生の先輩に導かれるまま近くのイタリアンでランチを摂りながら、アタマの中でサザンの「♪旅の終わりがハッピーエンドなら…」というフレーズを反芻していました…。
今回の「チョピット歩こう会」に際しては、ワタシ以上に運動不足気味なウチの同居人さんも引っ張りだすつもりでした。しかしながら、彼女は左足首の負傷であえなく「休場」。そのような事情だったとはいえ、わが家的にはワタシだけが街歩きの醍醐味を満喫することになってしまい、「チョピット或る後悔!?」も感じた一日でもありました…。
次回の第3回目こそ、同居人さん、そして、ご希望の方々も誘っていざ、「チョピット!」。