鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

♪そんな時代があったねと、「蒼いフォトグラフ」をたどる師走の一夜・・・。

2013-12-16 21:49:25 | エンタメ
常日頃、陶芸教室に際してはその時間帯のBGMとして いわゆる「SMOOTH JAZZ」というジャンルのメロディアスなジャズサウンドが響いています。。唯一の例外というか、こればかりはワタシ自身のわがままというか、日曜午後2時からはTOKYO-FMからオンエアされている「山下達郎のサンデーソングブック」という番組が工房の中にフワーっと流れています。その番組タイトルのとおり、山下達郎さんがパーソナリティとなってアメリカを中心とするオールディズナンバーや達郎さんをはじめとする日本のアーティストのスパイスの効いた楽曲を惜しみも無く聴かせてくれるとても貴重な1時間です。

ふり返ってみると、1990年代はじめのとある土曜日の「山下達郎のサタデーソングブック」から始まり、1994年春の日曜日に「サンデーソングブック」へと佇まいを変え、以来、現在まで脈々と「達郎ワールド」を20年にもわたり延々と聴き続けてきています。

さらにいえばワタシが大学生時代に佐賀県有田町で陶芸を学んで当時、達郎さんがNHK-FMの「サウンドストリート」という番組でパーソナリティを務めていた頃から「お耳の友」とさせていただいていたので、「達郎ワールド」とはかれこれ40年に及ばんとするお付き合い、です。あらためて、「そんなに長かったのね」と…。

そして師走もちょうど半ばを迎えた日曜の午後2時。TOKYO-FMから繰りひろげられる「達郎ワールド」のメインテーマは「クリスマスソング」ということで、オンエアされるビング・クロスビーの「ホワイトクリスマス」をはじめ、あまたあるクリスマスソングのオリジナルテイクを聴きながらの陶芸教室となりました。

そんな日曜の夕暮れもせまる頃、必然に、そして少々の無理汲みも込めまして、達郎さんのクリスマスソングCD「Season`s Greetings」に耳を傾けることに。

達郎さんが歌い上げる「Have Youself A Merry Little Christmas」が心に沁みます、涙、涙。そして、永きに渡ってフジテレビ「ミュージックフェア」のアレンジを担当していた服部克久さんが手がけた編曲の素晴らしさにうっとりしつつ、いつまでもワイングラスを手にし続け、気がつけば「一杯、そしてまた一杯」…。

もっぱらのビール党なのですが、この夜ばかりがワインに宗旨替え。

ご近所のお店仲間のお元気お姉さんから頂戴した「ヌーボー」をチビチビと飲らかしていたら、「あれっ、もうすぐ空いちゃうの!?。そんなに飲んだかなぁ…」、という具合で、まったく成長がありません、です。

クリスマスソングに浸る宵、想い巡らす前夜彩。

そうなのでした、この日曜日の前夜は土曜日午後7時。クルマ好きのオーナーが切り盛るご近所仲間さんからのご招待を受けてというか、半ばほとんど「乱入!?」というか、とにもかくにもこの師走2回目の「嬉し愛しき忘年会」。

まずは、こんな感じにお招きされた方々が「おもてなし」されまして。。


マスターの「今年もありがとうございました。では、乾杯!」とのご挨拶とともに「楽しい時間」がいざスタート。マスター夫妻が心を込めて作ってくれたお料理を味わいつつ、顔見知りの方々との会話とビールを堪能しているうちにアッという間に時は流れて、気がつけば女性陣待望の「おやつバイキング」‥・。

お店特製のチョコレートケーキをはじめ、義士ようかん、切腹最中、そしてご存じ鳩サブレ…etc。普段は甘いモノはめったに食べないのですが、この夜ばかりはほどほどに甘味三昧してしまった次第…。

男性陣の間では昭和時代の出来事やテレビドラマの話題でおおいに盛り上がりましたが、ヘアスタイルの話に及んだ時、お店のマスターが若かりし頃の写真を披露してくれました…。

そしてマスターは「当時、立川談志に似てると言われたことも何度かありまして…」と苦笑い。たしかに、そこはかとなく談志師匠に似ています。そして。この写真のヘアスタイルからは、若かりし頃 カーレースに参戦していた当時のマスターの「心意気」のようなものも感じられます。この写真を見た瞬間こそが、ワタシにとってこの夜に最も「ビビッ!」ときた瞬間でもありました。

この日、「師走の夜の夢」がその幕を閉じたのは午後11時過ぎ。このお店で知り合ったプロレスファンの男性にワタシからのささやかな「My Gift For You」は、「週刊プロレス 2014プロレスラー写真名鑑」。

この男性が左手にしっかりと握りしめているトロフィーは、お店のマスターからの「推定来店機会約1000回」を記念しての「お宝モノ」に他なりません。このような超常連さんに支えられているお店が、なんとも羨ましい限りです。

師走は6日の金曜日に開催された「鎌倉佐助のさんぽ市 忘年会」、そしてこの夜の「夜会」をもってして、この歳の瀬の「宴会」は「ジ・エンド」の香りが濃厚なり。いと、健康的、されど少々物足りない感もありますが、あらためて「お酒も仕事もほどほどに、そして、そこそこに」をモットーにするわが身にはまさにジャストフィットな師走となりそうな気配です。

巷では、年賀状の受付が始まり、クリスマスムードも日を追って高まってきています。そして驚いたことには早くも「バレンタイン商戦」がスタートしたとも。

クリスマス、そしてバレンタインは全く無縁ですが、年賀状だけは心を込めてお送りしたい…。されど、準備は遅々として進まず。ふとアタマの中に昭和の歌謡界にひとつの時代を築いた演歌歌手・青江三奈さんの「♪どうすりゃいいのさ 思案橋~」の歌声が耳元に響いています。あぁ、年賀状、何とかせねば。

ここで今年最後の? 拙い一句

「佐助の里の侘住まい、賀状のしつらえ姿浮かばず」 おそまつ也…。





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