鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

行く年、来る人、得る時間。メリー・クリスマスに乾杯!

2012-12-25 21:41:33 | 日記
わが家において、クリスマスや誕生日等のいわゆる「アニバーサリー」に際して特別な催しやプレゼントの交換等々はまったく縁がありません。結婚して以来それ相当の年月が経ったからということではなく、ほほ結婚当初から「記念日」なりの特別の過ごし方をしたことなど記憶がありません。いわんや、お互いの誕生日どころか、ここ数年来ウチの奥さんなどは自らの誕生日さえも忘れています。

去る19日の夜、チビッ子陶芸家さんとそのお母さんがたに集まっていただいて、ささやかながらもクリスマス・パーティを開いておもてなし‥ということは、わが家にとってはまことに「革命的」、「歴史的」な出来事にほかなりません。

というような次第にて、この12月後半の天皇誕生日からクリスマスイヴへと続く3連休も当然のことながら、私はいつものように陶芸教室、ならびに作陶。そして同居人さんも淡々とデスクワークや家事をこなしつつ静かに静かに時が流れてゆくのでした。

そして連休明けの25日、クリスマス当日も当然のことながら、日々の日常を徒然とこなす、はずが‥。

朝8時過ぎ、ふと玄関ドアを開けると。

「あれれ、この紙袋、なんだろ?」。朝5時過ぎに郵便受けに朝刊を取りにいった時には何もなかった‥。

「ひょっとして、あの二人から?」などと思いを巡らせて、テーブルの上で紙袋を開いてみると。

いやはや、なんともクルマ好きにはたまらないレアでお宝モードいっぱいのエコバッグ。そして、月をモチーフにしたマドラーセットには「田中サカエより愛をこめて」とのメッセージが。

思わずウチの二人で声をそろえて、「あの『田中さん』ご夫妻からだ!。いつもいつも、素敵なコト、してくれるネ」と、朝から心がほのぼのしたことは言うまでもありません。蛇足ながらこのご夫妻は実際には田中姓ではなく、とあるプロジェクトにて時として奥さんだけが『田中』姓を名乗ることも。本名ではなく、あえて『田中』と記すそのウイットに富んだ感じがなんとも良かった‥。街で会った時に自ら『田中です』と微笑むあの顔が浮かんできました。

『田中さん』からの予期せぬプレゼントをテーブルに広げながら、「あれれ、そういえば去年のクリスマスもあのご夫妻からの贈り物と機を一にして、あの人、そしてアイツらと会っていたような・・」との思いが。たしかにありました、こんなことが。

まずは「あの人」たちが昨年に続いて今年のクリスマスにも。
 
昨年の今頃、いわゆる「体験コース」にて陶芸をされた女性お二人。今では正式の会員さんとなり、陶芸の腕も確実に上達しています。てきぱき、サクサクと作品を制作するその様子を見ていると、「1年でここまで出来るようになるんだ‥」とあらためて驚いたりも‥。

そして続いて「アイツら」との会合のお店は、市内・名越の「登茂ゑ寿司」さん。写真右・お店の大将 木村さんが笑顔で迎えてくれます。

「アイツら」とは、私の高校時代の女友達・東京在住のフーちゃん、そして市内・材木座に住む井澤イっちゃんとご主人のアキラ君。私自身ふと冷静に振り返ってみると、若い頃からフーちゃんとイっちゃんのいわゆる「アッシー君」よろしく昼に夜にただただ命じられるままにクルマで送り迎えさせていただきましたっけ。つけ加えさせていただけるならば、今もって「アッシー君」しています。その「アッシー歴」、間もなく約40年にも及びます。いと、光栄なことです。

その二人、そしてイっちゃんのダンナたるアキラ君とともにとっても充実の「お寿司 de 望年会 at 登茂ゑさん」。

お店の大将・木村さんとアキラくんはバンド仲間という関係にして、私たちも含めて同年代ならではの共通の話題をあれやこれやとワイワイ、ガヤガヤ。こんなに美味しく楽しく、そしてカウンターの向こうに構える職人さんともども気さくに大いに語り合えるお寿司やさんはあまりないような。もちろん、握りの具合は絶品! です。

「登茂ゑ」さんでの宴が跳ねまして。次に向かった先は鎌倉駅東口ロータリーに面するかの名店!? 「不二家」さん。
 
間もなく「赤いちゃんちゃんこ」世代のわが身には、ペコちゃんのお迎えがなんとも懐かしく、そして、しっくりきます。たとえどんなにスカしてみたところで、昭和30年初期生まれにとって、クリスマスは「不二家」さんで決まり! です。なんにも変わったことをしていないホットケーキがとっても美味しい‥。

懐かしの「アイツら」との楽しい時間を経て、「来年もよろしく」との挨拶を交わして佐助ヶ谷のわが家への帰路、まだ午後9時前にもかかわらず、街には人影はほとんど見当たりません。常ならば多くのお客さんで賑わっているはずの「GARDE HOUSE」さんも閑散と‥。
 

ともあれ、師走に入ったかと思ったらアッという間にクリスマス。冬至を迎えたことすら、ついうっかり失念していました。そういえば、昨日夕刻に陶芸教室を終えた会員さんが「あぁ、なんとなく日が延びてきたかも。4時半過ぎても、まだ明るい‥」と、言葉を弾ませていました。冬至を過ぎても、まだこれからが冬本番。さりとて、日が一日ごとに長くなるにつけ、なんとなく「ひとヤマ越えた」感に包まれて、いくばくか心躍るような気にも。

今年も残り、あと7日。今宵、クリスマスの夜はこよなく愛する 山下達郎さんの「HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS」を聴いてみることに。この曲は、今から約70年ほど前のミュージカル映画「Meet Me In St.Lewis」(邦題「若草の頃)の為に作られた曲。

かつて若かった頃、気の合った友人達、そしてとっても好きだったあの人と過ごしたクリスマスの記憶を思いだしながら、

♪Have Youself a Merry Little Christmas‥。





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