ヨハネの福音書13:34
『あなたがたに新しい戒めを与えましょう。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。』
『互いに愛し合いなさい』という戒めは、新しい戒めでしょうか。
そうではないです。
レビ記19:18
『復讐してはならない。あなたの国の人々を恨んではならない。あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい。わたしは主である。』
ということばがあります。
イエス様がレビ記のことばを知らなくて、新しい戒めと言ったのでしょうか。
そんなことはないです。
それなのに、なぜ新しい戒めとして『互いに愛し合いなさい』と言ったでしょうか。
人間の愛を見た主は、それが神の言う愛し合う姿ではなかったからです。
神を信じない人でも熱い愛を持っている人は多いです。
献身的で犠牲的な愛も多いです。
そういう人でもすべての人に対して同じ愛を見せるでしょうか。
そうではないです。
自分の中に基準があります。
それ以上は愛することがないです。
限界というものがあります。
主が命じる愛は人間が考える愛ではないので、新しい戒めということばを使っています。
『わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい』と言われました。
イエス様は神の敵である私たちを愛しました。
差別のない愛で、主を見捨てた弟子たちに対しても最後まで愛しました。
そのような愛で愛し合いなさいと言われました。
【関連聖句】
第1ヨハネ4:10
『私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、なだめの供え物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです。』
【聖書通読】
-裁きと祝福-
- ヨエル書2章
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