後継者を立てる主

 

ヨシュア記1:2

『「わたしのしもべモーセは死んだ。今、あなたとこのすべての民は立って、このヨルダン川を渡り、わたしがイスラエルの人々に与えようとしている地に行け。』

 

日本の中小企業の深刻な問題は後継者不足です。

素晴らしい技術と設備があり、教える人もいるのに、それを受け継ぐ後継者がいないことで閉じるしかない会社がたくさんあります。

 

これは本当にもったいないことだと思います。

長い時間、忍耐しながら技術を学ぼうとする人が減ったからだと思います。

 

日本の教会も後継者不足で、牧師がいない教会も年々増えています。

これも教会の存続に関わることなので深刻です。

 

神様は、神様の計画に必要な者を準備し訓練します。

モーセの後継者ヨシュアも４０年間訓練しました。

 

ヨシュアは自分がモーセの次にイスラエルの民を導く指導者になることを知りませんでした。

しかしヨシュアは４０年間モーセに忠実に仕えていました。

 

そして神様は彼を後継者として任命し、立てました。

自分に与えられた働きを忠実にこなしていたら、神様はその人に神様の重要な働きを任せます。

 

後継者を立てて下さいと祈ることも必要です。

 

【関連聖句】

第1テモテ3:8-9

『執事もまたこういう人でなければなりません。謹厳で、二枚舌を使わず、大酒飲みでなく、不正な利をむさぼらず、

きよい良心をもって信仰の奥義を保っている人です。』

 

《 ３分バイブルボイス  》

【人生】二つの道、どちらを選ぶのか：詩篇1編

守るべき禁止事項

 

ヨシュア記23:7

『あなたがたは、これらの国民、あなたがたの中に残っているこれらの国民と交わってはならない。彼らの神々の名を口にしてはならない。それらによって誓ってはならない。それらに仕えてはならない。それらを拝んではならない。』

 

信仰生活にはすべきことと、してはいけないことがあります。

神様は愛する子どもたちを守るため、また信仰の益のために、多くのことばを与えました。

 

その中で毎日悪い事を見ていると、良心がマヒされて悪く感じなくなります。

 

罪も同じで、罪を楽しんでいる人と一緒にいると、知らぬ間に自分もそれに巻き込まれますので、罪のあるところには行かないことです。

若者の間に麻薬を使う者が増えました。

 

誘惑されて行った場所で、その味を覚え、中毒になります。

誘惑があるところには危険なものが多いです。

 

偶像の名を呼んで、それを拝んではいけないです。

聖徒は神のみを信じて、神だけに礼拝をします。

 

カナンの地に入ったイスラエル民族は神のことばに従いましたが、いつの間にか、その地の人々が信じる偶像の神々まで拝むようになりました。

 

同時に神と偶像を信じたので、神の厳しいさばきを受けました。

信仰生活を守るためには、禁止事項も守ることです。

 

【関連聖句】

ヨシュア記24:14

『今、あなたがたは主を恐れ、誠実と真実をもって主に仕えなさい。あなたがたの先祖たちが川の向こう、およびエジプトで仕えた神々を除き去り、主に仕えなさい。』

 

《 ３分バイブルボイス  》

【祈り】重荷を分かち合う

霊的分別力があったラハブ

 

ヨシュア記2:11

『私たちは、それを聞いたとき、あなたがたのために、心がしなえて、もうだれにも、勇気がなくなってしまいました。あなたがたの神、主は、上は天、下は地において神であられるからです。』

 

ラハブは霊的分別力のある女性でした。

霊的分別力がなかったならば、彼女は他の人と同じ行動をとったと思います。

 

ラハブはイスラエルの神の噂を耳にしました。

その神がなさった御業を聞きました。

 

そこでラハブは、その神は自分たちが信じる神とはまったく違う真の神であることを知りました。

その後、彼女は神の計画を知りました。

 

計画通りのことをなさる神であることを知って、彼女は神のみこころに適うことをしました。

そして偵察に来た二人を自分の家に隠し、無事に帰らせました。

 

神は彼女の信仰と行動を覚えて下さり、町を滅ぼした時に、彼女と家族全員を助けて下さいました。

 

霊的分別力と決断ある行動は、自分や自分の家族のいのちを災いの時に助けることが出来ます。

 

【関連聖句】

使徒の働き13:22

『それから、彼を退けて、ダビデを立てて王とされましたが、このダビデについてあかしして、こう言われました。『わたしはエッサイの子ダビデを見いだした。彼はわたしの心にかなった者で、わたしのこころを余すところなく実行する。』』

 

《 ３分バイブルボイス  》

【忍耐】雑草のように

失敗から立ち上がる

 

ヨシュア記8:1

『主はヨシュアに仰せられた。「恐れてはならない。おののいてはならない。戦う民全部を連れてアイに攻め上れ。見よ。わたしはアイの王と、その民、その町、その地を、あなたの手に与えた。』

 

信仰の人でも、霊の人でも油断すると失敗します。

 

民の指導者ヨシュアはいつも神のことばに聞き従って行動したので、どんなに強い敵と戦ってもずっと勝利を収めていました。

すると勝利するのが当たり前のように思われてきました。

 

彼だけでなく民も同じ思いになりました。

そこで小さい町アイとの戦いの時には、神に祈りもせず、民の意見だけを聞いて、戦いに臨み、初めて３６人も死者が出ました。

 

勝利すると思っていたのに、敗北したことでみんなはショックを受け、神のせいにして訴えました。

しかし神からのことばで、失敗の原因は自分たちにあることが分かりました。

 

それで問題の原因を取り除くと、神は彼らに命令を下しました。

それに従った時に勝利しました。

 

自分たちが失敗した時も、神のせいにせず、まず自分に原因があるかどうかを先に調べることです。

原因を取り除くならば、主からの恵みを受けることが出来ます。

 

【関連聖句】

箴言24:16

『正しい者は七たび倒れても、また起き上がるからだ。悪者はつまずいて滅びる。』

 

《 ３分バイブルボイス  》

【悔い改め】悔い改める者に与える神の恵み：詩篇103編

身をきよめなさい

 

ヨシュア記3:5

『ヨシュアは民に言った。「あなたがたの身をきよめなさい。あす、主が、あなたがたのうちで不思議を行なわれるから。」』

 

聖書には『身をきよめなさい』ということばがよく出てきます。

身をきよめるための行為は色々ありますが、一番は心の聖潔です。

 

第1ペテロ1:16

『それは、「わたしが聖であるから、あなたがたも、聖でなければならない」と書いてあるからです。』

 

心を汚すものは罪です。

ですから罪に対しては妥協せず、『どんな悪でも捨てなさい』と主から言われました。

 

聖なる神を信じる人たちは『聖でなければならない』と要求されています。

心とことば、行いを聖潔にすることが身をきよめることです。

 

別のことばも紹介します。

 

へブル12:14

『すべての人との平和を追い求め、また、聖められることを追い求めなさい。聖くなければ、だれも主を見ることができません。』

 

主を見るためにも聖くなることが大切です。

 

【関連聖句】

ルカの福音書1:74-75

『われらを敵の手から救い出し、われらの生涯のすべての日に、きよく、正しく、恐れなく、主の御前に仕えることを許される。』

 

《 ３分バイブルボイス  》

【心】殺人者の良心に変化が：創世記42章