Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

今年のトニー賞

2023-06-13 | Weblog

トニー賞の受賞作品が決まった。私は3月にセゾン文化財団のサバティカルで久しぶりにニューヨークにいたので、何本かの受賞作を観ている。

ドラマ部門作品賞は『レオポルトシュタット』だった(写真)。この作品は去年〈ナショナルシアターライブ〉でロンドン版を観て、たいへん感銘を受け、3月にニューヨークでアメリカ版の生の上演も観たのだが、やはり他と比べても堂々とした作品だったのではないか。ヨーロッパのユダヤ人の家族たちの話がアメリカの人たちにどう見えるかというのもわからないが、国境を越えた物語でもあるということだろう。パトリック・マーバーの演出賞、ブランドン・ウラノヴィッツの助演男優賞、ブリジット・ライフェンシュトゥールの衣裳デザイン賞も。

実はミュージカル作品賞を受賞した『キンバリー・アキンボ 』も観ている。脚本賞(デヴィッド・リンゼイ=アベアー)や楽曲賞も受賞している。主演女優賞のヴィクトリア・クラークの「老婆で少女」も、チャーミングだった。印象は良かったけど、小品というイメージもあったのだが、若者たちの芝居でもあるので、いきいきとしていたとは思う。

両作品は、ニューヨークならではの方法で格安チケットを入手して、観ることができた。昔に比べるといろいろなシステムができていた。

ショーン・ヘイズ が主演男優賞を受賞した『グッドナイト、オスカー』は観られなかったが、作者はダグ・ライト。かつてダグがトニー賞を受賞した作品『アイ・アム・マイ・オウン・ワイフ』は、私が燐光群で日本初演し、ダグを日本に招聘した。ダグはディズニー版『リトル・マーメイド』の作者でもある。後にトニー賞を取ることになるリサ・クロンの出世作『2.5ミニットライド』を20年前に日本初演したのも私・燐光群で、その時もリサを日本に招いて講座やワークショップを開いた。他にも紹介しているものは幾つかあり、考えてみると私らは、アメリカ演劇紹介にずいぶん貢献している。というか、そんなふうに、関わった人たちが、のちのち大成していたりするのである。

今年のトニー賞に戻る。照明や美術、音響等で受賞した『ライフ・オブ・パイ』も観た。これ、日本人が演じる日本版を作るのは、結構たいへんなことになるだろう。どういう意味かは、考えてください。

3月に観たブロードウェイでは、私は『人形の家』が面白かったけど、受賞はなく、やはりちと地味だったのかもしれない。

現在稽古中の『ストレイト・ライン・クレイジー』も昨年アメリカで上演されたが、上演会場がオフ・ブロードウェイだったので、ブロードウェイ作品のためのトニー賞の対象にならず、関係はなかった。舞台がニューヨークであるロンドンの劇がニューヨークで上演されるというのも、不思議な感じだったのだろうなと思う。

翻訳家の広田敦郎さんと、そんなニューヨーク演劇の魅力を伝える〈ニューヨーク演劇案内〉みたいなアフタートークを、『ストレイト・ライン・クレイジー』上演中に開催するつもりである。もちろん『ストレイト・ライン・クレイジー』の翻訳家・常田景子さんとのアフタートークも別な日に行う予定です。日時はもう少しお待ち下さい。

『ストレイト・ライン・クレイジー』上演情報。前売り開始しました。

http://rinkogun.com/Straight_line_crazy.html

 

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稽古が始まっています

2023-06-12 | Weblog

稽古が始まっています。

『ストレイト・ライン・クレイジー』。

久しぶりの劇団公演です。

 

7月14日(金)〜30日(日)

下北沢ザ・スズナリ

 

作 デヴィッド・ヘア   

翻訳 常田景子   

演出 坂手洋二

出演○大西孝洋 猪熊恒和 森尾舞 武山尚史 南谷朝子 鴨川てんし 川中健次郎 中山マリ 

坂下可甫子 遠藤いち花 樋尾麻衣子 尾形可耶子 西村順子 徳永達哉 瓜生田凌矢 島藤昌代

 

撮影・姫田蘭。

 

上演情報。前売り開始しました。

http://rinkogun.com/Straight_line_crazy.html

 

 

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禁断症状は出なかったが

2023-06-12 | Weblog

広島に行っている知り合いからお好み焼きの写真が届く。昼間。腹が減っているときに、もう!であった。SNS社会ならでは。岡山育ちの私はお好み焼きといえば関西より広島方面なのだが、一ヶ月に一度位は食べないと寂しいなあ、禁断症状が出てしまうなあ、などと思っていたが、じっさいは、三ヶ月以上食べていないことも、よくある。昨年冬から春にかけてもまったく食べなかったが、禁断症状は出なかった。写真は、四ヶ月ぶりくらいに食べた岡山のお好み焼きの断面。半分食べたところだが、あまり上手に撮れなかったこともあるが、この断面を見て、おいしそうだと思うかどうかは、また微妙なところ。おいしかったです。

 

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アンペルマンの女子キャラについて

2023-06-11 | Weblog

ベルリンの「信号機くん」ことアンペルマン。

帽子を被った紳士?の形のマークだったが、アンペルマンが男性だけなのはいかがなものかということになったようで、新たに女子キャラが登場していた。

赤信号は「止まれ」の新バージョンに、髪の毛とスカートで女の子の姿のものが加わったようだ。
 
女の子のときは、赤ではなく、ピンクという言い方も、聞いた。
 
写真は、アンペルマンショップに並べられていたお弁当箱で、じっさい、ピンクである。
 
男子が青系、女子が赤系、という決めつけも、そのうち不適切だということになるだろう。
 
そういうことも変革されて然るべきだが、青は進め、赤は止まれという、信号の色じたいは、周知されずに変えてしまうと事故を招く可能性があり、危険だろう。
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いよいよ本日。『沖縄、再び戦場へ(仮題)』スピンオフ 二回め上映会 トークゲストは 石原岳 さん

2023-06-10 | Weblog
今日の上映会トークゲストは、石原岳 さん。
 
三上智恵監督 新作『沖縄、再び戦場へ(仮題)』スピンオフ作品第二回めの上映会、本日夜七時から。梅ヶ丘BOXです。
 
写真は、一昨年の、高江。
言葉にならないけれど、言葉にしなければと、という考えの中にいます。
私も十数年通った人間の一人として、いろいろなことを思いますが、とにかく、人は、生きています。
 
できることは限られていますが、やっていきます。
 
 
 
 
石原岳 さんは、三上智恵監督の『標的の村』に登場していた、お父さんたちの一人です。
 
上映会後に、この映像についてだけでなく、いまの沖縄について、語っていただきます。
というか、三上監督も言われているように、語り合う「場」にしたいと思います。
 
このスピンオフ作品を見逃されていた方も、石原岳さんに会いたい、という方も、ぜひぜひいらしてください。
 
 
[三上智恵監督 新作『沖縄、再び戦場へ(仮題)』スピンオフ作品 上映会]
■上映日時|
2023年6月10日(土) 19:00〜(予定)
*上映後にトークセッション開催
■会場|梅ヶ丘BOX
■会場住所|世田谷区梅丘1-24-14 フリート梅丘B1F
□入場料金|無料
□備考|事前申込不要
 
— — — — —
 
*トークセッションゲスト:石原岳(いしはらたけし)さん
 
沖縄県東村高江在住。エレキギター エフェクターペダル即興演奏家。沖縄を中心に日本各地で演奏。演奏と電圧を同期させて電球を明滅させるパフォーマンスをする。2011年5月 1stアルバム『Yoru no Kazoku』、13年1月 2ndアルバム『発酵する世界』リリース。
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中村哮夫さん、ありがとうございました

2023-06-08 | Weblog
連日の稽古で雨の中、ようやく帰り着いた夜、演出者協会でお世話になった大先輩・中村哮夫さんご逝去の連絡を受ける。
 
ああ。
 
5月28日、老衰のためだった。91歳という。
 
中村さんは数年前より施設に入られていたが、2021年夏、そこから抜け出して、星陵会館まで、私の演出・出演した『悪魔をやっつけろ』を、観に来てくださった。松元ヒロさんとのアフタートークもあった終演後、ロビーに残ってくださっていたので、コロナ禍の中だったが、かなり長くお話しした。信じられないくらいの大絶賛をいただいた。
 
彼が演出した商業演劇の代表作、『ラ・マンチャの男』をかなり特別な感じで見せていただいたことも、昨日のことのように覚えている。この頃のことは、面白すぎて、あるいは、せつなすぎて、なかなか記せないのである。いやはや。
 
いつも励まし、応援してくださった。私を特別扱いしてくださる方だった。
苦しいことがあっても、いつも明るく振る舞われていた。演出者協会が「仲間たちの会」であることを、体現されていたのだ、と思う。
 
本当にありがとうございました。
 
 
・・・・・・・・・・・・・

以下は、日本演出者協会がまとめた、中村哮夫さんの仕事の歴史

中村哮夫さんは、1931(昭和6)年9月15日生まれ、東京都のご出身です。
慶応義塾高等学校二年生の時に、新任の英語教師として赴任した加藤道夫の授業によって演劇に目覚めたとのことでした。その後、慶應義塾大学文学部で久保田万太郎に学び、卒業後の1954年に、東宝撮影所助監督になり、黒澤明監督に師事。1962年に東宝演劇部に移籍し、劇作家であり東宝演劇担当役員の菊田一夫に師事し、菊田一夫演出作品の多くで演出補を担当。日本のミュージカルの黎明期であり、ストレートプレイだけでなく、ミュージカルの演出も学ばれました。

1963年5月に山口瞳の『江分利満氏の優雅な生活』で演出家としてデビュー。10月には、初のミュージカル『カーニバル』を演出されています。その後の話題作として、『心を繋ぐ6ペンス』(1966年芸術座、1967年帝劇)、『ファンタスティックス』(1967年芸術座他)、『王様と私』(1968年〜1999年 帝劇他)、『ラ・マンチャの男』(1969年〜2001年帝劇他)ミュージカル『歌麿』(1972年)等多くの東宝ミュージカル、帝劇歌舞伎などの演劇作品の演出を手掛けられました。小劇場ジァン・ジァン版『ファンタスティックス』、コマ劇場での『その男ゾルバ』や、2001年初演のわらび座での創作ミュージカル『アテルイ』、2004年の『銀河鉄道の夜』はミュージカル人生の中でも特に印象深い作品だと語られていました。

日本演出者協会では貴重な商業演劇の会員として、理事・監事・評議委員を歴任して下さり、また事業においても、長野県清里や飯田での演劇大学でミュージカル講座を担当されています。日本の近代戯曲研修セミナーでは、開始した2009年に久保田万太郎『釣堀にて』、
2016年に加藤道夫『なよたけ』を提案され、戯曲リーディングの演出も行われています。
また戯曲セミナーでは出演や戯曲分析などにも積極的に参加して下さいました。国際演劇交流セミナーでは、開始した1999年のハンガリー特集においてモルナールの『リリオム』のレクチャーを担当されています。この講座内容は、年鑑・ホームページに掲載予定です。

1997年に、永年のミュージカルにおける演出の功績に対して、第二十二回(1996年度)菊田一夫演劇賞特別賞を受賞されました。

育成の仕事として、長年、青二塾の講師を務められました。文筆活動として『久保田万太郎-その戯曲、俳句、小説』を出版され、また「春灯」同人としても活動されました。俳号は中村嵐楓子(らんふうし)。
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駅構内からも反対側へ渡れます

2023-06-08 | Weblog

いちど踏切が降りると、下手すると十分以上開かなくなる、某駅ホーム横の某所。

「駅構内からも反対側へ渡れます」という親切な表示が、踏切バーに。

一応伝えましたからね。踏切開かないのにそのまま待っているのは、あなたの判断なのですよ、それでいいならどうぞ、と突き放された気分。

 

駅構内というのは、駅改札が線路上なので、階段で改札前を通って線路を渡る。

自転車はエレベーターを使わないといけない。

障害をお持ちの方や高齢の方に譲っていたら、自転車はそうおいそれと二回のエレベーター使用はできない場合も出てくる。

 

悩ましいのも困るが、まあ結局、あなたの判断、あなたの責任なのですよ、といわれている感じばかりが残る。

 

毎日の稽古場への行き来が始まっている。

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アンペルマンはクマではないベルリンのマスコット

2023-06-07 | Weblog
アンペルマンは、旧東ドイツの歩行者信号機で使われていた、そして今も使われている、帽子を被った人の形のマークの名前、である。青信号は歩く人影。赤信号は「止まれ」と両手を開いて立ちふさがる姿。二十年前のベルリン公演の時から、印象的だった。その後、日本語では「信号機くん」と呼ばれるのを、聞いた。
東西ドイツ再統一に伴い、置き換えられる予定だったが、愛らしく親しまれてきたことと、デザインじたいの魅力から撤去を免れたのだ。信号機の光源がLED化してもデザインが承継され、現在もベルリンの80%以上の信号機がアンペルマンなのだそうである。
 
前のプログで
「ベルリンのマスコットはクマなのだ。
だからベルリン映画祭(写真)のシンボルもクマで、.
賞の名前も 金熊賞、銀熊賞、ということになっている。はずである。」
と、記したら、
 
「そうです。横断歩道の信号も熊です」
と、ベルリン在住の内橋和久氏。
 
しかし、ベルリンの信号標識は「アンペルマン」なので、
 
「アンペルマンもクマの一種?」と返すと、
 
「ああああ、間違えた。アンペルマンは熊じゃないっす」とのことでした。
 
人の形のように見えて、じつはクマだったら! と思ったが、クマではないそうで、安堵。
 
 
アンペルマンは、シャツ、バッグ、ステッカーやマグカップなど600種のグッズがアンペルマン専門店でベルリン土産として売られている。(写真)
 
ベルリンに行ったことはあるので、この信号機の人型は知っていたが、この存在について「信号機くん」という呼び名で教えてくれたのは、ベルリンに十五年以上前に留学中だった劇作家の棚瀬美幸さんだったと思う。
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ベルリンはクマなのだ

2023-06-07 | Weblog

ベルリンのマスコットはクマなのだ。

だからベルリン映画祭(写真)のシンボルもクマで、.

賞の名前も 金熊賞、銀熊賞、ということになっている。はずである。

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映画祭

2023-06-06 | Weblog

カンヌ映画祭が賑やかな話題だったが、今年はベルリン映画祭で何本かの映画を観たのである。

映画祭はいいなあ、と思った。

 

東京国際映画祭は、あまりにも縁がなかった。

いや、本当に、街の話題になっていないよね、毎年。

残念なことである。

 

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是枝裕和監督『怪物』について思うこと

2023-06-05 | Weblog

是枝裕和監督最新作の映画『怪物』について思うことは、多々あるが、とにかく、映画を未見である方は、この文を読まない方がいいです。

端的に言えば、観るべき映画です。この時代にこの映画があった、ということを、共有する価値のある作品であることは、疑いがない。ちゃんと作ろうとしているし、様々な工夫の甲斐はあったと言えるだろう。肯定的な意見が多くて当然だと思う。

ただ、この映画、カンヌ映画祭で、脚本賞以外にもう一つ賞を取っているのですが、この賞の名前がどういう意味かがわかる人は、もう、映画の内容がわかってしまうので、幸いまだ知らないという方は、その賞のことも、映画を観終えるまでは、知ろうとしない方がいいです。

 

「怪物」というタイトルが適切かどうかはともかく、「モンスターペアレンツ」という言い方が流通していることを背景にこのタイトルが選ばれたらしいことは、前半の展開で容易に想像されてしまうので、それがどうも引っかかりを感じてしまう第一歩には、なりました。個人的には。

あと、偶然と、予定調和的なご都合の部分、説明のための設定、が、多すぎるのも、事実。「作りすぎ」であるとも言える。なのに後半、前半三分の一を重く担っていた安藤サクラの役の展開に、もう一ひねりがないのも、どうかなと思う。

 

あとは、見当違いかもしれないが、ジャニーズ事務所や子どもの時から「演じる」ことを当然とされている歌舞伎界のことが取り沙汰される今、未成年の子たちにこういう役をさせることの是非を問う声も、出てきかねない。

というか、本当に、時代は混迷しているのか、これまで露出していなかったことがあからさまになっているのか、是か非かを越えて、とにかく直面させられている「現実」を、私たちは見据えていくしかない。いや、描かれているある部分は、事実としてずっと「現実」にあったことで、この作品に限らず、私たちが、それにきちんと向き合う時期にきているということなのだろう、とも、思う。

 

こんなことは滅多に言わないのだが、ある場面の、カメラの動きが気になる。ここはフィックスであるべきだろう、という場所がある。私の誤解か、タルコフスキー好きすぎるからかも、しれない。わかる人にはすぐわかると思うが。

結局、「思うこと」の何分の一も、語れていない気がするが、まあ仕方ない。

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新宿御苑、放射能汚染土持ち込み反対 リーフレットの画像データです ②

2023-06-04 | Weblog

新宿御苑、放射能汚染土持ち込み反対 リーフレットの画像データです ②

大いに拡散してください。よろしく。

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新宿御苑、放射能汚染土持ち込み反対 リーフレットの画像データです ①

2023-06-04 | Weblog

新宿御苑、放射能汚染土持ち込み反対 リーフレットの画像データです ①

大いに拡散してください。よろしく。

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久しぶりの誌面への対談

2023-06-04 | Weblog

ここ数日、他の仕事と並行しながら、某先輩演出家との、長い対談の文字起こしの校正をしていた。

その時はなんだかうまくいっていない気がして、申し訳ないな大丈夫かなと思った対談だったのに、結果として、なんだか面白いものになっていた。ような気がする。

初めての対談ということもあるだろうし。相互の仕事自体は、まあ、畑違いと思われて当然かもしれないし。いや、そうでもないかもしれないが。それにしても、対話に、思いがけず、ふだん使わない筋肉やら神経が使えていたのだろう。

というか、その人の演出された仕事を、私はこの二十年余、いろいろ見ていて、置かれている状況の中でこれをこうできるということ自体への評価も含めて、敬意を抱いていた面があるので、そういう相手を尊重する何かみたいなことが大切なのだろうという気もする。演劇というややこしい仕事を、継続しなければ倒れてしまうようなこの仕事を、真摯に取り組んでこられた方なのである。私とはフィールドや方向性が違うということになるのだろうが、その人の仕事の着実さを、頼もしく見ていた面が、あるのである。

この対談は、世に出たら、報告致します。

 

これまでの体験からして、雑誌に載った対談というのは、忘れ去られやすいものである。かつて別役実さんと語りあった二十数ページの対談は、特にベケットに関心のある人に、いやいやそれ以外にもいろいろな人にも、読んでほしいと思うのだが、なかなかあの雑誌は、今やバックナンバーも、手に入らないだろう。

 

写真は、何日か前、日本酒を飲ませる店でいただいた、サバサンド。

日本酒に合うサンドイッチが、確かに、ここに。なんだか知らんが、トルコ料理がもとになっているという。

対談の話題とは、何の関係も、ない。失礼しました。

 

牛窓のサバサンドについて記した記事

 https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/4d729adb517dfb72a37da57ab8352b47

 

 

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いよいよ本日!! SAVE the 御苑 新宿東口ぐるりデモ 6月4日 日曜日 14時から

2023-06-04 | Weblog

いよいよ本日!! 

新宿御苑への放射能汚染土持ち込みに反対する会、SAVE the 御苑 新宿東口ぐるりデモ。

 

本日 6月4日 日曜日は、天候に恵まれそうです。

 

14時から。新宿アルタ前、アピール。

デモコースは、東口広場から大ガードへ降りて右へ。歌舞伎町前の靖国通りを伊勢丹メンズ館、明治通りへ右折。3丁目交差点を過ぎて南口下を左の新宿門方向へ。遊歩道沿いに行って2丁目へまた左。新宿公園でYMO風に散開。

 

お気軽にご参加ください。

 

 

幟の絵は、石坂啓さんによるものです。

写真は、5月16日、汚染水放出阻止の全日行動での、日比谷野音のデモ前集会のさいのもの。

 

新宿御苑への放射能汚染土持ち込みに反対する会

https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/f23c8e9bf960237ef4ebe19b136241ac

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