Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

稽古場 『ストレイト・ライン・クレイジー』

2023-06-26 | Weblog

稽古を続けている。

当たり前のことだが、劇団にはいろいろな人間がいる。

二十代の新人も、七十代の先輩も。

 

『ストレイト・ライン・クレイジー』は、皆が同時に舞台に立つ。

 

写真は、二週間前の稽古なので、まだ台本を持っている。撮影・姫田蘭。

もちろん、皆、マスクをつけている。

 

『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』はコロナ禍下の厳しい上演となり、座組内に感染者が出て、20ステージの予定中、8ステージしかできなかった。否、初日から中止になり開幕できず、なんとか8ステージやれただけでも、奇跡のようなものだったかもしれないのだが。今年もまだまだ注意深く稽古しています。

 

『ストレイト・ライン・クレイジー』は、燐光群の創立40周年記念公演第1弾。
 
『ストレイト・ライン・クレイジー』は、ニコラス・ハイトナー演出、レイフ・ファインズ主演により、2022年に初演されました。ニューヨークの「都市計画」史にまつわる「報告劇」の手法を折り込みながら、作者デヴィッド・ヘアが物語型のストレイト・プレー『スカイライト』『エイミーズ・ビュー』などの醍醐味をも存分に発揮、昨秋〈ナショナルシアターライブ〉上映でも好評を博した、最新作です。
主人公は、現代アメリカの都市計画を推進したカリスマ行政官ロバート・モーゼス。アメリカじゅうに公園や道路を多く建設し、スラムをなくし、文化施設リンカーンセンターを建造、国連をニューヨークに誘致するなどして、市民の生活を変えました。彼が実現した都市形態の多くは、現在もそのまま残され、運用されています。世界都市ニューヨークのマスタービルダー(創造主)と称された彼は、全長627マイルの高速道路を建設し、直線狂(ルビ : ストレイト・ライン・クレイジー)とも呼ばれていました。政治家でも実業家でもない立場であるにもかかわらず、彼は計画の実現に腕力をふるい、時に「民主主義」の味方とされ、またあるときは傲慢な野心家と揶揄されることもありました。その半生の光と影を、ジェイン・ジェイコブズらモーゼス以外の実在の登場人物たちの姿と共に、描きだします。
 

7月14日(金)〜30日(日)

下北沢ザ・スズナリ

 

作 デヴィッド・ヘア   

翻訳 常田景子   

演出 坂手洋二

出演○大西孝洋 猪熊恒和 森尾舞 武山尚史 南谷朝子 鴨川てんし 川中健次郎 中山マリ 

坂下可甫子 遠藤いち花 樋尾麻衣子 尾形可耶子 西村順子 徳永達哉 瓜生田凌矢 島藤昌代

 

上演情報。前売り開始しました。

http://rinkogun.com/Straight_line_crazy.html

 

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