Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

選挙に行かないなんてありえない

2016-07-10 | Weblog
選挙に行かないなんてありえない。
まさか行っていない人いないよね。
まさかね。

あと、選挙についてマスコミ等にいろいろ私見を並べた識者の皆さん、きちんとご自分なりに考えてきっちり「争点」を挙げなかったことで、それが「争点隠し」に一役買ってしまっていることを、ゆめゆめお忘れなく。
そういうものかと思わせてしまいます。特に若者向けですが、罪作りなことです。

まあ、有権者は自分でちゃんと考えるしかないのでしょうけれど。



※写真は全然関係なくベトナムの仲間たち。シビウの街角。
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自民党「学校教育における政治的中立性についての実態調査」の狂気

2016-07-09 | Weblog
自民党「学校教育における政治的中立性についての実態調査」というものが発表されている。

「子供たちを戦場に送るな」と主張することが「中立性を逸脱した教育」なのだそうだ。
そして、隣組よろしく、「不適切な事例を具体的(いつ、どこで、だれが、何を、どのように)に記入してください」として、相互監視体勢を推奨している。

以下、その調査の呼びかけ文

党文部科学部会では学校教育における政治的中立性の徹底的な確保等を求める提言を取りまとめ、不偏不党の教育を求めているところですが、教育現場の中には「教育の政治的中立はありえない」、あるいは「子供たちを戦場に送るな」と主張し中立性を逸脱した教育を行う先生方がいることも事実です。
学校現場における主権者教育が重要な意味を持つ中、偏向した教育が行われることで、生徒の多面的多角的な視点を失わせてしまう恐れがあり、高校等で行われる模擬投票等で意図的に政治色の強い偏向教育を行うことで、特定のイデオロギーに染まった結論が導き出されることをわが党は危惧しております。
そこで、この度、学校教育における政治的中立性についての実態調査を実施することといたしました。皆さまのご協力をお願いいたします。
※以下、政治的中立を逸脱するような不適切な事例を具体的(いつ、どこで、だれが、何を、どのように)に記入してください。

http://archive.is/FysFM#selection-109.1-115.64

(この内容のページは党のサイトから削除したようだが)

⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯

産経新聞によれば、教職員の政治活動に罰則を与える自民の「特例法改正案」が秋の臨時国会にも提出されるという。
教育者の理念や子供たち生命・平和への希求を、国が「中立性を逸脱した教育」であるとして、裁こうとしているのだ。

自民党は五月、今夏の参院選から選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられることを踏まえ、公立高校の教職員の政治活動を禁じる教育公務員特例法を改正し、罰則規定を設ける方針を固めた。早ければ今秋の臨時国会に改正案を提出している。同法は「政党または政治的目的のために、政治的行為をしてはならない」とする国家公務員法を準用する規定を定めているが、罰則がないため、事実上の「野放し状態」(同党幹部)と指摘されていたという。
改正案では、政治的行為の制限に違反した教職員に対し、「3年以下の懲役又は100万円以下の罰金」程度の罰則を科することを想定している。
また、私立学校でも政治的中立性を確保する必要があるとして私立校教職員への規制も検討する。これまで「国も自治体も、私立には口出ししない風潮があった」(同党文教関係議員)とされるが、高校生の場合は全国で約3割が私立に通学する実情があるとしている。
党幹部は「私立でも政治的中立性は厳格に守られなければならない」と指摘。小中学校で政治活動をした教職員に罰則を科す「義務教育諸学校における教育の政治的中立の確保に関する臨時措置法」を改正し、私立高の教職員にも罰則を適用する案が浮上している。
日本教職員組合(日教組)が組合内候補者を積極的に支援するなど選挙運動に関与してきた過去を踏まえ、組合の収支報告を義務付ける地方公務員法の改正についても検討するという。

⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯

1969年、当時の文部省は学生運動の激化の中で、「高等学校における政治的教養と政治運動」と題する通達を出した。そこでは、未成年者が政治的活動をすることを、「教育上望ましくない」として禁止した。その後も一貫してこの方針は維持され、校内での反戦署名が禁止されたり、文化祭で原発を取り上げることも忌避される事態が報告されてきたことは私たちも知っている。
文科省は2015年10月に、選挙権年齢引き下げを受けてこの「69通達」を変更、校外の政治活動について解禁をすることになった、と一度は報道された。
ただし翌16年1月、事前に学校に対して政治活動に参加することを申告することを求める〈届出制〉については、「教育目的達成の観点から必要かつ合理的な制約を受ける」として容認するとの問答集を出したのだ。
十八歳選挙権の時代になっても、基本的な考え方には変更がない。

教員にも、生徒にも、「表現の自由」が与えられない。
「平和」を唱えることが「偏向」になるのは、おかしい。
憲法違反である。
こうした動きは、「憲法を現状に合わせる」という、自民党の強引なやり方の反映なのであろう。

⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯


写真は、本文とはまったく無関係だが、ベトナムで結城座の皆さんが行った人形指導。正しい教育である。
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参議院選挙 平和憲法を守りたい 「死に票」を避けたい

2016-07-08 | Weblog
いちいち返事をするのが難儀なので答えておくと、今回の参議院選挙の投票は、選択がなかなか難しいです。
そう思っている人が多いようです。「死に票」になることを避けたいからでしょう。

私は、自民党・与党の「改憲勢力」には、入れません。当たり前です。

自民党改憲草案は認めてはなりません。現憲法をどう改悪しているか、以下を見てご自分で判断してください。
http://editorium.jp/blog/wp-content/uploads/2013/08/kenpo_jimin-souan.pdf
これは、知り合いに教えられたものですが、現行の日本国憲法のテキストに対し、自由民主党の日本国憲法改正草案に従って変更を加え、その変更箇所を MS Word の校閲機能で表示したものです。

端的に言えば、自民党の憲法改正草案では「基本的人権」九十七条が削除されています。
「日本国憲法 第十章 最高法規 第九十七条 この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。」
これをなくすことを許せるでしょうか。なんの説明もなく国民の「基本的人権」を権力に奪わせていいはずがありません。

「緊急事態条項」が新規創設され、発動されれば、国会のもつ立法権も予算権も内閣が握り、その権限が極端に強化され、同時に国民の基本的人権が停止されてしまいます。「ナチスと同様の手法」で政府に権力が集中し、独裁権力が確立されてしまうことになります。
与党は「緊急事態」の一つである災害時のことを持ち出して国民の不安を煽り騙そうとしていますが、現行法でも災害に関する法律は完備されているので「緊急事態条項」が必要ではないかと惑わされてはなりません。

日本は「戦争のできる国」になろうとして、アメリカに乗っかり、国際社会の中で「強がる子ども」として嘲笑されています。
そして、明らかに「殺す側」に立とうとしています。
「テロ」の対象にされることも仕方がない、というのでしょうか。
そもそもそれは安倍総理がイスラエルと手を組むことを世界に宣言したことが原因です。ジャーナリストの後藤健二さんや、在外邦人への襲撃、すべては安倍政権に責任があります。安倍総理は昨年一月イスラエルで、ユダヤ教のキッパを被ってお祈りなどし、経済連携強化を宣言、「イスラエルと日本は同盟を組んだ」ととられても仕方のないことをしました。その宣戦布告ともとれる宣言の後に発表された「イスラム国」のメッセージは、「日本政府よ。(中略)安倍(首相)よ、勝ち目のない戦争に参加するという無謀な決断によって、このナイフは健二だけを殺害するのではなく、お前の国民はどこにいたとしても、殺されることになる。日本の悪夢が始まる」となっています。これがバングラデシュでの法人に対するテロの要因です。
日本政府はちゃんとした外交策を持っていない。金のばらまきと戦争に向かう姿勢でそれを補おうとしていることで、海外で働く人たちの立場を追い込んでいるのです。

また、現政権は、武器を作って売ることのできる国になろうとしています。先日の、日本がイスラエルと組んで無人戦闘機を開発しようとするニュースが、海外でどのように受け取られているか、考えてみればわかります。日本を本当に戦争当事国にしてしまっていいのか、ということです。

言論の統制もかけられています。「平和」という言葉がついたら「政治的に偏っている」と言われるような時代が来るとは、考えたこともありませんでした。
文化に対する取り組みにも歪みがあります。文化芸術振興基本法などができたにも関わらず、反映されているとは言いがたい現状です。 
現政権は、教育方針自体が異常です。戦前の「国家に奉仕する教育」に変えようとしているのです。

自民党の経済政策が成功していないのはもちろんです。
自民党は以前はTPPに反対していたはずなのに、心変わりについてなんの説明もなく、賛成に鞍替えしています。今はアメリカが反対に回りそうなので悶々としているでしょうけれど。
GPIF、年金積立金管理運用独立行政法人の運用実績発表を参院選後に遅らせたのは、与党が不利になると考えたからでしょう。ギャンブルに注ぎ込むような運用をして少なく見積もっても年金資金五兆円をを無駄にしてしまったというのも皆が知るところです。保険料の値上げも考えられますし、年金の減少は、受給年齢の引き上げに繋がりかねないのです。
残業代ゼロ法案も通されてしまうでしょう。
若者にも、高齢者にも、働く人々にも、子供たちにも、何一ついいことはありません。

これだけ悲惨な状態が続いている沖縄に、なお、新たな基地を押しつけて恥じない、そのことも与党勢力の傲慢です。
日米地位協定の見直しが聞いて呆れます。撤廃に向かうべきものが、軍属の身分の些細な取り決め変更で終わろうとしています。国民を愚弄するにも程があります。

これだけの被害があったのですから、原発を止めることも当然のはずですが、逆に推進しようとしています。地震や火山の噴火が継続的にあるにも関わらずです。
これ以上の汚染の被害の拡大を防ぐこと。そして核燃料・廃棄物の処理に乗り出さなければ仕方がない。それも当たり前のことですが、真剣に取り組んではいないようです。

憲法改悪方針以外にも、信じがたい悪政・愚政が続いているのです。


東京選挙区は、現憲法を守る勢力の中で、「共倒れ」を怖れる声が多いのもわかります。困ったことだと思っています。
ふだん投票しない人に呼びかけるのはいいと思いますが、「共倒れ」対策として自分が投票しない人に入れろというようなことは、言えないでしょう。

他の地区の方々も、国民の「不安」に付け入る保守勢力に負けないように、粘り強く訴え、考えてゆかないといけないでしょう。油断大敵だと思います。
沖縄のことを考えるとワジワジーしますし、岡山も悩ましいです。

比例区は、あまりに弱小な政党に入れて「死に票」になるのが嫌だというのも理解できます。そうはいっても全国区なので、諦めない方がいいと考えています。

「死に票」という言葉自体がいやです。自分がいいと思う候補に入れるしかないと思います。
どちらでもいい、と思う候補が複数いるときに、ある程度気を回してしまうことは止められないとは思いますが。


※写真は文と関係ないのだが、先月、シビウの街。私と志賀さんの後ろ姿。
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報道・表現への「規制」の姿勢が、参院選報道に及ぼす影響

2016-07-06 | Weblog
昨年以降、自民党のテレビ朝日・NHKへの番組内容についての聴取問題、高市総務大臣の「電波停止」発言等から露呈している、報道・表現へのあからさまな規制。
放送法の本来の理念は、権力の介入を防ぎ、表現の自由を確保するものであるはずだが、自民党の行為こそ、権力から独立するための放送法に違反している。

そして、街頭インタビューに対して「偏向している」と難癖をつける総理大臣が過去にいただろうか。
「アベノミクス」という首相の子供じみた造語をそのまま報道すること自体が、気味が悪いと思ってきた。かつてオウム真理教事件が露見する前、テレビに出ていた信者たちの教団内での「××大臣」という肩書きをそのまま報道していたのと同じ気持ちの悪さである。共産党の不破哲三前議長が「アベノミクス」に関して、「これまで国の政策に自分の名前を付けた人がいたか。そんな傲岸無礼な人は今まで誰も出なかった」と言ったのは、まったくその通りである。

参院選を前にしても、メディアが政権からの圧力を恐れ、批判を封印し、萎縮と、不可解な「公平性」追求に陥っている印象は、免れない。
横並び、制約だらけの党首討論で、野党党首に「発言の機会はありましたよね」としておくだけのような姿勢で、いいのだろうか。
例えば、改憲論議を「深まらず」と報道するのではなく、もっとしっかりと、「何が問題なのか」を強く追求すべきなのである。
「経済問題より、真のテーマは憲法改正」といっても、自らの表現の自由にも関わるその憲法問題の重要性を認識できているのか。
「緊急事態条項」について本当に明確に政治の動きと関連づけて報道できているのか。
参院選そのものを軽視する姿勢、特定の候補に対する報道の抑制や誤報など、どうしても目についてしまう。

高市総務大臣の放送局への「電波停止」発言が、ボディブローのように効いている面もあるのではないか。
「(高市)発言は、メディアに対する規制を殊更に強調し、表現の自由を保障する現行憲法を軽視するものです。現憲法にある「公共の福祉」を「公益及び公の秩序」と言い換え、それを害すると判断された場合には表現の自由を制約できるとした自民党改憲案に極めて符合するという点において、高市発言には現政権の恣意性が表れており、問題であると言わざるを得ません。」
今年二月に、日本劇作家協会が「高市総務大臣の「電波停止」発言に際し 公権力のメディアへの介入・圧力に抗議する緊急アピール」(http://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/101e4c32f69fa81f19c25d64fda74b6)を出せたことは、よかったと思っている。だがそれだけで終わらせられる問題ではない。
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円城寺あや『ゴンドララドンゴ』特別出演のお知らせ

2016-07-05 | Weblog
〈円城寺あや 特別出演のお知らせ〉

燐光群新作『ゴンドララドンゴ』公演に、円城寺あやが「特別出演」いたします。
決定したのが急遽というよりは、少し前なので、いろいろと仕切り直し、しっかりと出ていただきます。他にも何役かやって頂くことになるかと思います。お楽しみに。

出演を予定しておりました番匠郁は、急病により降板することとなりました。満を持して金沢から上京してきたのだが、とにかく今は治療に専念してもらいたい。


公演詳細は、以下の通り。

⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯

ゴンドララドンゴ
“Go-n-do-la, La-do-n-go”

作・演出○坂手洋二

7月16日(土)~ 31日(日)
下北沢ザ・スズナリ

1980年代、東京。ゴンドラやブランコに乗って、ビルのガラス清掃、外壁補修等、高所作業を業務の中心とする会社があった。全員が同じ時給、出勤は自己申告、「原始共産制」を標榜する自由な気風の中、社員の半数は俳優や音楽・美術等のアーティストだった。仕事のこと、未来のこと、さまざまな問題でぶつかり、通じ合う仲間たち。「昭和」「バブル」の終焉を経て、彼ら、そして家族たちは、さまざまな選択をしてゆく。
 
そして現在。私は、幼い頃、横書きされていた「ゴンドラ」という文字列を逆に読んだ記憶を頼りに、思いがけず、父たちの時代と出会い直すことになった。

川中健次郎 
猪熊恒和 
大西孝洋  
杉山英之
武山尚史 
山村秀勝
尾崎太郎
 
都築香弥子
中山マリ 
樋尾麻衣子
百花亜希
田中結佳 
宗像祥子
秋定史枝 
大浦恵実

円城寺あや


照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
音響○島猛(ステージオフィス)
舞台監督○森下紀彦
美術○じょん万次郎
衣裳○小林巨和  
アクション指導○佐藤正行
振付○矢内原美邦 
演出助手○村野玲子
文芸助手○清水弥生 久保志乃ぶ
美術助手○ 鈴木菜子
小道具応援○鴨川てんし
宣伝意匠○高崎勝也
写真・映像○姫田蘭
協力○オフィス・ミヤモト さんらん DULL-COLORED POP
制作インターン○寺島久美子(オイスターズ)
制作○古元道広 近藤順子

7/16(土)はプレビュー19:00のみ
平日は19:00
ただし 7/20(水)・7/28(木)は14:00 / 19:00
日曜・祝日は14:00
土曜日は14:00 / 19:00

受付開始○開演の40分前 開場○開演の20分前 

開演直前・直後は(一時的に)ご入場を制限させて頂く場合がございます。
未就学児のご入場はご遠慮下さい。

7/16(土)はプレビュー19:00のみ:一律2500円(全席自由) 

【全席指定】
一般前売3,600円 ペア前売6,600円 当日4,000円
大学・専門学校生&U-25(25歳以下)2,500円 
高校生以下1,500円
※学生、U-25は、前日までに電話またはメールでご予約の上、当日受付にて要証明書提示。

前売開始○6月19日(日) 11:00

★燐光群オンラインチケット(一般・ペア前売のみ)
http://rinkogun.com 
24時間いつでもホームページ上でご予約頂き、セブンイレブンでチケットをお受け取り頂けます。
お支払いは現金(セブンイレブン)、またはクレジットカードとなります(手数料はお客様負担)。
※会員登録(無料)が必要です。 

★ご予約・お問合せ○燐光群/(有)グッドフェローズ 
03-3426-6294 ticket-rinkogun@ee.alles.or.jp  
①<お名前/電話番号/希望日時/チケットの種類と枚数>をお伝え下さい。
こちらからのお返事を以てご予約とさせて頂きます。
②当日、開演の15分前までに受付にお越し下さい。代金と引換でチケットを
お渡しします。
開演の10分前までにご精算頂けない場合は、あらかじめご用意したお席にご案内できない場合がございます。
※キャンセル・日時変更はできません。 

主催○有限会社グッドフェローズ

http://rinkogun.com/gondola_ladongo.html
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「劇作家たち、蜷川幸雄氏を語る」

2016-07-05 | Weblog
「劇作家たち、蜷川幸雄氏を語る」

故・蜷川幸雄氏のことを、劇作家たちが語るイベントの開催が決まりました。

私は蜷川さんとの仕事としては、『エレンディラ』一本だけの関わりですが、私の知る限りのことを、お話ししようと思います。

八月前半は海外の予定がなかなか決まらず、参加が危ぶまれたのですが、ようやく出られることに決まり安堵しました。

以下、開催情報です。

⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯

「劇作家たち、蜷川幸雄氏を語る」

日程: 2016年8月6日(土) 16:00ー18:00
会場: 座・高円寺2 JR中央線 高円寺駅 北口 徒歩5分

蜷川さんが演出した、戯曲を書いた劇作家。
蜷川さんの舞台を見て、この世界を志した劇作家。
蜷川さんの存在に、絶えず刺激を受けていた劇作家。
そして、蜷川さんの演出をつぶさに見ていた演出家。
蜷川さんが演出したシェイクスピア作品の翻訳家。
蜷川さんに関わった人々証言を通して、
その偉大なる軌跡を検証します。

(蜷川幸雄氏写真提供:舞プロモーション)

<登壇> 作品名は蜷川幸雄氏演出作品

・青木豪 2008年『音楽劇 ガラスの仮面』/2010年『音楽劇 ガラスの仮面 〜二人のヘレン〜』
・石丸さち子 ニナガワカンパニーで蜷川氏の演出助手多数
・坂手洋二 2007年『エレンディラ』
・鈴江俊郎 1996年『溢れる果実』
・福田善之 2009年『真田風雲録』
・前川知大 2014年『太陽2068』
・横内謙介 1996年『魔女の宅急便』/1996年『カルメンと呼ばれた女』/2000年『NINAGAWA 火の鳥』
<映像出演>
・松岡和子 彩の国シェイクスピア・シリーズ約30作品の翻訳

[料金] ¥1,000 (区民・劇作家協会会員は¥900)

《劇作家協会公開講座 2016年 夏》戯曲セミナー公開講座 / 次代を担う劇作家を育成するためのプロジェクト
年に一度の公開講座を、2日間にわたって開催する中のプログラムです。


http://www.jpwa.org/main/activity/openclass
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私は旅で楽器を買う習慣がある 『ゴンドララドンゴ』登場楽器群!

2016-07-04 | Weblog
新作『ゴンドララドンゴ “Go-n-do-la, La-do-n-go”』稽古たけなわである。
稽古初期前後に『野鴨中毒』ツアーでベトナムとヨーロッパに行ったりしたので、皆には迷惑をかけた。
ベトナムでは、地元の楽器店で(写真)、手づくり楽器を手に入れた。『ゴンドララドンゴ “Go-n-do-la, La-do-n-go”』劇中に登場することになりそうだ。

もともと私は海外に行くと地元の素朴な楽器を購入する習慣がある。
インドネシアへの旅で十六年前に買って帰った竹のスライド笛、およそ三十個は、『屋根裏』で実に印象的に実演された。
過去にルーマニアで買った楽器もいろいろ登場している。
マレーシアで買った横笛をアジア旅で、某所の公園で気ままに演奏していたら、百人くらいの聴衆に囲まれていたというドッキリ体験もある。

ベトナムの楽器は、なかなか真面目である。操作というか演奏も、かなり真面目なところからスタートするしかない。

台本はまだ最後のほうの部分をいじっている。
まあ、ふだんやらないことをしている。
途中まで読んだ清水弥生にはどうやらコメディと思われていて、別段それは否定しないのだが、「おもしろいです!」と受けまくっているのが、かえって不安だ。
「坂手さんがこんなことをしたらみんなに呆れらるのではないか」という声も聞かれる。
もちろんそれも「期待」の声のようでは、ある。
劇中描かれる「猪熊恒和の青春」に対抗するためのフィクションは、この手法しか思いつかなかった。
はい。
ぜひとも笑っていただきたい。

あまりのめまぐるしさに、そして机に向かう絶対時間が不足しているために、皆さまに開催について声をかけた立場だったのに、「佳梯かこさんを送る会」も欠席せねばならず、皆に迷惑をかけた。たいへん申し訳ありませんでした。

追加情報。

『ゴンドララドンゴ “Go-n-do-la, La-do-n-go”』出演者に「特別出演」として、スペシャルゲストが決まった。詳細は、すぐにお伝えできるはずである。

……………………

ゴンドララドンゴ
“Go-n-do-la, La-do-n-go”

作・演出○坂手洋二

7月16日(土)~ 31日(日)
下北沢ザ・スズナリ

人生は長かったか短かかったか、これでほんとうによかったのかどうか、落ちていく間に考えよう。

揺られ流され、生きてきた。私たちの30年を振り返る、ちっぽけだけどSomethingsに満ちた、空中大河ドラマ。

1980年代、東京。ゴンドラやブランコに乗って、ビルのガラス清掃、外壁補修等、高所作業を業務の中心とする会社があった。全員が同じ時給、出勤は自己申告、「原始共産制」を標榜する自由な気風の中、社員の半数は俳優や音楽・美術等のアーティストだった。仕事のこと、未来のこと、さまざまな問題でぶつかり、通じ合う仲間たち。「昭和」「バブル」の終焉を経て、彼ら、そして家族たちは、さまざまな選択をしてゆく。
 
そして現在。私は、幼い頃、横書きされていた「ゴンドラ」という文字列を逆に読んだ記憶を頼りに、思いがけず、父たちの時代と出会い直すことになった。


川中健次郎 
猪熊恒和 
大西孝洋  
杉山英之
武山尚史 
山村秀勝
尾崎太郎
 
都築香弥子
中山マリ 
樋尾麻衣子
百花亜希
田中結佳 
宗像祥子
秋定史枝 
大浦恵実

スペシャルゲスト!

照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
音響○島猛(ステージオフィス)
舞台監督○森下紀彦
美術○じょん万次郎
衣裳○小林巨和  
アクション指導○佐藤正行
振付○矢内原美邦 
演出助手○村野玲子
文芸助手○清水弥生 久保志乃ぶ
宣伝意匠○高崎勝也
写真・映像○姫田蘭
協力○オフィス・ミヤモト さんらん DULL-COLORED POP
制作○古元道広 近藤順子
Company Staff○鴨川てんし 桐畑理佳 根兵さやか 番匠郁 鈴木菜子 松岡洋子 福田陽子 鈴木陽介 西川大輔 宮島千栄 橋本浩明 内海常葉 秋葉ヨリエ
主催○有限会社グッドフェローズ


7/16(土)はプレビュー:一律2500円(全席自由) 

※ゲストと坂手洋二によるアフタートークあり。 
日時、詳細はおってホームページでお知らせします。
本公演の前売券をお持ちの方、ご予約の方はご入場頂けます。

受付開始○開演の40分前 開場○開演の20分前 

開演直前・直後は(一時的に)ご入場を制限させて頂く場合がございます。
未就学児のご入場はご遠慮下さい。

【全席指定】
一般前売3,600円 ペア前売6,600円 当日4,000円
大学・専門学校生&U-25(25歳以下)2,500円 
高校生以下1,500円
※学生、U-25は、前日までに電話またはメールでご予約の上、当日受付にて要証明書提示。

前売開始○6月19日(日) 11:00

★燐光群オンラインチケット(一般・ペア前売のみ)
http://rinkogun.com 
24時間いつでもホームページ上でご予約頂き、セブンイレブンでチケットをお受け取り頂けます。
お支払いは現金(セブンイレブン)、またはクレジットカードとなります(手数料はお客様負担)。
※会員登録(無料)が必要です。 

★ご予約・お問合せ○燐光群/(有)グッドフェローズ 
03-3426-6294 ticket-rinkogun@ee.alles.or.jp  
①<お名前/電話番号/希望日時/チケットの種類と枚数>をお伝え下さい。
こちらからのお返事を以てご予約とさせて頂きます。
②当日、開演の15分前までに受付にお越し下さい。代金と引換でチケットを
お渡しします。
開演の10分前までにご精算頂けない場合は、あらかじめご用意したお席にご案内できない場合がございます。
※キャンセル・日時変更はできません。 
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「僕が日本で生まれたことが罪なのでしょうか?」

2016-07-01 | Weblog
今年一月、燐光群は、清水弥生の新作『 Summer House After Wedding 』を上演した。
劇中に現れる、フィリピン人の母親が日本に来て子供を産み、その後母国に戻ることを余儀なくされるケースについて、私たちは詳細に知ろうとした。
昨年、日本で、フィリピンで、多くの人々に取材した。思いがけない事実の連続に、茫然としたものだ。

この六月末、日本で生まれ育ち、甲府市の高校に通っている高校2年生・十六歳のタイ人の男子生徒が、「自分の故郷は日本。普通に生活し、勉強したい」と訴え、共に暮らしている母親とともに受けた法務省入国管理局の強制退去処分の取り消しを求めた裁判で、東京地方裁判所が、暮らしたことのないタイに送還されると彼の生活が困難になることは認めた一方、「日本で養育できる人がいない」として、訴えを退ける判決を言い渡したというニュースが、飛び込んできた。
この男子生徒は母親が不法滞在だったため在留資格がなく、3年前に東京入国管理局に出頭し日本で暮らす在留特別許可を求めたが認められず、2人とも強制退去の処分を受けている。

私は、日本が、この国で生まれ育ち「日本は母国」という自覚を持つ若者を拒む狭量な国であるということに、いたたまれない思いを持つ。
参院選を前にあらためて、一人一人の人間を尊重せず、国民より「国家」を優先しようとする人たちが跋扈している現実について、まざまざと思い知らされている。
彼らは、「人間があってこその国」であるという当たり前のことについて、思いが及ばないのではないか。

フィリピンから来た母とその子らの苦労もなみなみならぬものだったが、タイから来た女性とその子供の場合でも同様なのだ。
もちろんそうであることは知っていたが、じっさいに厳しい判決を受けた母子の心中を思うと、本当に心苦しい。
清水弥生と私たちのチームはこの夏、このテーマも含んだ取材で、タイに行くことを計画している。

中東の戦禍により膨大な数となっている難民の問題、EU経由の移民を拒んでEU離脱を国民投票で決めた英国の判断などの現実を見ていくと、日本という国が海外から来た人たちを受け入れることができるかどうかというのは、国際的に見ても、もはや無視できない課題である。

備忘録も兼ねて、共同通信等による今回の報道をまとめてみる。

この男子生徒の母親が来日したのは1995年9月。タイ人ブローカーに「日本で飲食店の仕事を紹介する」と言われていたが、実際は違った。日本各地で意に沿わない仕事を強要され、やがて不法滞在となった。
ブローカーが入管に摘発された後、山梨県に移住。一緒に暮らすようになったタイ人男性との間に男子生徒が生まれた。その後、男性と別れた母親は不法滞在の発覚を恐れ、男子生徒を連れて山梨県や長野県、愛知県などを転々とした。そのため男子生徒は幼少期、家の中で隠れるように過ごす日々を送り、小学校に通えなかった。
学校に通いたいと思った彼は11歳のころ、甲府市の在日外国人人権団体「オアシス」に相談。オアシスが教育委員会と交渉し、2013年4月に甲府市の中学2年に編入した。
日本で暮らし続けたいと13年夏に在留特別許可を申請したが、昨年8月に退去強制処分となり、現在は仮放免となったままでの暮らしが続いたという。
男子生徒は日本から出たことがなく、タイ語の読み書きはできない。オアシスの山崎俊二事務局長は「親が不法滞在でも子は生まれた場所で暮らす権利がある。それを実現させるのが社会の責任。行ったこともない国にいきなり住めと言うのは乱暴で、人道的措置が必要だ」と訴えていた。
訴状で男子生徒らは、法務省が公表したガイドラインでは、人身取引被害や日本への定着性などは在留特別許可を求める外国人に有利な条件になるとして「退去処分がガイドラインに反しているのは明らかだ」と主張している。
男子生徒は「日本で生まれたこと自体が悪いみたいで悔しい。自分は日本しか知らない。日本で勉強を続け、立派な大人になり、まじめに働きたい」と話していた。

この訴訟に携わる児玉晃一弁護士は「同じようなケースで、いくらでも在留許可が得られた事例があり、この処分は絶対におかしい」としている。
ではなぜこんな結果に? 何かの見せしめなのか。新たな「前例」を作っておこうということなのか。

決して本人の責任ではない事情で、タイで暮らすのが難しいことが明白である以上、処分の取り消しを求めるのは当然のことである。
しかし30日の判決で東京地方裁判所の岩井伸晃裁判長は、母親については「タイに戻っても生活に特段の支障はない」と指摘、一方、男子生徒については、暮らしたことのないタイでは生活が困難になることは認めたものの、「退去させられる母親の代わりに日本で養育できる人がいない」として、いずれも訴えを退けた。
男子生徒は「故郷は日本。日本しか知らない。タイに居場所はありません。支えてくれる人や友だちがたくさんいる日本にいさせてください」と訴え、控訴する考えを示したという。
日本は、この国への思いのある若者一人を「養育」することさえ、できないのか。

本人が法廷で述べた意見陳述は、以下の通り。
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 僕は平成12年1月21日に、甲府で生まれました。お父さんの記憶も、甲府に居たという記憶もありません。お母さんと一緒にあちらこちらで暮らし、11歳になる少し前に甲府に引っ越して来ました。甲府ではオアシスというボランティアの団体がやっている「子ども会」に通い始めました。子ども会の人たちは、僕を学校に入れようと勉強を教えてくれました。色々なことを知ることができうれしかったです。週に3日から4日、1日2時間ほどの勉強でしたが、お蔭で、少しずつ集団にも慣れ勉強も楽しくなっていきました。子ども会がある日は必ず参加しました。学校に行っても、授業がなんとか理解できるくらいの学力がついてきたことと、子ども会に来ている他の子どもたちとも話ができるようになってきたことから、入学の手続きを進めることになり、初めて自分に日本国籍がないことを知りました。お母さんの友達のタイ人の女の人の子どもたちは、みんな日本人だったので僕も自分は日本人だと思っていました。本当に驚きでした。
 13歳の時、甲府市の教育委員会に行って話し合い、南西中学校の2年生に入学させてもらうことになりました。南西中の先生も、同級生も僕にいろいろ気を使ってくれました。本当の意味で友達ができたのはオアシス子ども会と南西中に行ってからだと思います。勉強して言葉の色々な意味が解るようになり、勉強が面白くなりました。それまでは言葉の意味が解らないことが多かったのです。本を読んだり、人と話をする中でどんどん言葉を覚えました。自分がどんどん変わって人生が豊かになってきました。もし学校に行かなければ、今回のように裁判もできず、ビザもないまま大きくなって、生活を続けることもできなかったと思います。本当にオアシスの人たちや甲府市の教育委員会の人たち、南西中学校の先生や友達に感謝しています。
 学校の友達も増え、僕はバスケ部に入ったり、演劇をしたり、勉強したり本当に毎日が充実していました。
ですが、昨年の8月1日に、入管の人に突然「君とお母さんはタイに帰りなさい」ときつく言われて、頭の中が真っ白になりました。入管の人が他にも何か言っているのですが、頭に入ってきませんでした。何とかして家に帰ってオアシスの人に電話をしたときに泣きました。僕はどうしても納得できませんでした。悲しかった。僕は同級生に知られるのは恥ずかしいと思いましたが、皆の力を借りなければ裁判ができないと思うようになりました。同じ学年の生徒全員合唱練習の時にみんなの前で、僕の気持ちと裁判することを話しました。話終わって、みんなの方を見ると泣いてくれている友だちもいて、先生も泣いていました。そのあとすぐに友だちが「俺、駅に行って署名を集める」と言ってくれて本当にうれしかったです。みんなに助けを求めて本当に良かったと思いました。そうでないとみんなにうそをついて生きていくことになってしまったと思います。
 同級生のお父さんやお母さん、それにオアシスの人たち、地域の人たちが集まって「裁判を支える会」を作ってくれました。3月28日にオアシス子ども会の友達と一緒に署名の数を確認しました。15000を超えていました。驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。友だちや友だちのお父さんやお母さん、地域の人たちがいろんな催しをしてくれて集めた署名です。
 僕は日本で生まれて育ったので日本のことしか知りません。タイには行ったこともなければ、友だちもいません。タイ語は話せるけど読んだり書いたりできません。どうして退去しなければならないのか納得できないのです。僕は特に甲府に来てから一生懸命頑張ってきたと思っています。どうして僕が日本に居られないのでしょうか?何か悪い事でもしたのでしょうか?何か悪いことをしたのなら、教えてほしいと思います。人はお父さんとお母さんを選ぶことができません。僕はお父さんを知りません。僕が生れたことは悪いことだったのでしょうか?僕は産んでくれたことを感謝しています。生んでもらって良かったし、友だちと楽しく、一生懸命生きていきたいと思っています。どうか僕のことを認めてほしいと思います。何も悪いことをしていないのに、なぜ罪があるように扱われるのでしょうか? 僕が日本で生まれたことが罪なのでしょうか? 僕は悔しいです。
どうか在留を許可してください。僕たちを認めてください。僕はまだ子どもで力が足りません。やっと高校に入ったばかりで、これからますます勉強をしなければなりません。どうか力を貸してください。僕は、勉強を続け、立派な大人になって、真面目にしっかり働いて、僕のように困ってる人がいたら手助けできる人になりたいと思います。お願いします。
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「猪熊恒和ショウ」としての『ゴンドララドンゴ』

2016-07-01 | Weblog
まあ、新作『ゴンドララドンゴ』は、「猪熊恒和ショウ」でもあります。
なにしろ、1984年から燐光群で活動している俳優・猪熊恒和が、1984年から21世紀になる頃まで続けていた仕事が、ある意味でこの劇の中心になっている、ということであります。
稽古場では、皆でその仕事の指導を受け、シミュレーションを重ねていて、時に猪熊親方の下で、疑似会社(?)の様相を呈しています。
私もいろいろなことを思い出して、眩暈がします。
公演を前にいろいろな取材を受けはじめていますが、今回は私よりも猪熊が取材を受けるようにしています。
そういう劇なのです。

公演詳細は、以下の通り。
上記の「仕事」についても記しています。
別にネタばれではありません。隠しているわけではないので。

⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯

ゴンドララドンゴ
“Go-n-do-la, La-do-n-go”

作・演出○坂手洋二

7月16日(土)~ 31日(日)
下北沢ザ・スズナリ

1980年代、東京。ゴンドラやブランコに乗って、ビルのガラス清掃、外壁補修等、高所作業を業務の中心とする会社があった。全員が同じ時給、出勤は自己申告、「原始共産制」を標榜する自由な気風の中、社員の半数は俳優や音楽・美術等のアーティストだった。仕事のこと、未来のこと、さまざまな問題でぶつかり、通じ合う仲間たち。「昭和」「バブル」の終焉を経て、彼ら、そして家族たちは、さまざまな選択をしてゆく。
 
そして現在。私は、幼い頃、横書きされていた「ゴンドラ」という文字列を逆に読んだ記憶を頼りに、思いがけず、父たちの時代と出会い直すことになった。

川中健次郎 
猪熊恒和 
大西孝洋  
杉山英之
武山尚史 
山村秀勝
尾崎太郎
 
都築香弥子
中山マリ 
樋尾麻衣子
百花亜希
田中結佳 
宗像祥子
秋定史枝 
大浦恵実


照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
音響○島猛(ステージオフィス)
舞台監督○森下紀彦
美術○じょん万次郎
衣裳○小林巨和  
アクション指導○佐藤正行
振付○矢内原美邦 
演出助手○村野玲子
文芸助手○清水弥生 久保志乃ぶ
美術助手○ 鈴木菜子
小道具応援○鴨川てんし
宣伝意匠○高崎勝也
写真・映像○姫田蘭
協力○オフィス・ミヤモト さんらん DULL-COLORED POP
制作インターン○寺島久美子(オイスターズ)
制作○古元道広 近藤順子

7/16(土)はプレビュー19:00のみ
平日は19:00
ただし 7/20(水)・7/28(木)は14:00 / 19:00
日曜・祝日は14:00
土曜日は14:00 / 19:00

受付開始○開演の40分前 開場○開演の20分前 

開演直前・直後は(一時的に)ご入場を制限させて頂く場合がございます。
未就学児のご入場はご遠慮下さい。

7/16(土)はプレビュー19:00のみ:一律2500円(全席自由) 

【全席指定】
一般前売3,600円 ペア前売6,600円 当日4,000円
大学・専門学校生&U-25(25歳以下)2,500円 
高校生以下1,500円
※学生、U-25は、前日までに電話またはメールでご予約の上、当日受付にて要証明書提示。

前売開始○6月19日(日) 11:00

★燐光群オンラインチケット(一般・ペア前売のみ)
http://rinkogun.com 
24時間いつでもホームページ上でご予約頂き、セブンイレブンでチケットをお受け取り頂けます。
お支払いは現金(セブンイレブン)、またはクレジットカードとなります(手数料はお客様負担)。
※会員登録(無料)が必要です。 

★ご予約・お問合せ○燐光群/(有)グッドフェローズ 
03-3426-6294 ticket-rinkogun@ee.alles.or.jp  
①<お名前/電話番号/希望日時/チケットの種類と枚数>をお伝え下さい。
こちらからのお返事を以てご予約とさせて頂きます。
②当日、開演の15分前までに受付にお越し下さい。代金と引換でチケットを
お渡しします。
開演の10分前までにご精算頂けない場合は、あらかじめご用意したお席にご案内できない場合がございます。
※キャンセル・日時変更はできません。 

主催○有限会社グッドフェローズ
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