Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

沁みる雨

2009-04-15 | Weblog
本来の仕事と雑務、とにかく進めるのみ。昼過ぎ事務所でソウル版『屋根裏』セット図面確認。稽古場で清水戯曲読合わせ等、苦しむ作家を支えようとする劇団員の気持ちが嬉しい。夜、文学座アトリエ松本祐子演出『犀』に駆け込む。燐光群アトリエ公演で『犀』をやったのは五年前。色々考えさせられる。終演後、小田島雄志さんと話す。雨の中を駆け帰る。帰宅後も山のように連絡雑務。どんな魔法を使ったところで仕事も現実も消えてはくれない。行き先で確実に待ち構えている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一日、座高円寺にいる

2009-04-14 | Weblog
五日市街道を選択、二十分以内に到着。クルマが邪魔、並行する裏道を発見せねば。やはり自転車の佐藤信芸術監督にばったり、裏の自転車置場へ駐車。朝十時から劇作家協会理事会。総会前ゆえ予算決算次年度事業計画、三時間余り。カフェの社員メニュー・ペペロンチーノを食べ、N新聞取材挟み『ユーリンタウン』総勢五十人以上の稽古覗く。佐藤監督・斎藤憐館長と開館記念式典パーティ打合せ。ユーリン組が高円寺名物ビールケースをテーブル代わりに路上で飲んでる店に顔出し。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

動きまわる寸前の蟄居

2009-04-13 | Weblog
ゴールデンウィークあけて韓国に行く二往復ぶんの飛行機便などをフィックスするための連絡。ああ時間がない。今日新たに来た話で、その後ワークショップのためマレーシアにも行くことになるかもしれない。しかし東京でやることも山積。ソウルの一本入れて年内に四本の演出。やることがいっぱい。それは悪いはずはない。……とにかく格闘。午後から清水戯曲の行く末を見守る。もちろん自分の仕事も進めなければならない。観に行くはずの芝居が軒並み無理な感じになっている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

続く陽気と梅ヶ丘ラーメン事情

2009-04-12 | Weblog
清水戯曲検討。午後から梅ヶ丘。昨秋文教大での講演原稿をもとに珍しく座学的に。夕方から清水戯曲読み合わせ。夜は新人向け体操、座学。ロッカーに新人用スペースができる。それにしても一日が早い。劇団員がよく行くチェーン店「S屋」のラーメンを初めて食べる。ワンコイン。極端に太い麺だがのどごしは悪くない。煮干し出汁が売り物の「K屋」は根強い人気だが二百円高いのと量が多すぎて麺がのびている感じがいまいち評判悪い。稽古場向いのタイラーメンはまだ試していない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

外は陽気だというのに

2009-04-12 | Weblog
鳥取で買った「梨のど飴」が出てきた。確かに喉にいいような気もする。のど飴一般は、自らそう名乗れば通るのか。それぞれ薬効成分があるのか。黒糖も梨も生姜もカリンもハーブも全部入れたら素晴らしく効くのか。……『ちっちゃなエイヨルフ』『タイ版・赤鬼』テレビ演劇番組の充実した夜。どちらも上演を観ているので、雑事消化時間のためテレビは流しっぱなしにして通りすがりに観たいところだけ眺めるという不純なヒトとなった。エイヨルフは収録日に観たと思い出す。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地図を眺めるのは「症状」か?

2009-04-10 | Weblog
諸々じわじわとしか進まず。一日経つのが早い。早く室町時代から逃れたい。とりあえず『平家物語』は無視しよう。さて、仕事と関係なく気になることがあり地図を開くと、ついつい必要以上に詳しく眺めてしまったりした。そう話すと、それはずっと机に向かわねばならないときの何かの「症状」ではなかろうかと指摘する人がいた。そんなことはないと思う。座・高円寺に自転車で行く一番の近道を探ったり、路線バスがどう繋がっているか確認するチャンスであったにすぎない。うむ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜吹雪を浴びながら

2009-04-09 | Weblog
桜が散り始めている。風にあおられると神田川の堀に落ちかけた花びらが再浮上してくる。ダイナミックな不思議。花びらの形はハート形にも似ている。ツメの形のようでもある。小柄な女性のネイルになるかもしれない。自転車で桜吹雪を突っ切るのは爽快というより、もののあはれの渦中にいる奇妙さ。……諸々の連絡に追われる。連絡つかない人もいる。図書館で資料調べも継続。夜は梅ヶ丘で新人・劇団員合同で体操とワークショップ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マイケル・ナイマンの『エレンディラ』

2009-04-08 | Weblog
資料片づけをしていると『エレンディラ』のマイケル・ナイマン氏による音楽資料が出てきた。聴き直すとナイマン・バンドはさすがの重厚さ。中川晃教君も複雑な構造の主題歌をよく歌いこなしたものだ。考えてみるとこれらは、インスツルメンタル曲も、ガルシア=マルケス原作のみでなく私の戯曲版の英訳を読んだ印象と蜷川幸雄氏の注文に応え、ナイマン氏が作ったものなのである。私の日本語の歌詞を母音と子音の関係に気配りつつ音符に載せていった共同作業を思い出す。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新年度開始の実感

2009-04-07 | Weblog
午前から演出者協会理事会。今年度もかなりの量の事業を予定。同じ芸能花伝舎にある芸団協にも寄る。勉強しなければならないこと多し。息子の入学式には出られず。午後『ユーリンタウン』読み合わせ立ち会い。五十人超の出演者、無茶な人口密度。猥雑さと真剣さが混じり合う高みにどれだけ到達できるか。流山児氏と取材を受けるため座・高円寺へ。一般オープン前のカフェで社員用メニューを注文。うまい。佐藤信氏と館長・芸術監督用の部屋で話。とにかく前向きに。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マジックアワーの桜

2009-04-07 | Weblog
清水新作戯曲アドバイスに尽力。合間に息子を床屋に放り込む。中学生料金は今日まで。神田川沿い桜並木を眺める人々の反応に、人間の中にもある「自然」を感じる。息子が『マジックアワー』DVD借りてくる。美術監督は『スワロウテイル』『キル・ビル』の種田陽平氏。彼に初めて舞台美術をお願いしたのは四年前。「マジックアワー」という概念は五年前、地人会『心と意志』で登場させた。アンゲロプロス映画のあれ、と説明するとわかりやすい。その光線の時刻に桜の下で缶ビール。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜の季節の新人たち

2009-04-05 | Weblog
ときおり桜の下を潜りつつ、自転車。昼間はまず久しぶりに昔ながらのオーソドックスな肉体訓練を検証し、新鮮。清水弥生新作戯曲読み合わせなど。改訂しなければなるまい。夜は今年の劇団俳優部門新人向け初稽古。体操、簡単なコミュニケーションゲームなど。二年ぶりの新人採用だが、どうつきあっていけるか楽しみ。「せりふの時代」春号が届く。座・高円寺の特集、新国立劇場についての永井愛さんの報告。かなり読み応えがあるので、ぜひ多くの方に目を通していただきたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジンつきアフタートーク

2009-04-04 | Weblog
うさぎ庵『7歳の孫にジンを2杯飲ませた祖母』アトリエ春風舎。工藤千夏さんとのアフタートークに出る。もともと森下紀彦さんたちがたちあげた制作工房アトリエとしてスタートし、MODEアトリエを経て今こうなっている小竹向原のこの場所は、四半世紀前から知っているわけで、なんとも不思議な気分だ。アフタートークに出されたのは水ではなくてジンのオン・ザ・ロックで、ほう、と思ったが、どうやらトーク出演を依頼された時、題名に即して私が注文したような気もする。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミサイルが来たら地下鉄に乗ろう

2009-04-03 | Weblog
北朝鮮ミサイル燃料注入開始の報。政府は初動対応調整中というが、国民は今まさにミサイルがこちらに向かっているという瞬間を経験することなく事後報告を受けるだけだろう。石原慎太郎知事は「地下鉄に逃げるしかないじゃないか」と言っているらしい。昨秋『戦争と市民』で描いた「北の国」からのミサイル攻撃が、ほとんどそのまま現実化しつつある。先見の明があったという人がいるが、じっさい、デフォルメしなくても充分バカバカしくシビアな「現実」がここにあるというだけだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソウルでのオーディション・2日目

2009-04-03 | Weblog
2日目といっても最終日。昨日よりもタフなスケジュール。韓流牛スープうどんの昼食以外は朝からぶっ通し。参加者には持ち寄りの楽器で即興セッションをしてもらっているが、なかなかうまい組があった。おそろしく下手な組もあったが。6時半に全組を見終わり、芸術監督らと選定の討議に移る。10時前まで。なんとか決まって安堵。期待できる顔ぶれの役者陣。終わって豚焼肉で遅い夕食。ハートあるスタッフに囲まれ、GW明けの稽古開始が楽しみ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソウル版『屋根裏』出演者オーディション・初日

2009-04-01 | Weblog
三十人ほどを見る。ワークショップ的にメニューが多くめまぐるしいが、いろいろ見られたほうがいい。五人ずつくらいの組でやるので、集中していないときちんと一人一人を見られない。アルコ芸術劇場は国主導で作った財団のものだから、新国立劇場と同じようなものだという。芸術監督チェ・ヨンフンは同世代。メニューが多いのは彼が気を利かせて設定してくれた課題も加わっているからなのだが。カルビタン(肉入りスープ)を初めて食べるが、うまい。夜は韓国版『バルカン動物園』を観て、終演後の飲み会に合流。オリザともろもろの話。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする