オーストラリア・タスマニアのストローンで、マッコウクジラの群れが浜辺に打ち上げられた。これは「集団座礁」というもので、昔から全世界によく見られるものである。ニュージーランド大地震の直前、南西沖にあるスチュアート島でゴンドウクジラ107頭が浜辺に乗り上げているのが見つかったり、東日本大震災の一週間前に茨城県下津海岸で約50頭の座礁が確認されていることから、にわかに地震との関連が取り沙汰されている。超音波で交信するクジラたちどうしの「信号異常」が原因ともされているが、現象としてはクジラの「集団自殺」ともいえる。私はかつて戯曲『くじらの墓標』で、「自殺する動物は二種類しかない。人間とクジラである。」という台詞を書いた。……ともあれ、地震を予知するとされている動物といえば、蛇やらモグラやら、地中の生き物たちもそうである。『たった一人の戦争』には、モグラくんが登場する。登場するというか、まあ、愛すべきキャラクターとして、お客様をお出迎えする。お楽しみに。つまりこの劇に描かれる世界は……、そう、地面の下に関係あるのです。
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あたいのシャベルもすごいんだよ。