昨日深夜のことである。
たまたま打ち合わせが長引いて夜中にこの間一緒に仕事というかトラブル解決をしている某君と電話でずっと話していた。これはそもそも遅い時間からの電話だったが、あまりに遅くなっていた。まあ、それでも必要な話だった。だいたい話は終わった。
そこに割り込んでくる電話があった。
誰からかと思うと、そんなにちゃんと話したことはまだない、有名な俳優の名が表示されているのである。Facebook友達ではあるから、Messengerだ。
時刻を観ると、しかし、朝四時である。深夜というのは嘘で、もう早朝である。
朝四時の急襲である。
某君にことわって切り、かかってきた電話に出た。
その俳優氏は、多少は酒も入っているのだろうが、口跡は相変わらず鮮やかで、ハイテンションである。考えてみると今日本でいちばんハイテンションな俳優のような気がする。
こちらもハイテンションになる。一杯くらいしか飲んでいないのだけど。しかも何時間も前にである。
話は面白い。
だが、しかし、朝四時である。
だからこそ面白いのかもしれない。
どうやら、初めてちゃんと話したような気がしない。お互いにである。
俳優氏は、言いたいことがいっぱいあるのである。
こちらも話しているうちに元気になる。
楽しく話し、朝五時になる前には電話を切らせてもらったが、さて。
まるで現実の出来事のような気がしない。
その俳優氏の「なりすまし」であることは、まあ、あり得ない。だって、真似しがたいハイテンションである。
なんだかまるで、本当のことじゃないみたいな時間が過ぎていったのである。
その人は、もちろん、私が書いた清水邦夫さんの訃報を見て、電話をかけてきたのである。
ああ、これは、お通夜なんだ、と当たり前に思った。
書かなくてはならないものがいっぱいある。
さらに増えていく。
それでも今夜もZoom会議だった。みんなもやることがあるのに会議に出てくれている。ありがたい。
しかし、さすがに限界である。
書かなくてはならないものが増えていく。
とにかく書いていくだけである。
書かねばならないし、書きたいはずだ。
私は書く。そうだ。ハイテンションをいただいたのだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます