Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

日曜日である

2014-06-23 | Weblog
豊岡から帰ってきてからも毎日が稽古で、やっと稽古のない日曜日が来た。
この間、けっこういろんなお誘いをお断りせざるを得ない日々である。仕事も、それ以外も、である。
休みたい、朝寝したいところだが、午前中から銀座で会議、そしてまた別な打ち合わせ。
昼食は野菜食べ放題の店で野菜を食いまくる。

夕方、なんとか時間を作ってウッディ・アレンの新作映画『ブルー・ジャスミン』を観る。主演はケイト・ブランシェット。他の俳優が同じ役を演じることを想像できないという意味で、確かにいいものを見たという気がする。
私も『インテリア』とか、この根クラ傾向のアレンが好きだ。観ていて監督の顔が浮かばない方がいいのだ。
ケイト・ブランシェット。考えてみれば彼女と同じオーストラリア演劇学校・NIDA演劇学科俳優コースを卒業した面々と、元学長オーブリー・メロー氏のお膳立ての上で、私は今、日々稽古しているのだ。
ケイト・ブランシェットが永年にわたって共同代表を務めてきたシドニー・シアター・カンパニーの仲介で、私たちの8月のオーストラリア・ツアーのテクニカルの準備も進めている。
世間が狭いのか、演劇界の横の繋がりか。ありがたい御縁である。

帰宅して、せっかく銀座に出たからと沖縄物産店「わしたショップ」で購入してきた八重山そばを食べつつ、テレビで『ルーズヴェルト・ゲーム』最終回を観る。ほとんどドラマを観ないのだが、このドラマだけは何度か観ている。
知っている俳優が多く出ているので不思議な気持ちになる。
なんといっても野球部の監督役で、手塚とおるという俳優の存在が映像の世界でも確実に印象づけられたであろうことが、たいへん嬉しい。とおると私が組んだ代表作と言えるだろう『天皇と接吻』は、もう十五年近く前だ。
坂東三津五郎さんも渋い役どころで全体を締めている。
企業ドラマなのだが、展開としては、なんだか野球部分が中心になってしまった感じだ。大学野球現役の息子と観ているので一緒にいろいろと茶々を入れつつで、こちらは文句はないのだが。
中間試験と首都リーグ入れ替え戦が終わった息子はテレビで夜中にワールドカップを観るのが趣味となっている。まったくのんきなものだ。
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