Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

第22回劇作家協会新人戯曲賞決定

2016-12-12 | Weblog
『天使も嘘をつく』伊丹公演千秋楽を後に、帰京。夜は、恒例の新人戯曲賞公開審査の審査員を勤める。

第22回劇作家協会新人戯曲賞は南出謙吾『触れただけ』に決まった。(写真は授賞式、賞状を持っているのが南出、マイクを持っているのが守田)

応募総数は243本。うち27本が一次選考を通過し、二次選考で5本の最終候補作に絞られた。
最終候補作は、以下の通り。 (応募戯曲到着順)

『もものみ。』   守田慎之介 (福岡県)
『プラヌラ』    高石紗和子 (東京都)
『触れただけ』   南出謙吾 (東京都⇒大阪府)
『カミと蒟蒻』   長谷川源太 (京都府)
『the Last Supper』 太田衣緒 (東京都)

2016年12月11日(日)、座・高円寺で開催の最終公開審査会、2時間半の討議により受賞作が決定。
最終選考委員は、川村毅、鴻上尚史、坂手洋二、鈴江俊郎、佃典彦、土田英生、マキノノゾミ。(司会・瀬戸山美咲)
[主催] 一般社団法人 日本劇作家協会
[後援] 公益財団法人 一ツ橋綜合財団、杉並区

最終作事前出版・公開審査は、1994年の劇作家大会の時に一企画として今は亡き小松幹生さんと二人三脚で構築し、その後毎年恒例の正式な賞に昇格、二十二年にわたって育てあげてきた賞である。
瀬戸山美咲は立派に新司会の任務を果たした。
小松さんが司会を勤めたことも多かった。
公開審査の最中、ふとこの場に小松さんがいらっしゃるような気がした。

南出くんは、私の担当する戯曲セミナー研修課の生徒でもあり、めでたいことである。
とはいえ、今回は、いろいろと考えさせられた。
率直に言って、一次、二次審査のやり方も検討しなおした方がいいような気がしている。

公開審査での今年のキーワードは、「地続き」かな。
もろもろの行事を終えて、久しぶりにマキノ氏と話が弾んだ。


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