Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

三上智恵監督作品『沖縄、再び戦場へ(仮)』スピンオフ作品上映会のお知らせ

2023-04-07 | Weblog

4月15日(土)、梅ヶ丘BOXでの、三上智恵監督作品『沖縄、再び戦場へ(仮)』スピンオフ作品上映会の開催をお知らせします。

観に来てください。そして、作品完成のためのカンパにご協力ください。

 

三上智恵監督作品『沖縄、再び戦場へ(仮)』スピンオフ作品

■上映日時
2023年4月15日(土) 15:00〜
■会場 梅ヶ丘BOX (住所世田谷区梅丘1-24-14 フリート梅丘 B1F)
■アクセス|http://www.rinkogun.com/Umeaoka_Box.html

□入場料金|無料(カンパを御願い致します)

【主催・お問合せ】
燐光群 (有)グッドフェローズ
E-MAIL:rinkogun★alles.or.jp
※★を@にしてお問い合わせください。

宣伝デザイン(C)三上智恵

●公式サイト
http://okinawakiroku.com/

 

最新作『沖縄、再び戦場いくさば(仮)製作応援のお願い

スピンオフ作品〈45分〉上映会のご案内

2024年劇場公開にむけて三上智恵監督の新作ドキュメンタリー映画『沖縄、再び戦場いくさばへ(仮)』の製作をスタートしました。
その完成に先んじて、三上智恵監督は「刻々と変わっていく、沖縄の予断を許さない状況と危機感を全国の皆さんに今すぐ共有していただきたい」と、新作映画のために撮影した映像の一部から、45分ほどのスピンオフ作品を製作しました。そして現在、このスピンオフ作品の上映会を開催したいという方に無償で貸出しています。この状況をより早く、より広く共有するため、ぜひ何度でも上映会を開催してください。
また、上映会開催にあたっては、ぜひ『沖縄、再び戦場いくさばへ(仮)』カンパ金募集チラシの配布をお願いします。新作完成へ向けて、どうかお力添えをいただけますようお願いいたします。

沖縄記録映画製作を応援する会 事務局

 

三上智恵監督 ステートメント

STATEMENT

新作『沖縄、再び戦場いくさば(仮)スピンオフ作品について

三上智恵

昨年末の安保三文書で明らかになったのは、日本が敵基地攻撃や先制攻撃も可能な軍事国家になったことだけではありません。日米政府の言う抑止力とは「南西諸島にミサイルを並べ、最悪の場合報復攻撃の戦場になるもやむなし」という南西諸島の犠牲を覚悟したものであるという本音も暴露されました。戦場になると名指しされたも同然の島々では、これから基地の地下化、シェルター設置、ミサイル避難訓練、弾薬庫大増設、小さな離島を含む空港と港湾の軍事化が急ピッチで進みます。いま制作中の新作映画は、平和を求めて戦う沖縄の最前線を描いた2017年の『標的の島 風かたか』の続編にあたります。2017年~2023年の戦争に向かって突き進む怒涛の日々が描かれることになりますが、しかし映画館での公開は早くても2024年春以降になり、その時、沖縄が予断を許さない状況になっていることすら考えねばならないと危惧しています。

映画の完成を待つこの期間にも、刻々と変わっていく状況を共有するため、この度45分程のスピンオフ映像を希望者に無償で提供し、危機感を共有していただきたいと思うに至りました。みんなで見ようよ!と声を掛けられる仲間と、5人でも10人でもいいので「見る会」を開催していただきたいのです。そして戦争に向かうこの国の流れを止める小さな単位が各地に生まれ、この動画を見たことで「見ざる・聞かざる・言わざるになるものか!」と決意した人たちが、既成の政党や運動にとらわれず、同じ危機感を持つ人たちと集まりなおすきっかけになれば、こんなにうれしいことはありません。映画が完成するまでの間に、全国に同時多発的に沖縄の現状を見てこの国を憂い動き出す人々がどんどん誕生していくと思うだけでもワクワクします。そして、ワンコインでもいいので新作の製作費カンパと共にDVDを返却していただければ、私たちもさらに励みになります。

野党や労働組合の弱体化、運動の高齢化など嘆いていても始まらない。私にとっては、過去の私の作品を見てくださり、沖縄を気にかけていてくれる方々だけがはっきりと目に見えている希望なんです。その方々は必ず南西諸島の現状をその目で見て受け止め、SOSに耳を傾け、そして発言・行動につなげる力のある人たちだと信じられるからです。

なので、今回はあえて素材を無造作に並べ、わかりやすくするための説明や演出は極力つけませんでした。あくまで撮影に走っている中からこぼれてくる「野菜の乱切り」の形で提供します。それを一足先にお渡しするので、皿もそちらで用意し、来ている方々が食べられるような盛り付けと味付けは映像を受け取った主催者のオリジナルでやってほしいのです。主催する方の多くは辺野古で座った経験があったり、深く沖縄問題に関心を持ってきた方々だと思いますので、一緒に見る人たちに添えるべき情報を判断し、来てくれた方々に必要な補足をしていただけると思います。実はそこがミソだと思っています。
観客として見るのではなく、私たちが必死に渡す情報を受け取って、皆さんも必死に地域に発信するサテライトになってほしい、平和を作る力のある人たちを揺り起こすツールにしてほしい、平和分子の核分裂が起きる時の核になる人たちにこの素材をお渡ししたいと思い、その願いを込めて、編集しました。どうぞ存分に活用してください。そして新作映画が完成した暁には、是非この動画を共有してくださった皆さんと共に劇場にお越しください。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«  福島核污土放東京新宿 日市... | トップ | 坂本龍一さんからのメッセー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事