関東大震災の混乱の中で虐殺された朝鮮人犠牲者の追悼式。毎年9月1日に都立横網町公園で行われています。
小池百合子都知事は2017年から、追悼碑の前で開催されてきたこの追悼式典への「追悼辞」送付を取りやめています。
あの石原都知事でさえ送っていた、追悼辞です。
小池都知事は、今年も送らないそうです。
それどころか、都は今年初めて、許可を出すに当たり「公園管理上支障となる行為は行わない」などとする誓約書を書くよう要求。提出が行われていないとして、使用許可申請を受け付けていませんでした。
この理不尽を許さないための「慰霊の公園でヘイト集会を許すな」声明に、私も加わりました。
関東大震災時の朝鮮人虐殺を描いた加藤直樹さんの『九月、東京の路上で』を、一昨年に舞台化し上演したこともありますが、これは許されるべきことではないと思ったからです。
結果として、東京都は「誓約書」要求を取り下げました。
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8月3日、追悼式典実行委員会声明「東京都の『誓約』要請取り下げと、今年の追悼式典の一般参加中止(ネット中継)についてのご報告」
コロナ対策のため、今年の追悼式典は一般参加はできません。ネット中継が行われますので、ぜひこちらでご視聴いただければと思います。
9月1日(火)11時から12時過ぎまで。IWJチャンネル。
一般参加なしの追悼式典となった今年9月1日にあたり、関係メンバーから、いくつかお願いがあります。
一つは、式典の中継にぜひ、「イイネ」を押していただきたいということです。本来であれば横網町公園で行っている「献花」の代わりです。
もう一つは、ツイッターアカウントをお持ちの方はぜひ、9月1日に「#私は追悼します」を付けて、ご自分の追悼文を発表していただきたいということです。
三つ目のお願いは、追悼式典実行委員会に寄付をお願いしたいということです。
式典を支える寄付は、毎年、その多くが式典当日に現地でいただいていたそうです。そのため今年は財政的に厳しいようです。
口座番号などは、こちらの下の方にありますので、ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
写真は、一昨年〜昨年に上演した、燐光群『9月、東京の路上で』(原作・加藤直樹)より。撮影・姫田蘭。
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