「京野菜のど飴」というものをいただいた。
今年の関西公演のときである。
ある演劇関係の方から。
一人にワンセット、人数分である。
お心遣いに感謝。
俳優たちは喜んだし、私も嬉しかった。
やさしさのありがたさ、でありました。
「京野菜のど飴」というものをいただいた。
今年の関西公演のときである。
ある演劇関係の方から。
一人にワンセット、人数分である。
お心遣いに感謝。
俳優たちは喜んだし、私も嬉しかった。
やさしさのありがたさ、でありました。
慶應義塾図書館での展示「久保田万太郎ー時代を惜しみ、時代に愛された文人ー」で、驚かされたのは、文学座公演『大つごもり』のポスターである。
そうそうたる出演者たちである。そこに「串田和美」の名前がある。
文学座にいらしたことは知っていたが、こういう作品への出演があったとは。
「ポスター見ましたよ」と串田さんにお伝えすると、「文学座に一年いて、戦場のピクニック、十三夜、水上勉の山襞に出て、辞めてアンダーグラウンド自由劇場を創りました」というお答えが。
歴史である。「現在」は、その上に重ねられてきたのである。
今年は、俳人、作家、脚本家、演出家として多角的に活躍した、慶應義塾出身の文人・久保田万太郎の没後60年にあたる。
慶應義塾大学には「久保田万太郎講座」というのがあって、それは慶應義塾大学久保田万太郎記念資金や『三田文学』に多大な貢献をした流れで設けられた。私が現役学生のときは内村直也氏の講座だった。数年前から私もその講師を務めた。
慶應義塾図書館で、先日まで、「久保田万太郎 ー時代を惜しみ、時代に愛された文人ー」という展示が行われていた。
今の私の文学部「詩学」の学生にも、ついさいきん久保田万太郎作品を読み替えた上演をした者がいて、教えてくれたのだ。
最終日近くに、ようやく覗くことができたが、「アングラ」「小劇場」から演劇に入った私は、「新劇」についての勉強がまったく足りないのだということを、あらためて痛感した。
展示では、思いがけないものにも出会った。(この項、続く)