Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

「九月、東京の路上で」に登場する国会議員「中西」のモデル・小西洋之参議院議員が国会で、安倍首相に「改憲」の「資格」がないことを証明

2019-03-09 | Weblog

「九月、東京の路上で」に登場する、大西孝洋演じる国会議員「中西」のモデルが、小西洋之参議院議員であることは、まあ、わかる人にはわかる、ということで、知られている。

 
3月6日の参院予算委員会で、その小西議員が、安倍首相を鋭く批判した。
 
小西議員は、安倍首相に「“法の支配”の対義語は何か」と問うた。
安倍首相は、まったく答えられなかったというか、たぶん質問の意図さえわからなかったらしく、しばらく座ったままだったが、結局、「まさに、この反対語と言うよりも、法の支配、え、ということを申し上げているのはですね、いわば、あーこのー、この海、繁栄の海……」などと、シドロモドロになり、最後まで答えられずじまいだったという。


小西議員は、「“法の支配”の対義語は、憲法を習う大学一年生が初日に習うことですよ。法の支配の対義語は“人の支配”です」と教えた。

「法の支配」の対義語は、憲法を習う大学の1年生が初日にならう事ですよ。改憲を唱える安倍総理が「法の支配」の対義語を答えられないんですか。一言で答えてください」「憲法が依って立つ基本原理すら理解できないで改憲を唱えている安倍総理に教えて差し上げます。"法の支配"の対義語は『人の支配』です。権力者の専断的な行為によって、ルールを捻じ曲げて国民の自由や権利を侵害する、そういう時代が人類にはかつて有ったから。近代立憲主義に基ずく憲法を作る。その近代立憲主義に基ずく憲法の理念が”法の支配”の原理なんですよ」「今から六年前に安倍総理は、日本国憲法に一番大切な憲法13条を1ミリも理解せずですね、答える事も出来なかった。まさに国民に取って、悪夢そのものの答弁をした。なんで、”法の支配”も知らないのかな?と思ったら、やっぱりでした。では、”法の支配”の対義語である”人の支配”を安倍総理はどうのように繰り広げているか?」

「安倍総理、デンマークのアンデルセン童話で「裸の王様」という童話はご存じだと思うので、ぜひお読みいただく事をお奨め致します」「安倍総理のような時間稼ぎをするような総理は、戦後一人もいませんでした。国民と国会に対する冒涜ですよ。聞かれたことだけを堂々と答えなさい」「法制局長官が国会で政治的な発言をしたのは初めて聞いた」

逆ギレした安倍首相は小西議員に対し「人格的な批判だ。将来を思えばそういうことは控えられた方がいいのでは」と、理解不能な「反論」をした。
 
それにしても、“法の支配”に、なぜ「海」が出てくるのだろう。なんだか抽象的な話に逃げようとしたのだろうか。
 
小西議員は、「私の生きてきた…まあ、愚直にやって来ただけの人間ですけど、安倍総理に人生説かれるほど、私は落ちてない」と答えた。
ともかく、小西議員によって、安倍首相に「改憲」の「資格」がないことが、あらためて証明されたのは確かだろう。


「九月、東京の路上で」の「中西」議員は、昨春、小西議員が路上で自衛官三佐に暴言を吐かれるという事件があった、その顛末から発展した場面に登場する。自衛官を演じた荻野貴継は、今年にPカンパニー「拝啓、衆議院議長様」で、「やまゆり園」を思わせる施設での惨殺事件の犯人役でも、注目を集めている。


写真は、「中西」という名の議員を演じる大西孝洋と、小西議員。昨年夏、初演の終演後。(撮影・古元道広)
 

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「九月、東京の路上で」再演、上演情報


 3月15日(金)開幕!

下北沢ザ・スズナリ

原作◯加藤直樹

作・演出○坂手洋二

 

詳しい情報は以下を御覧ください



http://rinkogun.com/Kugatsu_Tokyo_March.html

 

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日本劇作家協会 戯曲セミナー 2019年度 受講生募集!

2019-03-09 | Weblog

日本劇作家協会 戯曲セミナー 2019年度 受講生募集!

「シアターガイド」もなくなったし、こういう広報もなかなか出せる場所がなくなってきています。

身近に演劇に関心があって何か作りたい人、戯曲執筆に関心のある方がおられましたら、ぜひお薦め下さい。

 

 

【日本劇作家協会】5月末開講!「戯曲セミナー」2019年度 受講生募集!

 

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[期間] 2019年5月29日より2020年3月4日まで(8月、12月中旬ー1月中旬はお休みです)
[日程] 水曜/19時から21時 全30コマ+公開講座
[会場] 座・高円寺 (JR中央線 高円寺駅 北口より徒歩5分)  

[募集人数] 50名
[応募資格・試験等] 特になし
[募集期間] 受付中!定員になり次第 締切(毎年すぐに定員には達しません。よくご検討になったうえでお申込みください)
[費用] 計200,000円(入学金20,000円+年間授業料180,000円/消費税込、振込手数料別/杉並区民は190,000円)
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★戯曲の書き方を学ぶ、演劇の楽しみかたを学ぶ 日本でただ一つのセミナーです★

── 教育部長・横内謙介
 プロ志望の方から、劇作のみならず演劇全般に興味を持つ初心者の方まで、広く対象にした総合的な講座です。
 劇作家協会会員の現役作家がそれぞれの持つ方法を伝授する他に、「座・高円寺」との提携により劇場を使っての公開講座も行います。今、我が国の演劇界の最前線で芝居を創っている現場の人たちが、劇場で直に教える。それが本講座の最大の魅力です。また、受講生には自作の講評を受ける権利が与えられます。ここで実力を認められると、大きなチャンスが広がります。
 初めての劇作体験から、プロデビューまで。19年目の戯曲セミナーは、新しい才能を育み、世界に送り出すため、多彩な講議を用意して皆さんのチャレンジをお待ちしています。

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[詳細・お申込み]
・劇作家協会Webサイト http://www.jpwa.org/main/activity/seminar
[お問合せ]
劇作家協会事務局
・TEL: 03-5373-6923
・MAIL: office@jpwa.jp

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