Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

「クワイ河に虹をかけた男」アンコール上映開始

2016-10-05 | Weblog
満田康弘監督、渾身のドキュメンタリー映画「クワイ河に虹をかけた男」、大好評の東京公開に続いて、アンコール上映が始まっています。

とはいえ、アンコール故に宣伝が行き届かず、上映されていることをご存じない方もいるようです。
とくに若い人たちに観てほしいと、今日誕生日を迎えた、私と同学年の満田監督も言っております。
ぜひぜひまわりの皆さまにご宣伝いただけますと幸いです。

写真は、カンチャナブリで、映画にも登場する、ヘルファイヤー・パス。8月、別な取材のためタイを訪れたさい、脚を伸ばしたのだ。

会場 ポレポレ東中野

<アンコール上映決定!> 10.1(土)~11.4(金)
10/1(金)~14(金) 18:00
10/15(土)~11/4(金) 10:40
 ※上映最終日:11/4(金)

トークイベント
10/16(日)・17(月)・18(火)上映後 満田康弘(本作監督)
10/23(日)上映後 佐生有語(俳優、本作出演)(上映時間119分)

料金 当日 : 一般 1700円 / 大学専門 1400円 / シニア 1100円 / 高中 1100円 / 小学生以下 無料
前売 : 1300円


以下は、以前掲載した紹介ブログの再録。

 ※ ※ ※

もう、ちょっと前になるが、完成版を試写で見た。一人でも多くの人に見ていただきたい。
今朝までタイにいたのだが、取材で行く旅の途中だったので、カンチャナブリに寄り、この映画にも出てくるところに幾つか立ち寄った。

第二次世界大戦中、日本軍がタイとミャンマー(ビルマ)間を往来する泰緬鉄道の建設を強行しようとして、多くの捕虜を強制労働させ、また、当地の住民を徴用し、数万人の死者を出した。
そのときの日本人通訳・永瀬隆さんを追った映画だ。彼は工事拠点に派遣されて捕虜への拷問にも立ち会った。
戦後、永瀬さんは犠牲者を慰霊する旅を開始、生涯をかけてタイを135回訪問し、1976年にはクワイ川鉄橋で元捕虜と旧日本兵の再会を実現させた。
本作では94年のタイ訪問を手始めに彼の旅を追い、つぐないにかける思いや関係者たちとの絆を見つめる。
事実に基づいているがフィクションの多い映画『レイルウェイ 運命の旅路』では、真田広之さんが演じた。
永瀬隆さんの「戦争のせいにしてはいけない。人間が人間を大切にしないことこそが問題なのだ」というメッセージは、今こそ重要だ。
日本兵からの虐待を受けた連合軍捕虜たちをして「彼は自分が握手することのできるただ一人の日本人だ」と言わしめた、元陸軍通訳である永瀬さんが辿った人生を、見届けてほしい。


公式サイト
https://www.ksb.co.jp/kuwaigawa_movie/index.php

ポレポレ東中野
http://www.mmjp.or.jp/pole2/
コメント
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