かなり苦労しながら継続している雑誌「映画芸術」。
最新453号が出たようだ。
まだ読んでいないが、とにかく「濃い」特集ばかりの雑誌である。
昨今多くの人が「休刊の危機」を言うので、あらためて応援を表明する。
私は今号では〈私の映画史 青春映画篇〉という特集に寄稿している。
ベストテン的に十本選べと言われ、二十歳頃までに観た映画ばかり挙げることにしたので非常に気恥ずかしいのだが、ご一読よろしく。
http://eigageijutsu.com/article/428771868.html
確か最初に「映画芸術」に映画評を頼まれたのが、ラース・フォン・トリアー監督、ジャン=マルク・バール主演、1991年のデンマーク映画『ヨーロッパ』。あまりに難解なので書き手が着かず私にお鉢が回ってきたのだと思った。ラース・フォン・トリアーが、今のような誰もが知っている存在ではなかった時期である。私とは相性の悪い監督だと思っていたが『ドッグヴィル』で私自身からの評価は一転した。『ドッグヴィル』のことを考えると勇気が湧いてくる。苦難の最中の蜘蛛の糸のような、信ずるに値する一本。あ、蜘蛛の糸じゃ駄目か。自分がしっかりしなきゃな。
最新453号が出たようだ。
まだ読んでいないが、とにかく「濃い」特集ばかりの雑誌である。
昨今多くの人が「休刊の危機」を言うので、あらためて応援を表明する。
私は今号では〈私の映画史 青春映画篇〉という特集に寄稿している。
ベストテン的に十本選べと言われ、二十歳頃までに観た映画ばかり挙げることにしたので非常に気恥ずかしいのだが、ご一読よろしく。
http://eigageijutsu.com/article/428771868.html
確か最初に「映画芸術」に映画評を頼まれたのが、ラース・フォン・トリアー監督、ジャン=マルク・バール主演、1991年のデンマーク映画『ヨーロッパ』。あまりに難解なので書き手が着かず私にお鉢が回ってきたのだと思った。ラース・フォン・トリアーが、今のような誰もが知っている存在ではなかった時期である。私とは相性の悪い監督だと思っていたが『ドッグヴィル』で私自身からの評価は一転した。『ドッグヴィル』のことを考えると勇気が湧いてくる。苦難の最中の蜘蛛の糸のような、信ずるに値する一本。あ、蜘蛛の糸じゃ駄目か。自分がしっかりしなきゃな。