「私たちはこうして生き残ったんだよ。私も君も。そして生き残った人間には、生き残った人間が果たさなくちゃならない責務がある。それはね、できるだけこのまましっかりここに生き残り続けることだよ。たとえいろんなことが不完全にしかできないとしても」
村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
』文藝春秋、2013、321頁.
私も幸か不幸か生き残っている。何ごとも不完全だらけで、ここにいることを望まれていない気もするが、このまま生き残るべきだろうか。
村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
私も幸か不幸か生き残っている。何ごとも不完全だらけで、ここにいることを望まれていない気もするが、このまま生き残るべきだろうか。