A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記61 「メゾン四畳半」

2007-07-16 23:57:27 | 書物
タイトル:メゾン四畳半 藤森照信
アートディレクション:犀
発行:エルメスジャポン株式会社
発行日:2007年6月
内容:
同名展覧会のカタログリーフレット。
会場風景写真、藤森照信による作品解説、藤森照信略歴、主要著作リスト、建築作品リスト収録。

入手日:2007年7月7日
入手場所:メゾンエルメス8階 フォーラム
詳しくはわからないが、メゾンエルメス8階のフォーラム会場内に四畳半の家を3件制作するというプロジェクトだったようだ。そのため展覧会終了後にカタログが完成し、現在行われている展覧会会場で配布されていたもの。
エルメスに四畳半という響きだけでも藤森の企画力・行動力には感嘆する。
ちなみに現在は以下の展覧会を開催中。

ホルヘ・パルド展:無題
Jorge Pardo : Untitled
2007年6月27日―9月9日
メゾンエルメス8階 フォーラム

未読日記60 「POLA新鋭展2007」

2007-07-16 23:44:08 | 書物
タイトル:POLA新鋭展2007 「あなたの物語を楽しんで下さい」
発行:ポーラミュージアムアネックス
発行日:2007年7月3日
内容:
同名展覧会のリーフレット。
本年は荒木珠奈(インスタレーション)、ムラタ有子(絵画)の2人。
今回のキュレーションは西松典宏。
「あなたの物語を楽しんで下さい」西松典宏(美術番組プロデューサー)によるテキスト収録。

入手日:2007年7月7日
入手場所:ポーラミュージアムアネックス
ムラタ有子は、ポラリスというダブポップバンドのCDジャケットを手がけていて、私はそこで彼女の作品を知った。なぜか、今回の彼女のテーマは「かわいい」だという。もっとも「あなたの物語を楽しんで下さい」などという長ったらしくて、意味不明なサブタイトルでは、テーマにもならないので作家の方でテーマを設定したということか。しかし「かわいい」は失敗な気がする。
ちなみに、荒木の「蛹の舟」という小さな紙の舟をたくさん吊り下げた作品は、現在資生堂ギャラリーにて開催中の蔡國強の作品と近く、私には蔡の方が印象深かった。

POLA新鋭展2007 「あなたの物語を楽しんで下さい」
荒木珠奈・ムラタ有子
2007年7月3日―7月29日
ポーラミュージアムアネックス

時光―蔡國強と資生堂
2007年6月23日―8月12日
資生堂ギャラリー

未読日記59 「槙原泰介展」

2007-07-16 23:26:01 | 書物
タイトル:αmプロジェクト2007
     ON THE TRAIL Vol.1 槙原泰介
キュレーター:鷹見明彦
デザイン:長内研二、河野伊央
発行:武蔵野美術大学
発行日:2007年7月3日
内容:
同名展覧会のカタログリーフレット。
「<不穏の正体>にふれる、おわりなきラリー」鷹見明彦(美術評論家)によるテキスト収録。
槙原泰介は1977年生まれ。主にインスタレーションによる作品発表を行っている。

入手日:2007年7月7日
入手場所:ASK?
武蔵野美術大学によるαmプロジェクトシリーズによる冊子。吉祥寺時代から定期的に見続けている。カタログもB5版になり収まりがよくなった。今年のゲストキュレーターは鷹見明彦。昨年度は行く度にひどくて失望ばかりしたので、今年はもう少しがんばってほしいところ。
槙原の一軒の廃屋が取り壊される過程をはじめと終わりの双方向から同時に再生する映像作品は、たまたま大辻清司による自身の住居を取り壊す一部始終を撮影した作品を見たばかりだったせいもあり、大辻作品のことを考えてしまった。家を取り壊すこと、家にまつわる記憶、イメージの問題をこのような作品を中心にして考えてみると興味深い、かもしれない。
ちなみに、槙原の作品を見ていて、冨井大裕の作品を思い出したが、この後のαmプロジェクトに出品が決定していた。

αmプロジェクト2007

未読日記58 「クリスティアーネ・レーア」

2007-07-16 23:04:54 | 書物
タイトル:クリスティアーネ・レーア展
     Christiane Lohr : looking for what holds the world together
発行:GALLERY A4(ギャラリー エー クワッド)
発行日:2007年6月15日
金額:300円
内容:
同名展覧会のカタログ。
「ささやかな試みを冒険として」酒井忠康(美術評論家)によるテキスト収録。
クリスティアーネ・レーアは1965年生まれのドイツ出身の女性アーティスト。植物の種や茎、綿毛などを使ったインスタレーションを制作している。

購入日:2007年7月7日
購入店:GALLERY A4
購入理由:
植物を使用した作品を制作している作家という情報だけしかなく出かけたが、思いのほか植物のもつ造形をシンプルに生かした作品で好感を持った。繊細で吹けば飛ぶようなミクロコスモスな構築物を作り上げている。本人のコメントによると、自然より建築に興味があるらしく、彼女の作品のキーワードは「構築」だという。