京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

秋深く

2015-10-23 21:58:18 | 季節のことば
朝ごとに秋深くなる木草かな   角川源義

        
        さざんかがもう咲きはじめた。さざんかは初冬を感じさせる花、朝晩が肌寒いのも
        仕方ない、もうすぐ冬がくるのだから

        
        見上げると赤い実が点々と。ナツメの実が色づいている。ご近所で見かける
        ナツメの木はどんどん背が伸びて、実が見つけにくくなった。

        
        ナツメ:クロウメモドキ科中国原産
        中国では3000年以上前から食用として栽培されていたという。日本でも、
        万葉集に詠まれているので、奈良時代には渡来していたとみられる。

        
        母の庭でも秋の草花が終りを迎えている。
        秋明菊は八重の紅色、庭一面に領土を広げていたけれど、連日細い花びらが
        ハラハラ散っている。
        シュウメイギク:キンポウゲ科中国原産 別名キブネギク

        
        今を盛りと群れ咲いていたホトトギスも、もう咲き切ったようだ。

        
        そしてバトンタッチされたのがツワブキ。

        
        直立した茎にパッと開いた黄色い花は寒風の中でひときわ目立っている。
        ツワブキ:キク科日本、台湾原産 「ツヤのあるフキ」が転じて「ツワブキ」に
        なったともいわれている。

行く秋や雀の群るゝ草の原   木津柳芽
 
        

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