京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

京都もみじ 

2021-12-07 17:19:28 | 京都

久しぶりの京都、紅葉真っ盛りとの情報に、土日を避けました。

年寄フリーターの特権です。

        

        黒谷の金戎光明寺に車を置いて、あたりを歩きました。まず金戒光明寺

        の塔頭、栄摂(えいしょう)寺。このお寺は常は非公開ですが紅葉の時期

        だけ公開しています。訪れる人も少なく、初めて足を踏み入れた境内を

        ゆっくり歩いて紅葉を独り占め(二人占め?)しました。

              

              傾斜地を利用した庭はそんなに広くはないけれど、

              変化にとんだ自然の景観が味わえる境内でした。

              散り紅葉を踏みながら歩ける散策路はいい風情。

        

        金戒光明寺から塔頭の並ぶ裏通りを歩いて吉田山の麓の真如堂へ。

        桜の時もモミジの時も、マイカーは通行禁止となる人気スポットなの

        ですが、今ならOK,駐車場も空いていました(と言うより、いつ駐車場

        ができたのでしょうか? 確かタクシーしか入れなかったはずだけど、

        近年来たことがなかったので)

        

        大勢の観光客が行き交う参道も、ちょっと待てば人がカメラに写り込ま

        ない写真を撮ることができる。人がいないとせかせか歩かなくなるんだね。

              

              境内の端っこに瓦屋根の付いた築地塀の上に高々と

              花を咲かせた皇帝ダリやを見つけました。のんびり

              歩いたおまけね!


茄子の忘れ煮

2020-11-11 20:42:19 | 京都

岡山でご馳走をいっぱい食べたので、京都に帰ってきてからあまりお腹が空いてなくて…

ホテルの近くの居酒屋風和食(大人の居酒屋かな?何度か入ったことがあって…)のお店で

一杯飲んで、おつまみを少し。そして〆にうどんを食べたのですが…。

        

        「茄子の忘れ煮うどん」という。

        うどんを多くすることもできますよ、と言われ、いえいえ!と言ったけど

        うどんが運ばれてきて意味が分かった。これはお酒の〆なんでしょうネ、

        量が少なかった。でも、これが調度いい。

        どんぶりの上方にちょっぴり写っているのが茄子の忘れ煮。これが

        超おいしかった!

        『秘伝のかえしで忘れるほどじっくり煮込んだ』んだそうです。

        そう言えばメニューに「茄子の忘れ煮」と言うのがありましたっけ。

        今度注文してみよう!

        

        真似してつくってみました。お茄子、大好きなので。秘伝のかえしなんてないから、

        いつも煮びたしを作る要領で、細火でとろとろ煮てみたけど、忘れるほどってどれ位

        なんだろう? 40~50分位は煮てたら、皮がはがれてきたので火を止めた!

         超とろっとろ!とろけた(ここまで煮なくてもいいかな?)でも、美味しいよ~!

        次回注文して、食べ比べてみるゾ!

        

        


非公開文化財特別公開

2020-11-06 22:15:02 | 京都

観光客が少ないとはいえ、人が集まりそうな場所は極力避けました。

秋の特別公開の最終日に間に合ったので、いくつか選んで拝観しましたが、

どこも人は少な目、むしろ勿体ないな、と思ったほどでした。

        

        建仁寺の塔頭、両足院。初めて中に入りましたが、立派な庭で驚きました。

        若冲の絵を所蔵していること、知りませんでした。公開されていてラッキーでした。

              

              

              泉涌寺悲田院。きれいな阿弥陀如来像があるので拝観したいと

              思ったのですが、肝心の阿弥陀様は暗くてよく見えませんでした。

              看板の写真で我慢!

特別公開はありがたいこと、初めて目にする文化財にも出会えますから。

看板にも書いてある通り拝観料は文化財の維持管理に充当されるそうで、ま、高い

のは仕方ないか!とは思うものの、3か所廻ったので、2人で6000円、お金の事

を言うのはいやらしいけれど、かたっぱしからと言うわけにはいきません。保存会が

管理しているのでしょう、どこにも会員の方たちが詰めていて、丁寧に説明をして

くれました。これだけの文化財を維持保存するのは大変なことですよね。


京都長楽館

2020-11-03 22:29:22 | 京都

やっと京都に来ることができました。今年5月、8月ホテルを予約しましたが

コロナおさまらず、東京は出入禁止。泣く泣くキャンセルの繰り返しでした。

まさに3度目の正直。家から車なので、乗りモノでの感染は心配ないながらも、

サービスエリアなどでの密を避けて、朝5時に起きてまだ暗いうちにスタート。

順調にいきすぎて、京都には11時過ぎに着いてしまった!

        

        まずは、予定していた丸山公園隣の長楽館でゆっくりランチ。

        サンドイッチ。ゆで卵とポテト…おもしろい組み合わせ。

        サーモンとハム…マヨネーズが美味しい!

        

        ビーフフィレカツサンドはOTTOのオーダー。ゴージャスな厚い肉、

        でも柔らかくて美味しゅうございました。

 

        長楽館は非公開文化財特別公開中でした。明治の煙草王・村井吉兵衛が

        国内外の賓客をもてなす迎賓館として明治42年に建てられ、ルネッサンス、

        ロココ、ネオクラシックなど様々な様式を取り入れ、贅をきわめた建物。

        三階部分には書院造りの和室があり、今回はその和室階を特別公開されました。

        写真は撮れませんが、伊藤博文、大隈重信、山形有朋、等々、多くの要人を

        もてなしたという和室は凝った作りの贅沢なものでした。

 

        かつて、長楽館にレディスホテルが併設されていて、友人と宿泊したことが

        ありました。 今は6室のみのオーベルジュ形式の優雅な宿泊施設になった

        ようで、敷居が高くなりました。昔、泊まっておいてよかった!

        でも、京都有形文化財に指定されているこの豪華な建物は喫茶室として

        優雅にお茶や軽食がいただけます。       


京都 ー 宮川町水簾

2019-12-10 23:24:56 | 京都
一旅中、一回は贅沢します。
かつてのお茶屋街、宮川町の「水簾」 東京ミッドタウンにも出店、2回程食べに
行ってお味が気に入ったので、一度京都の本店に行ってみたいと思っていたのです。

        
        先付:うなぎ…苦手だけど、こういう所ではちゃんと食べます。甘酢?のジュレが美味し
        かった。

        
        焼物かな、鴨でした。
        
        
        椀物:ほたて真薯

        
        お造:いろんなものを巻いてありました。

   
   名物の月替わりのミニチュア、小さな重箱に入った季節のお寿司です。

        
        炊き合わせ

        
        油物:白子の揚物

        
        御飯、だし巻卵(追加できます)、じゃこ、漬物、赤出汁

        
        水物

   
   ミニ椀に入っていたのは、安納芋のスープ仕立て。デザートのおまけだそうです。お芋の時期なので、

              
              それぞれの前にお釜で焚きたての御飯が出されます。

        
        御飯はあまりお代りをしないので、残ったご飯はお結びにしてくれます。じゃこと胡麻を
        いれて目の前で握っていました。

        東京でもそうでしたが、和食のお店はカウンターが楽しい。板さんの作業姿が見えるし
        包丁さばきもさることながら、箸の扱いもみごとです。やはり箸遣いも練習するのだそうです。
        板さんとおしゃべりも楽しいし、質問もできるのもいい。本店もとても感じのいいおもて
        なしで、満足しました。
                

京都 - 京丹波

2019-12-09 21:27:17 | 京都
観光客であふれる京都市内の名所は避けて、京丹波まで出かけました。

        
        京都縦貫道と言う高速で、1時間もかかりません。山に囲まれた町や村、色づいた木々は
        見慣れた京都市内の名所の紅葉とは全く違う、美しい晩秋の景色でした。残念なことに
        時おり時雨のようにさぁ~と雨が降って木々の彩りの中を歩くことはできなかったけれど。

        
        車窓からうち重なる山の紅葉をながめて、ランチをするために「菓歩菓歩(かぽかぽ)」と
        いうカフェに入りました。

        
        山の自然公園の入り口にひっそりと建つかわいいお店。ホントはお菓子工房なんだそうです。
        と、???中に人がいる様子だけど、お店は開いていません。ドアからのぞいてると、
        ちょうどオーナーさんがやってきて、クリスマスケーキの制作にはいっているので、ランチ
        はお休みです、という。東京ナンバーの私たちの車をみて、モンブランだけなら、と
        お店を開けてくれました。

              
              ほんとにモンブランだけ、でも、急いで栗クリームを
              絞り出して作ってくれました。そして、美味しいコーヒーも。

        
        渋皮煮の大きなクリがどーんと乗っています。名産の丹波栗を使ったモンブラン、甘さ
        控えめでさっぱりしているけれど、栗がたっぷり。丹波の秋です!

              
              雨がしとしと、椅子ごとにひざ掛けが用意されていました。窓の向
              こうに赤い木が雨に煙って淋し気な絵を掲げてくれているようです。
              これで、暖炉があったらすてきでしょうね。

              
              部屋から出ることがためらわれる寒そうな外景色です。

              京都市内に入ると、がらりと変わる景色、雨はあがっていました。             

京都 ― 黄落

2019-12-06 21:39:07 | 京都
堀川通の銀杏並木です。

        
        堀川通の公園のような広い中央分離帯がある箇所、入り込んで落葉を踏みしめられ
        ないのが残念。
        
        
        風が吹くたびに金色の葉が吹雪のように舞い落ちる。散り敷いた黄金の絨毯の裾を
        めくりながら車が往来していた。

        黄色い落葉の世界もまた美しい。

京都 ー 令和元年・名残の錦秋

2019-12-05 21:32:24 | 京都
やはり京都の紅葉を見なくては一年が終わらない。今年はもう遅いのではと言われつつ…。

        
        早くても遅くてもいいのです。観光客のいない静かな京都に居たいから。確かに
        もみじはだいぶ散っていました。妙覚寺も地面の方が紅葉していました。

        
        好きなだけ眺めていられます。行く秋をゆっくり味わいました。

              
              日蓮宗大本山・妙顕寺、紅葉が特に有名と言うわけではないけれど、
              大きな寺院にはそれなりに美しい庭園があるものです。

        
        廊下にたたずんで曲水の庭も独り占め、樹齢400年の赤松と樹齢200年の黒松が庭の
        中央に堂々と聳え、スケールの大きな庭で雄大な気分を味わう。

        団体さんはいないので説明もなく、御自由にとばかりに放っておいてくれる。この広さと
        静けさが好きです。

京都に寄る

2019-11-11 22:12:15 | 京都
大阪での七五三のお祝いの帰りに京都に一泊。

              
              建仁寺の塔頭・正伝永源院が特別拝観中。初めて拝観するお寺。
              織田信長の弟・織田有楽齋が荒廃していたこの寺を再興、茶道
              三昧、悠々自適の生涯を過ごした寺です。

        
        日本三名茶室の一つ、如庵(中は見られません)

        
        細川家の庇護を受けて再建された縁で、細川家の菩提寺にもなっている。この襖絵
        は細川護熙氏が描いて奉納したもの。裏側には京都の四季が描かれている。

        
        ランチは建仁寺に近い花見小路の裏通りにある「OKU」で。「OKU」は美山荘の主人
        中東久人さんがプロデュースした、手軽に美山荘の料理が食べられるお店。

        
        京の奥定食。

              
              長方形のお盆に並べられた小鉢にこだわりの料理がギュッと盛られ
              ている。

              
              デザート 甘酒団子ですって!

        
        祇園の路地、古い町屋が並んで表からは昔のままの街並み。ほとんどが飲食店。
        中はリノべ―ションしたり、新しい使い方をしているけれど、古い街並みを残して
        くれているのはありがたいことです。    
        

サロン・ド・ムゲ

2019-03-29 21:47:16 | 京都
老舗料亭「菊の井」が2年前に本店の傍らに建てました。一度行ってみたいと思っていたので、
食事も喫茶も予約しました。

        
        より多くの人に本物の和食を気軽に味わって貰いたい、というのがコンセプト。

        
        奥のテーブル席は団体の予約が入っているとのことで、苔の庭に面したカウンターに案内
        されました。実はこの庭向きのカウンターがお奨めと聞いていたので、むしろOKです。

        
        2段重ねの時雨弁当、お造り付。下の段には口取りから、焼物、炊き合わせ、和え物、
        酢の物、小鉢と、順々に恭しく出される懐石料理が、ギュッと詰まっています。
        ボリュームも満点、お味は保証付き、ちょっとお高くはありますが大満足です。

        
        上段は、鯛と小鮪のお造りと、長芋寒の先付。

        
        蓋椀と蓋ご飯茶碗が運ばれてきます。

        
        ご飯はうすい豆を散らした鯛めし。椀は揚げ海老真丈。

        どれも手が込んでいて美味しかった。

喫茶時間は2時45分からなので、退席することなく、ご馳走の余韻を楽しみつつ30分ほど待ちました。  
  (2時45分から喫茶を頼む人たちが予約順に案内され入店します)

        
        抹茶パフェとか、季節のパフェが美味しくインスタ映えがするそうですが、少し軽めに、
        OTTO は昔ながらのプリン。

              
              紅茶、和食器で粋に供されます。

        
        私は、何と言ってもタルトタタンが食べてみたかった! あっさりとした何ともまろやか
        な味で、いくらでも食べられそう。お茶はフルーツのハーブティー。

        ちりめん山椒、京細雨という昆布、青梅煮などを奮発して自分土産に買いました。