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脱サラして独立。我が道を行く男の独り言

孤独である

2012年06月17日 | 経営
前に勤めていた会社の社長に「経営者って孤独なんだよ」と諭されたことがあります。
「本当にハラを割って話す事なんか無い」とも言っていました。

一社員でしか無かった当時、社長の真意を図りかねたところもあったように思います。
今なら「孤独」の意味が、多少理解できるように思います。


今、とても迷っている事があります。
売上は順調。
現状維持なら言う事無し。


なんですが・・・・


とある会社(以降H社)とのお付き合いで悩んでいます。
H社が無理難題を言うワケではなく、単価や条件が厳しいという事でもありません。

H社は、カーテンなどのインテリアを扱っている会社で、主に通販サイトで申込のある一般客が相手です。
インテリア関係なので、稀に「襖の貼替」「フローリング貼替」なども問い合わせがあるのです。

その場合、直接当店に話が来ます。
紹介手数料、マージンなどは一切無し。
一つだけある条件が「内装資材の仕入れはH社で」
全く問題ないんです。

もちろん契約に至らなくてもペナルティもありません。
ずいぶん甘い条件なんです。


何を悩んでいるかと言うと、H社からの請負は「直接対応」なので、アポイント、工期の決定、集金まで、全て直接交渉しなければならないんです。
連絡時間は、朝早いほうが良いお客様もいれば、夜のほうが良い人、メールが良い人、電話だけの人、様々なんです。
さらに、相手から確認や問い合わせがあったりします。
営業時間内であっても、運転中だったり、ほかのお客様と打ち合わせ中だったりと、コチラの都合はお構いなしなんです。
急いでいる作業中でも、情け容赦なく連絡があったりします。

ワンマン経営の私にとって、これは非常に苦痛で負担なんです。
一般客の請負を止めた理由もココにあります。
が、H社とお付き合いを止めるのは、なるべく避けたいんです。
もちろん「請負は止めるけど、仕入れは継続」というワガママも通じない事は無いと思いますけど、やはり相手に迷惑をかける事は変わりません。

さらに売上。
昨年の実績は時給に換算すると建具屋としての時給の3倍近いです。
ほかのリフォーム屋さんより請負金額は安いですけど、経費が掛かっていない分、利益は大きいんです。
殆どが内装リフォームの請負で、当店を介し、大工さんに頼んだもの、クロス屋さんに頼んだもの、電気屋さんに頼んだものと、当店が作業をしていない事が多いです。
打合せ、商品決定、着工、完工の挨拶は行いますけど、体力は使っていません。

そう考えると「もっと力を入れるべき」かもしれません。儲けだけ考えれば、そうすべきなんです。
が、前述の通り、連絡のやり取りは負担です。
作業に支障が出るんです。


さて、どうすべきか?
悩んでも、相談できません。
いや、相談したとしても、決断は自分の責任ですので、参考にする程度しかできません。


孤独である。。。。。
社長が言いたかったのは、これかもしれません。
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