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家造りから「大工」が消える? 効率化の光と影 ②

2018年04月22日 | 経営
記事では「機械で対応できない分野に活路を見出す」と、大工の活躍の場がリフォーム市場であると書かれています。
これも、我々にすれば「何を今さら」ですね。分かり切っています。

ただ、この記事では「手仕事と機械のせめぎ合い」と結んでいます。
これは「随分視野の狭い話だなぁ」と感じてしまいます。

ほかの業種の方から見ると「職人の技術」というのは、少し神格化されているように感じる時があります。
「機械ではできない部分を担う」となると「やっぱり機械よりも職人の腕のほうが良い」「融通が利く」と考えてもらえているようです。
これを否定するつもりはありませんし、非常にありがたいと感じます。

が、我々が「機械よりも、自分の腕を必要としてくれる分野がある」と考えていたとすれば、これは疑問符が付きます。
これは、あくまで「機械化されていない分野」というだけであり「腕を必要としている」では無いからです。

私は、求められているのは「腕」ではなく「現場に合わせた応用力」だと考えます。
もし、リフォームで行う業務がパターン化すれば、その分野には機械が入り込んでくると思います。
機械化されずとも「技術が要らない部材」が出てきます。
これは仕方が無い事です。

ただ、リフォームは「パターン化されにくい市場」ですので、それに「順応する腕」を持った職人は重宝されます。
これが、私の言う「応用力」です。
技術や経験の高さを競う腕ではなく、お客様の要望に応える腕です。

続きます。
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