脱サラして一人親方になりました

脱サラして独立。我が道を行く男の独り言

数字だけで分かるのか? 1

2018年08月30日 | 経営
私は、仕事量より、売上(利益額)というものを重要視しています。
「忙しい」という体感ではなく「儲かっている」という実績重視という事です。
ヒマでゴロゴロしていても、儲けがあればOKという考えです。

先日、敷居、鴨居を造作している工場の経営者さんと話をしたのですが、そこでは「儲けが薄くても良いから、どうやって仕事量を増やすかを考えている」という話になりました。
なるべく工場と従業員を休ませないという意味です。もちろん、儲けも仕事量も多いほうが良いですけどね。

この差は、社員(従業員)を雇っているかどうか、なのかもしれませんね。

ただ、この考えの差は、数字だけでは見えないものとして深く考えるべきかなぁと思います。

同じ利益(額)とした場合、私の考えでも、工場の考えでも「同じ売上」という数字になりますが、従業員は「忙しい」と「ヒマ」と大きく異なる境遇になります。
忙しいとなれば、経営が健全であると感じるでしょう。
ヒマだったら「この工場、この先大丈夫だろうか?」と不安になるかもしれません。
数字では健全なのに、心的には不健全になってしまうのです。
ある程度の量を確保して「忙しい」という環境を作る事も、経営者として大切な要素なのかもしれません。

もし、利益は充分なのに、工場の稼働率が低く、従業員が不安に感じてしまったら?
これはコミュニケーションで改善できれば問題ないですけど、従業員の不安を、経営者が気づかなかったらどうでしょう?
「しっかり給料払っているから大丈夫」と思い込んでいたら?

そうならない為に、普段からコミュニケーションを大切にすべきなのですが、利益の部分を従業員と話すのか? については、かなり難しいと考えます。
もし、利益が大きければ「オレの給料、安すぎないか?」と不満になる可能性があるからです。
給料、待遇に不満があれば、会社を去ってしまうかもしれません。

こうやって考えると「儲けが薄くても良いから仕事量を確保する」という経営には、大きく頷く部分が出てきますね。

続きます。
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