脱サラして一人親方になりました

脱サラして独立。我が道を行く男の独り言

違うと言えば違うか

2014年05月12日 | 経営
先日、廃業した知人の記事を書きました。


それを読んで下さった方より「職人の独立とリフォーム会社の起業は違うよ」と言われました。

そりゃ、業種が違えば方法は違うでしょ。
人を雇う、雇わないの違いは分かります。
でも「独立」というのは同じじゃ無いの?

曰く「職人は技術があればOKだけど、会社の起業はそれだけじゃダメ」だそうです。
なんだか見下された気分。。。。
でも、そう見えるんでしょうね。

私も「技術があればOK」と思っていた時期がありました。
でも「技術だけ」では、日雇い労働者とあまり変わらない事に気づきました。
「言われたことをやるだけ」になってしまいますからね。

「独立、起業」は、日雇い労働ではありません。

仕事量≧職人であれば、日雇いの状態でも長く続きます。
が、今は逆です。どんどん仕事は減ります(減る事を肯定しなければなりません)
価格競争も激化します。

3Dプリンターで建具なんていう事も、技術的には可能なんだと思います。
そうなったら・・・・・


私は「リスクマネジメント」について、常に考えるのが独立した人間の宿命だと思います。
「危機管理」ではないんですよ。同じように聞こえますけど。


リスク=将来。危機=ピンチ=今起こっている、と分類して考えています。

例えば「今日の夜、呑み会」という事を考えると
①天気予報を見る=雨が降るかも➡傘を持っていこうかな
②お店の情報をチェック=予約は受け付けているのか?
③支払いは=財布の中身をチェック

と、まだ起きていない事を考えるのがリスクマネジメント

①雨が降っちゃった➡なるべく濡れない帰り道は? どこかで傘売ってないかな?
②お店が満席➡近くで空いている店見つけよう
③手持ちが少ない➡カードが使えるかな? カード限度額は大丈夫かな

と、すでに起きた事に対して、最小限の被害や打開策を考えるのが危機管理


傘が売っていない、雨が回避できない、お店がみつからない、、、、事前に計画していなかった為に慌ててしまう。結果、同じ「呑み会」なのに、楽しめる側と楽しめない側ができてしまうんですね。

独立も同じ

「今、売れているから大丈夫」ではなく「これが売れなくなったら、ほかに良い商品は無いのか? 販売手法は? 競業他社は?」などと常に考えるのが独立、自営の必要条件。
「そんなこと、常に考えていたら身が持たないよ」と思うなら、独立しなければ良いだけです。言われたことを真面目にこなせば良いんです。

束縛されない自由な時間、会社組織のわずらわしさからの解放、自身の活動に対する恩恵、これを手に入れる為に「日々のリスクマネジメント」を行う。

さて、やっぱり「職人の独立は違う」のでしょうか。。。。





コメント
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