マラソン讃歌

ランニング日記を中心に様々な趣味活動を紹介します。

文章センスアップ講座(2)

2020年04月24日 | 翻訳・通訳
昨日に続いて『たのしい宿題♡』に取り組みました。
1. 目的
文章センスアップをスピーチセンスアップにつなげる。
2. 読者
トーストマスターでスピーチに取り組んでいる皆さん
3. 読者が知りたいこと・悩み
スピーチの原稿を苦労しないで、スラスラと書ける方法
4. 書く内容
オンラインセミナーに参加して発見したスピーチ作成に役立つヒント(視点)

(本文)
数日前私の所属している空手道グループに何だか役立ちそうな有料セミナーへのお誘いがありました。
武漢コロナ騒ぎで外出を自粛し暇を持て余していたのであまり考えもせずすぐに申し込みました。
セミナー当日ズームの会議室に入ると素敵な銀髪の女性講師(マユミさん)が現れ明るい挨拶で迎えられました。驚いたのはマユミさんが正道館という攻撃的な空手の経験者だったこと。しばらく空手道について雑談をしていたらもう一人の受講生(アサミさん)が入ってきました。なんとお二人の女性は同じライターというお仕事をされているとのこと、2度びっくりです。
自己紹介の後セミナーが始まりましたが、その内容を聞いていると何だかトーストマスターに役立つヒントが満載のような気がしてきました。
そこでその中からスピーチ原稿のセンスアップに役立つのではないかと感じたことを書き留めておきたいと思います。

1. 自分の好奇心を満たすこと
 スピーチの内容はやっぱり自分が興味を持っていることでないとダメですね。文章(スピーチ原稿)を書く時も自分が何に関心を持っていてどういうメッセージを届けたいのかを考えることから始めるべきだなとつくづく感じました。私はこれまでスピーチの内容は「誰も知らないこと」にこだわってきましたが、そうではなくて「自分の好奇心を満たすこと」だったのかと気づきました。3月のスピーチコンテストでは参議院内閣委員会での議論を再現するということで意外性を前面に出し入賞を狙いましたが、結局制限時間オーバーで脱落、また聴衆の反応もよくありませんでした。これは話している自分もあまり関心がなくただ議事録を読み上げている感じになっていたからでしょう。好奇心の不足で熱が入らなかったのかもしれません。これからは本当に好きなこと題材に選ぶことにします。私の出場した日本語コンテストで優勝したマユコさんは、ユーチューバーになりたいとの熱意と好奇心が伝わるスピーチでした。

2. 聴衆の好奇心を満たすこと
 聴衆がどういうことに関心を持っているのかを知らずしてその好奇心は満たされません。トーストマスターの皆さんはコミュニケーションに関心があります。おそらく、職場の上司・部下との付き合い方、転職情報、生活便利情報などをテーマとした話が歓迎されるでしょう。同じ話題であっても話の切り口を変えていけばより聞き手の関心を引くものになるでしょう。例えば、体重を落とすことをダイエットの切り口から話すのか、健康の切り口から話すのかは聴衆の性別や年代に合わせて少し違う内容にすることが必要だと思いました。「ジャパネットたかた」は製品の機能を伝えるのではなく、それを使ってどう生活を豊にするのかという観点から消費者にアピールするという商法で成功しました。聴衆こそが神様です。

3. 結論
上記1.と2.を合わせた形でスピーチ(文章)を作ればいいということがぼんやりとですがわかってきました。
私のこれまでのスピーチは1.に偏り過ぎていたきらいがあります。聴衆を分析して同じ内容でも切り口を変えていくことが必要でしょう。
その点先の英語スピーチコンテストで"No way"というタイトルで見事優勝されたトモヒデさんのスピーチはいい手本になります。
ほとんどの人はトモヒデさんが大学院で美術を勉強されていることに大した関心はなかったと思いますが、彼のスピーチは聴衆の好奇心を少しずつ自分の専攻する美術の課題に話を誘導していきました。そして、それを皆が関心を持っているスピーチという切り口から聴衆に訴えました。どんな状況になっても必ずどこかに活路はあると訴えました。最後に文字で描かれた蝶々の美術作品を見せられた時、皆が納得し感嘆の声を上げていました。これこそがセンスのあるスピーチだったと思います。

何だか卒業論文みたいな内容になってしまいましたが、これで宿題を終えたいと思います。


千葉市の郊外を流れる花見川




  
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 文章センスアップ講座(1) | トップ | 文章センスアップ講座(3) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

翻訳・通訳」カテゴリの最新記事