東京スカイツリーは見ていた

東京スカイツリーが私の走りを見ていて１６㎞の折り返し地点を過ぎたあたりで話しかけてきました。

（東京スカイツリー：T)マラソン讃歌君あいかわらず調子がいいね。
　さっきから見てたけど、５㎞を21分16秒、10㎞を41分55秒、15㎞を1時間02分49秒で通過したね。
　スタートロスの21秒を考えれば、4分12秒ペースだね。
（私）ええ、このまま行けば87分台でフィニッシュできそうです。
（T)ただ、君の場合は、16㎞あたりからが問題だね。この1㎞は4分22秒もかかったよ。
（私）え、そうですか。ペースを上げなくては。
（T)女神が何人も走っているからついて行きな。
（私）わかりました。先ほどの給水地点で追い抜かれた水色の女神を追いかけます。
（T)あれは50m位離れているから無理だよ。今君の後ろにいるピンクの女神にしな。
（私）そうですね。ピンクについて行けば水色に追いつけそうですね。
（T)でもピッチが合っていないぞ。
（私）脚が攣ったわけでもないのに前に出ないんです。
（T)きのうのポポロTTでがんばりすぎたんじゃないのか。
（私）きのうは今日のレースペースの4分10秒で5000m走り20分56秒でしたので、それほど無理はしていないと思う
　んですが。
（T)それじゃ、4日前の箱根トレランで脚が疲れているんじゃないのかい。
（私）やや筋肉が張っている感はありましたが、普通に歩ける状態です。昨日は接骨院にも行きました。
（T)なるほど、でもこのままじゃ90分切りも危ないね。
（私）わかりました。死力を尽くしてがんばります。
（T)もう入賞は無理だから、適当に走りな！私は他の人の応援をするからね。
（私）冷たいですね。最後まで応援してください。何としても90分は切りますから！