マラソン讃歌

ランニング日記を中心に様々な趣味活動を紹介します。

不動産感じる

2021年02月18日 | トーストマスターズ
今年もスピーチコンテストに挑戦します。
クラブレベルの予選会の原稿です。タイトルは「不動産感じる」としましたが、これは内容と合致していないので変えることになるでしょう。

わが国は人口の高齢化が進み今や人生100年時代と言われるようになりました。
例えば、60歳で現役を引退すれば、あと40年も退屈な人生が残ることになります。
私は現在71歳、8年前に定年退職を迎えました。
「よし!これからはお金のため働くのではなくお金に働いてもらおう」と決心しました。
しかし、お金は引きこもりがちでなかなか銀行から出ようとしません。仕方がないのでレンタカーの代理店に丁稚奉公に出しました。それでも行った先が悪かったのか稼いだ金を送ってくれるどころか反対にこちらから仕送りをする羽目になりました。
私の第二の人生は、車に乗って赤字という坂を下り始めたのです。
そこで3年前この火の車を止めるべく、起業家が集まるトーストマスターズクラブに入会しました。そして、何か他にいい事業はないかと探すことにしたのです。
「次のスピーカーは不動産事業家の大家ひろみさん、スピーチタイトルは『きれいな空間を作ってよい街を作っていきたい』、『きれいな空間を作ってよい街を作っていきたい』、大家ひろみさんです。」
そのスピーチは、ぼろぼろのマンションを買ってピカピカにリフォームし、これを人に貸して家賃収入得てきれいな街づくりにも貢献したという自身の経験談でした。と同時に、不動産投資の魅力とやりがいを余すことなく伝えてくれるものでした。
これだ!と直感し、すぐに彼女の通う不動産投資専門学校に入学しました。
しばらくして授業にもなれてきたころ、教室で彼女から話しかけられました。
「杉山さん、こんにちは!私今自分のマンションを売り出し中なの、ご興味あります?」
「はい、もちろんです。でも条件があります。一つ、売主との直接契約なので仲介手数料はなしにしてください。二つ、登記は司法書士に任せず勉強のため私にやらせてください。」
「ええ、2つとも大丈夫よ。では、よろしくね!」
ということで話がトントン拍子で進み2か月後には売買契約の締結、現金決済、入居者付きで物件の引き渡しとなりました。マンションの鍵をもらった瞬間大家になった喜びがこみ上げてきました。
ところが、その6か月後入居中のシングルマザーが突然再婚することになり退去、空室になりました。たちまち家賃収入なし、管理費・電気代等は自己負担の赤字に転落です。
「こまった!どうしたらいいだろう?」
その時もひろみさんが助けてくれました。原状回復や仲介業者回りのコツなど初心者の私にわかりやすく丁寧に教えてくれました。そのおかげもあって4か月後には何とか次の入居者を見つけることができました。不動産経営の厳しさを身をもって感じた期間でした。
あれから2年が経ちました。現在私が所有する物件は全部で7棟18室になりました。家賃収入は年金の4倍、毎月奉公先からきちんと送られてくるお金に不動産を感じているこのごろです。
こうして経済的な不安がなくなると、年をとってもできることは何でもやってみようと思えるようになりました。・・・皆さんは残りの人生をどう生きていきますか?


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