サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

負けと引き分けの差

2008-08-07 23:02:57 | Weblog
日本vsアメリカはスポナビの速報をクリックしながらのクリック観戦である。これがいかにわびしいものかは、経験者でしか分からない。まあそれでも経過と結果は分かる。

日本が1次リーグを勝ち抜けるとしたら、このグループが混戦となり、アメリカとナイジェリアに最低1勝1分け、オランダには惜敗の勝ち点4。これが楽観的なシナリオであった。ナイジェリアとアメリカを比較した場合、明らかにナイジェリアのほうが難しいし、アメリカ相手に負けてしまったので、もう後はナイジェリアに勝ち、オランダに引き分けるしかない。まあ多分3連敗でしょう。

たとえ3連敗としても、完封負けはよくない。この世代の強化にも何もならない。まだアテネでパラグアイ相手に3-4で負けた試合のほうがよく見える。負けた試合でも大久保が得点してそれが自信につながったとか次への展開が広がる。

それがボールを回したけどフィニッシュが甘くて0点だったでは、何のための参加か分からなくなる。ナイジェリアとオランダ相手には今後につながる試合をして欲しい。

さてオーストラリアvsセルビアを見た。ライブ中継ではなく録画だが、2時間遅れだけなのでまあよかった。結果は1-1の引き分け。このグループはアルゼンチン、コートジボワール、セルビア、オーストラリアなので、オーストラリアは絶対にセルビアから勝ち点3が欲しい。

前半はどちらも慎重だった。というか気温33度という暑さのために、どちらもスピード、キレがなく、とてもスローテンポだった。やっぱり東アジアの8月にサッカーするのは間違っていますよ。

前半途中からセルビアがボールを回しだして中盤を支配し、オーストラリアはカウンターを狙う。しかしセルビアはPAのすぐ外まではボールを運べるが、そこから崩すことができない。ちょうどバスケットで
ゴールネットの周辺でボールを回しているだけで、シュートできないのと同じだ。

後半68分にオーストラリアが先制する。左サイドをOA選手のカーニーが駆け上がり、DFとGKの間にスルーパスを出し、そこにモヒカン刈りの何とかという名前の選手が足をだし、ゴール。これを名付けてモヒカンゴール。

オーストラリアはポストにあたる惜しいシュートもあったが、追加点が奪えず、逆に80分くらいにセルビアがCKから同点ゴール。オーストラリアはちゃんと守って失点しないか、追加点を奪うかのどちらかさえできていれば勝てた試合だった。当たり前か。それができないから勝ち点3にはならない。

しかし負けるのと引き分けるのは大きな差である。この後の試合でオーストラリアとセルビアがなかよくアルゼンチンとコートジボワールに2敗ずつして、決勝Tには2強が進むのは目に見えているが、それでも引き分けの勝ち点1ならばまだ首の皮1枚つながった気がする。

日本は3連敗で反町さんの失業は決まったようなもんだ。

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