サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

モリーニョ

2014-04-08 20:58:38 | Weblog
チェルシーのモリーニョ監督のインタビューをYoutubeでみた。まだマタがマンUに移籍する前のもので、多分昨年の11月から12月ごろかも知れない。

この人本当によくしゃべる。そして英語力を補うせいなのか、同じフレーズを繰り返す。たとえば、" If we are happy, the opponent
team is not happy. If we are not happy, the opponent team is happy "といった感じである。イギリス人が聞いていればかなり違和感があるようなセンテンスである。へらず口も多いし、この奇妙なフレーズもあり常にメデイアからたたかれている。

自分の目指すサッカーの哲学に関して、高い位置からプレスをかけて守備から攻撃をスピーデイに行うという表現だった。まあそれができれば鬼に金棒だが、高い位置とは端的にいえばフィジカルの強いキープ力のあるFWが必要になる。

現在がチェルシーでの2期目とすれば1期目のドログバがそれにあたり、現在ではエトーということになる。エトーはドログバほど強いという印象ではないが、モリーニョの哲学には必須のFWだろう。

マタがチェルシーで干された理由は、守備をしなかったからだといわれているが、マンUの試合をみているとマタはトップ下以外には使いにくい選手だと分かる。香川も同様だがさほどガツガツとチェックにいかないし、体も小さく吹き飛ばされやすい。

さてCLのQFの第1戦ではPSGにリードされてしまいかなり崖っぷちだが、前日のプレス会見で「キックオフ時にはまだ逆転の望みはあるし、試合終了時に泣いているか、喜んでいるかが分かる」とモリーニョ語録のごとく発言してメデイアをからかった。

ただ単にやってみなければ分からないといえばいいものを何でこんな皮肉めいた表現しかできないのだろうか。大阪の橋下市長と同じタイプだと思った。


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