スペインの華麗なパス回しはあまり見られなかったが、スペインの強さが目立った。これほどの試合巧者がどうして今までワールドカップでいい成績を残してこなかったのかが不思議だ。
前半15分くらいまではドイツはスペインの弱点であるセルジオ・ラモスのサイドをついてきた。これは容易に想像できた。そしてかなり精度の高いクロスを両サイドから上げた。しかしすべてスペインのDFにクリアされた。この15分間でドイツが先 . . . 本文を読む
正直言ってサウジとイランと別になったのがよかった。他はどこが来てもしんどいのは同じだから、どこでも同じ。ただしオーストラリアと一緒になったことにより、筆者にはかなりの恩恵がある。
①最終戦で消化試合になっている可能性もあるが日本がオーストラリアに来る。これは絶対に見に行きます。
②FOXTELでこのグループの全試合を放送する可能性がある。3次予選は同じ組のオーストラリア以外のゲームも放送していた . . . 本文を読む
前半は双方の堅守からお互いに攻めあぐねて、きわめてイーブンな展開だった。しかし前半30分ごろにビジャが負傷してセスク・ファブレガスと交代してから試合が変わってきた。ビジャは小柄ながらよく動き回るFWであり、前線で張っていることが多い。
このため同じFWのトーレスと動きがかぶることがあり、FWの後方のパッサーを押さえられると二人とも機能しなくなる。だからスペインの場合、シャビ、シルバなどの中盤を押 . . . 本文を読む
判官びいきだがぜひトルコに勝って欲しかった。トルコが勝つには先制点をあげることが必須だろう。それは意外にもドイツのGKのレーマンがポロッとこぼして実現した。ドイツは前半の15分くらいかなり押し上げていた。控え中心のトルコなんかに負けるわけがないと相手を侮っているようにも見えた。
トルコの先制のあとすぐにシュバインシュタイガーの技ありゴールが決まり、同点となった。トルコも楽には勝てそうにない。
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27日に最終予選の組み分けが決まる。どの組み合わせがいいか、どの日程が楽かなどいろいろ出ているが、どことあたっても同じである。どこが相手でも楽勝できることなどないからだ。だから何を基準にして楽かどうかを考えてみる。
まず日本はアウエーゲームに弱い。ホームゲームは後半ロスタイムでもなんでも勝ってきた。では何故アウエーに弱いかといえば、移動による疲れと気候の変動に順応できないからだろう。この理屈から . . . 本文を読む
スペインとイタリアの両方の特徴がよく出た試合で、スコアレスドローのわりには面白い試合だった。スペインはDFラインからゆっくりとビルドアップしていき、十分手数をかけ一瞬のすきをつくという戦術である。イタリアは堅守そのもの。特にスペインの攻撃陣をPA内にいれさせないので、スペインはミドルを打つしかない。
イタリアはスペインに攻めさせて速攻のカウンターをしかけ、トニの頭を狙う。非常に単調だが、シャープ . . . 本文を読む
おかしい。ポルトガルもオランダも負けてしまった。優勝予想はむずかしい。1次リーグで圧倒的な強さを見せたポルトガル、クロアチア、オランダが負けた。共通していえることは3試合目に主力を休ませたことだ。休養など不要で試合勘を維持したほうがよかったのか。これではスペインも分からない。
オランダは一言で言えば、ロシアを見くびっていたんだろう。ロシアなんかに負けないという過信があったと思う。実際、オランダの . . . 本文を読む
勝負は最後まで絶対にあきらめてはいけないという執念がトルコに勝利をもたらした。しかし試合自体は延長戦の最後の2分とPK戦以外は至極退屈だった。
前半の20分くらいまでトルコが押し気味だった。しかしその後クロアチアが両サイドからのカウンターで多くのチャンスを作った。とくに右からのクロスにモドリッチのヘッドがクロスバーをたたいたシュートはおしかった。というかあれを決めてさえいればクロアチアの楽勝だっ . . . 本文を読む
試合前日の記者会見でドイツとポルトガルの選手の身長差が不利にならないかとの質問で、スコラーリは一笑に付していた。しかし試合前の国歌斉唱を見ていると、フロンターレの青い山脈じゃないけど、ドイツ選手の巨大さがいやに目についた。ドイツは意図的かどうか知らないが、入れ替えた選手はみんな長身で、しかも胸板が厚い。
ポルトガルは小柄な選手が多い。大きい選手はDFのぺぺとロナウドが目立つ程度であとは小さくはな . . . 本文を読む
スペインvsギリシャ。スペインは先発を10人も入れ替えてのBチームだった。スペインの場合は主力とBではかなり差が出た。これまでのチームプレーが希薄になり、個人プレーに走る選手が多かった。あ、そこはあと1-2回パスを回したほうが効果的だろうと見ていても、すぐにミドルシュートを打ってことごとくはずしていた。
それでも2-1で逆転勝ちだからいいのだが、ギリシャは前回に優勝したのがやっぱり奇跡だったとし . . . 本文を読む
まずはイタリアvsフランス。フランスはこれでもかとこれでもかと不利になっていった。まず前半10分にリベリーが負傷交代。これは痛かった。リベリーがいなくなるとフランスの攻撃力は半分に低下する。次に25分くらいにDFのアビダルがPA内でPKを献上して、おまけにレッドの一発退場。0-1になったうえにここから一人足りない。致命傷である。
イタリアはトニ頼みを全開である。かなりこれは機能したが、それでもト . . . 本文を読む
第1試合はクロアチアvsポーランド。クロアチアは先発9人を入れ替えたからBチームといえる。しかしAがBになってもやるサッカーは同じだったし、早いパス回しと後列からの押し上げは変わらなかった。クロアチアは早くてしぶとい。これはひょっとしてクロアチアはベスト4までいくまで知れない。
ポーランドは弱かった。何がどう弱いかといえば、精度の高いクロスが上がらない。フィニッシュまでいけない。攻撃して押し込ん . . . 本文を読む
第3節に入ると2試合が同じ時間でキックオフとなる。TVが2チャンネルで同時に放送しない限り、普通は1試合をライブで中継して裏試合は録画放送となる。これが2試合続けて放送してくれればいいのだが、Setantaの場合は1試合をライブ、裏試合をなんと午後の3時からの放送としている。
それでもライブの放送で裏試合の経過、結果を黙っていてくれればいいのだが、ご丁寧に得点が入るごとに経過を教えてくれる。ハー . . . 本文を読む
第1試合のスペインvsスウエーデンはみごたえがあった。スウエーデンは非常に緻密に守った。BBCを解説していたセルテイック監督のストラッカンによると、スウエーデンはスペインに中盤でパスを回されることを嫌い、4人をユニットとしてスペインのパスコースを消すことを徹底した。そのためにスペインを中盤を省略してロングボールを多用せざるをえず、結果としてスペクタクルさが消えた。
具体的にいうと、4人のうち3人 . . . 本文を読む
第1試合のイタリアvsルーマニアはスリリングだった。しかし内容はとてもスペクタクルではなかった。ルーマニアは基本的に守っているだけで、ムトゥの突破というかインスピレーションに頼っているだけである。イタリアは右のザンブロッタ、左のグロッスのサイドバックからのアーリークロスにトニが空中戦で合わせるという実に一本調子な攻撃だけ。
それでもイタリアはデルピエーロをトニの近くで動き回らせたので、初戦よりは . . . 本文を読む