パレルモ

ボカにパレルモが戻っていたとは知らなかった。２０００年のトヨタカップで活躍して、それが認められてスペインのビジャレアルに移籍。スペイン到着時にビジャレアルの大サポが空港で出迎えて期待されての移籍だった。

トヨタカップで活躍すればヨーロッパに移籍できるというモチベーションを南米クラブの選手に植え付けたわけで、パレルモがどこまで活躍できるのか期待した。ビジャレアルはもちろんバルサやレアルのようなビッグクラブではないが、アルゼンチン選手がスペインリーグでプレーするということはステータスシンボルのはずだ。

その後べテイス、アラベスと渡り、２００４年からボッカに戻っていた。まあパレルモも３４才でこのままボッカでキャリアを終えるのだろう。

さてパレルモはなんといっても１９９９年のコッパアメリカのコロンビア戦でＰＫ３本蹴って３本ともはずすという珍事を引き起こしたことで有名だ。本人もわざとはずしたわけではないだろうが、普通２本はずしたら３本目は他の選手に代わるだろうし、１試合で同じチームに３回もＰＫが出ること自体が不思議である。

パレルモがビジャレアル到着時にサポの大歓迎を受けた際の当惑していた写真をよく覚えている。パレルモにとっては今大会がキャリアを締めくくる最後の大一番になるのだろう。