サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

シャムスカ

2009-07-13 14:33:02 | Weblog
大分の連敗は永遠のように続くのだろうか。一体どこに原因があるのか。故障者の続出、荒れたピッチ、監督の采配などなどあるだろう。フロントの迷走もあるのかも知れない。しかし大分の場合はどこか他にある。

普通ここまで連敗が続けば監督を交代するのは当然で、監督の采配に原因があろうとなかろうと、選手層の薄さは変えようがないのだから、ショック療法で監督を代えるのが手っ取りはやい。何もしないで負け続けるよりも何か手を打つほうがましだからだ。

しかし大分のフロントは監督を交代しようしない。もちろん真っ先に考えたのだろうが、シャムスカの続投の意思が強いこと、代わりの人材もいないし金もないこと、何よりもフロントがシャムスカを信頼しているからだろう。

大分がなぜここまで負けるのかを考えてみると、シーズン前のパンパシフィックに出場してピークの前倒しをしたために調整を失敗したからだと言われている。もちろんそれもあるかも知れないが、このパンパシフィックでたったの2試合である。仮に大分がACLに出ていたとしたらもっと悲惨なシーズンになっていた可能性もある。

故障選手の続出、しかも主力が全滅状態になったことは選手層が薄い大分にとっては致命傷だった。これは監督の采配には関係ないことだし、クラブにとっても不可抗力だ。しかし使えない選手が出たことは事実であり、何とかしなければいけない。

高松もウエズレーも復帰してきたからアウエーの磐田戦には勝つと予想していたが、1-3で惨敗。これはひどい。今の時点からJ1残留をするのは奇跡でもないかぎり無理だろう。

人気の高いシャムスカをはずすことはしのびないが、やっぱりプロの監督である以上は交代させてしかるべきだ。神戸がシャムスカ獲得に出ることは容易に想像がつく。

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