緊急事態宣言に伴う営業自粛について、東京都と政府の亀裂が深まっています。
ニューズウイーク 2020年04月09日(木)13時23分配信[東京 9日 ロイター] -によると、東京都の小池百合子知事は9日、緊急事態宣言に伴う休業要請を2週間先送りするよう政府から打診されたことについて、感染が急拡大している東京ではそれほど待てないとの認識を示した。政府が提示した、休業要請の対象外とする具体的な業種に関しても、合意は微妙と指摘。その上で、スピード感を持った対応が必要とし週内に決定する方針を示した。
また、新たな対処方針では、政府は東京都の案よりも幅広く事業継続を認める内容となっており、小池知事は「国と調整が必要となってきた」と述べた。国が示した内容は「従来のインフルエンザでの対応を基本としたものであり、今回は違う状況」だとして、「(対象業種を)国と合わせることについてはなかなか微妙だ」との認識を示した。
とのことです。
このことについては、安倍パンプキンの方針ではなく小池知事が正しいと思います。人的接触を8割減らすという安倍の要請は、実質的にロックダウンに等しい厳しい自粛なくしては達成不可能です。インフラ関連の企業活動、一般企業の業務とその社員の通勤、一般人の買い物・通院その他を考えれば、普通に自粛しただけでは無理であるのは自明です。政権の代弁しかしないエセジャーナリスト田崎の言うような、様子を見てからなどというのはごまかしで、政府の持つ統計情報を分析すれば初めから無理だとわかっているはずです。交通のシャットダウンは不可避でしょう。
できるだけ市民生活への影響を避けるため、公共交通の維持・生活必需品の販売店などへの自粛要請を避けたいと言っていますが、それでは不十分である可能性が高い。だから小池知事はできるだけ自粛業種の範囲を広げたいし、政府は経済的影響を考えてできるだけ範囲を狭めたい、それどころか2週間様子を見たいと主張している。とてもコロナウイルス感染を抑止したいと考えているようには思えません。それでは間に合わないでしょう。
安倍パンプキンは覚悟がなさすぎる。責任を取ろう、という覚悟がない。そもそもオリンピックや習近平来日をおもんぱかって対応が遅れたと思いますが、それは置いておくとして、私はこの件では小池知事に乗る。感染爆発が起こったら安倍の責任であり、他の誰でもない。「責任をとればいいというものではない」などと記者会見で話す総理はいりません。一刻も早く辞めてください。安倍パンプキンは国民の不幸です。