TBSニュース 2020年 4/21(火) 14:02配信 によると、新型コロナウイルスに感染したリスクがある 「濃厚接触者」 の定義について、国立感染症研究所が、患者と接触した時期を患者の「発症日以降」から、「発症2日前」に早めたことが分かりました。
「濃厚接触者」の定義変更は国立感染症研究所がホームページで20日付で明らかにしたそうで、マスクなどの感染対策をしないで接触した人のうち、患者と接触した時期をこれまでの「患者が発症した日以降」から、「患者が発症した日の2日前」に早めました。また、患者との距離や接触時間も「目安2メートル以内」から、「目安1メートル以内で15分以上接触した人」としました。
ということです。記事は、患者と接触した時期をこれまでの「患者が発症した日以降」から「患者が発症した日の2日前」に早めて、認定要件を緩和したことを強調しています。しかし日数は繰り上がりましたが、患者との距離を縮めたことや、以前はなかった接触時間基準の新設はむしろ認定要件の厳格化であり、積極的に感染者を検査し補足しようというわけではないようです。
素人考えですが、15分ではなく1~2分の接触でも秒殺で移るときは移るでしょう。2mから1mに接触距離基準を縮めたことは理由が全然分かりません。マスクは保菌者が相手に移すのを防ぐにはある程度有効ですが、移されるのを防ぐ効果はないと言われています。全体として濃厚接触者と認定される可能性はむしろ低くなる可能性があります。
どうも日本の厚労省の意図は分かりません。幅広く検査して感染防止の措置をとるのか、あるいは検査を限定して医療崩壊を防ごうとするのか。しかしその2つは対立するものではなく、軽症者・無症状者を収容する施設が整備されれば解決するはずのことです。厚労省は医療現場の窮状を救うためにも、そうしたことのために努力することが重要で、それこそやる意味があるし、やればできることです。
安倍政権や地方政府はそうした環境を作るために、どうか頑張ってください。わたしたちは国民としてできることをやりましょう。安倍ちゃんのために一丸となるのではなく、国民みんなのためにできることをやりましょう。