クーチミラン

根を、張るときと花の咲くとき

続 少数民族「苗族(ミャオ族)」の祭り その3

2016年04月03日 | 写真

  写真1      2
写真1:最前列、向かって右から2番目の男性は「鼓臓頭」という立場になられた方で、多くは世襲になっているそうです。ただ、ある村では選挙により選出されるところがあるとのこと。その右側で「芦笙」を吹いておられる方は「副鼓臓頭」、「鼓臓頭」の方の左隣はその奥様、その横は娘さんだということです。「鼓臓頭」「副鼓臓頭」のお2人は2014年から本年までの3年間、「鼓臓節」のとき村の「祭師」(次項に説明)を従えて天地の神様と先祖を盛大に祭る役割を担われるそうです。
写真2:向かって左側の方が「祭師」、隣は「鼓臓頭」の方だそうです。「祭師」の方はその立場になるのは偶然であり選挙によるものではないそうです。妻帯され子どもがいても良いそうです。役割は、人間と冥界を取り持たれる専門人で、村人は「祭師」にお願いして家から悪魔や病魔を追いだしてもらわれるとのことです。このようなことから最高のリーダーと考えられているそうです。