飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

至誠無息

2024年02月03日 08時31分36秒 | 人生論
誠は天の道なり。
誠を思うは人の道なり。
至誠にして動かざるものは、未だころ有らざるなり。  孟子

天地万物にあまねく貫いているのが誠であり、天の道である。
この誠に背かないようにつとめるのが人の道である。
まごころをもって対すればどんな人でも感動させないということは未だかってない。

至誠無息(至誠息むこと無し)  中庸

この上ない誠実さ、まごころをもって生涯を貫くこと。


更に深く考えていけば、一杯のお茶にも天地がすべて含まれると言えよう。


物事はすべて本来、空であるから執着すべきものは何一つ無い

人間、何も待たずに裸で産まれてくる
人間、何も持たずひとり死んでいく
人間、本来無一物なんです


頑張って建てた家や
地道に貯めたお金を
死に際に気にするだろうか
それよりも
「やりたいことをやりきった」
「大好きな人達に貢献できた」
とどんな人生だったかを
考えるのではないでしょうか
だとしたら、自分の志のために
愛する人のために
生きることが大切なのでは


物を買うために生きたり
お金をためるために生きることは
悪いことではない
しかし、ものにお金に執着した人生を
最高の人生だったと思えるだろうか

やっぱり
最高の人生だった
「命を使い切った」
「生き切った」
と迎えたいもの

もし、明日死ぬとしたら
今のままでいいのか
なんのためにいきているのだろうか
一度足を止めて考えてみる。

ある日これだと思えるものが出てくる
心のそこからエネルギーが湧いてくる
それは生きる意味

saitani



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