飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

定着率をあげるために

2024年03月02日 09時56分45秒 | 授業論
人は覚えたことを20分後には42%忘れると言う。
1日後には74%忘れる。
1ヶ月後には79%忘れる。
だから、通常は学習内容は忘れ去られる運命にある。
では、この忘れてしまう割合をさげて、逆に定着率をアップさせるにはどうしたらよいのか。
教師であれば誰でも考える。
その方法についていくつか考えてみる。

1 マインドマップ
・情報の関連性に注目する
・言葉の概念を結びつけて考える
・視覚的に理解しやすい形にする

2 反復練習
・一番ポピュラーな方法
・長期記憶の定着を促す
・間隔をあけて反復することが効果的(スパシング効果)

3 定期的な復習
・24時間以内に復習すれば10分の復習で100%の記憶に戻る

4 イメージ・絵
・視覚的情報処理の方が言語処理よりも発達が早い。
・特に子どもに効果的である

5 他者に伝える
・最近、どこの教室でも見られる協働的学び
・アウトプットこそが最強のインプット

6 ストーリーを作る
・情報を一つの物語として組織化することができるので効果的

7 意味の理解
・その意味や背景を理解するから長期記憶に残りやすい

8 感情の関与
・感情が情報の定着に影響を与える
・楽しく学んだ方が定着する

9 体験的な学習
・体験は最強の学び方
・行動を伴うと定着しやすい
・なすことによって学ぶ

10 日常との関連
・算数の問題が日常の問題と結びつくと感情とリンクする


saitani
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