飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

なぜ、子どもを叱れないのか

2024年03月03日 09時37分57秒 | 学級経営
教師は様々な注意や指導を教室に中でする。
それは教室という空間には秩序と規律が必要だからだ。
なんでも自由でいいとか、子どもの自主性にまかせてという考えで4月をスタートさせたら、5月の連休明けで学級は崩壊する。

では、なぜ子どもを叱れない教師がいるのか。
その原因は何かと考えてみる。

1 叱る目的があいまい
・なんのために叱るのか
・叱ってどう改善したいのか
・具体的な場面や子どもの姿をイメージすることが大切
・担任として譲れないことは何か
 〇命に関すること
 〇人の不幸の上に自分の幸せを築く行為
 〇自分の成長につながらない行為 等

2 叱り方に自信がない
・なんと言って叱るのか
・全体で叱るべきこと
・個別で叱るべきこと
・子どもの実態と時期を考えて自信をもって叱る
・言葉は短く、端的に
・基準がぶれないこと

3 子どもに嫌われるのが怖い
・先生は注意ばっかりでうざい
・うざいから反抗しようぜ
・子どもとの関係悪化が気になる
・大切なのは9割の学級の正統派を大事にすること
・1割のこどもと正面対決をしない
・正しく叱る先生を嫌いになる子はいない
・怖いのは正統派の子どもたちの信頼を失うこと

4 叱ったあとはどうすればいい?
・全体を指導した後の切り替え
・叱ったあと、どう声をかけるのか
・叱ったあとのイメージをきちんともって叱る
・人は過ちによって評価されるのでなく、過ちを犯した後の行動で評価される
・叱る→行動改善→褒める

5 叱る基準があいまい
・何に対して叱るのか基準があいまい
・指導がぶれることを子どもたちは一番いやがる
・このことは子どもたちは敏感に感じ取る

saitani
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