私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

オキフエダイ(釣査213種目)でトリプルラスト!:アヂアヂ台湾お魚旅(56)

2019-03-02 09:37:31 | 夏の台湾の魚たち
2019年3月2日(土)


オキフエダイ(台湾名:焦黄笛鲷)の幼魚。



台湾アヂアヂお魚旅の最終日(2018年8月8日)。

友が拾った豆アジサビキ釣り用の撒き餌袋に数匹こびりついてるアミエビでの釣り。

すれてないせいだろうか?
ゲンロクスズメダイ・オヤビッチャなどのシマシマ一族が競うようにやってくる。


「ええいっ! どっか行かんかっ! わしゃ、あのベラを狙うとるんじゃっ!」
そう、瀬戸内では見たことのないベラの仲間が壁面をス~ッス~ッと行き交ってるのだ。

それにしても初物1匹目のときは、あれほど興奮するのに
2匹目、3匹目となるととたんに厄介者扱いをしてしまう。
つくづく私はげんきんなヤツだ。

エサへの反応、数ともにベラ類の圧倒的不利の中・・・

さあ、ラストのエサだっ! これで台湾でのラストの釣りだっ!

と、壁面の奥から突然何かが現れ、一気に食いついた。


「えっ? 何者? ベラ狙っとったのに・・・」


「今まで釣っとったニセクロホシやヨコスジとちゃうんな」 撮影係を一手に引き受けつつ友の声。

「・・・・・・ちゃう・・・・・・たぶんちゃうわ・・・ほれ見てみ」
「う~ん? 違うかもしれんなあ」

帰国後、調べてみたが「釣魚1400種図鑑」にも載っていない。
マイナーなのかも? ・・・と胸ときめかせ・・・「フエダイ、フエダイ」とネット検索。

オキフエダイの幼魚だった。


ラストのラストで新たなフエダイの仲間が釣れるなんて、まるでドラマだ。
偶然にしてはできすぎ君のようなことが、この釣りや友との旅では何度も何度も起きる。

「エサ探して来よか? フライトまでまだ時間あるで?」 と友。

もういいよ。
十分だよ、ありがとね。
釣り道具や折りたたみバケツをスーツケースにしまい込む。

台湾のアチコチを独り運転し続けた友。
猛暑の中、滝のように流れる汗をぬぐいながらガサを続けた友。
私の釣りのポイントへは、決して近づこうとしなかった友。
最後は、エサ(ゴミ)拾いと記録撮影に徹してた友。

ジンジンと感謝と幸せな気持ちがあふれてくるぞっ!

こうして、私らの超破格値アヂアヂ台湾お魚旅はラストのラストのラストを迎えた。


※ はよ書いとけば楽なのにね。いやあ半年がかりになるとは・・・(さぼっとったダケや)

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