私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

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トホシクビナガハムシ:ひとまずハムシリーズ最終弾

2021-05-16 09:24:21 | ハムシの仲間
2021年5月16日(日)

ふう~っ! ひとまずハムシリーズ最終弾。
やっと、名前がわかったかもしれないハムシたちの在庫をはかした!

トホシクビナガハムシ 大きさ5~7mmほど


トホシ(十星)といいつつ、コイツは4紋型だ。

20210425

クビボソハムシ亜科のハムシで、トホシ(10紋)よりも、無紋・2~6紋型の方が多いらしい。
う~ん、紛らわしい名前だ。

4月25日、いつもの散歩コースの1つで、傍らの数本の野草に


たくさんの幼虫がついてるのに気づいて、しゃがんでのぞき込む。


「あ~っ! ドロオイムシ(クビボソハムシたちの幼虫)じゃ~っ!」


となれば親探し親探し・・・いた~っ!


初見のハムシであることは間違いない!


これだけ幼虫がいるならばと、1匹タッパーにとって撮影したのが最初の画像。

帰宅後、トホシクビナガハムシという名であること、食草がクコというナス科の植物であることを知る。


こうなると、すぐにでもこの散歩コースへ向かわねば・・・

と、4月25日に出かけた。(オッサン2日たっとるがな)

たった2日でクコの葉はボロボロになってて


ドロをおろしたおそらく終齢幼虫であろう1匹を、別の植物の葉にのせて撮影し


再び、親探しすると・・・
少し離れたところのクコの葉にいた!


20210425

うまく撮影できなかったけど、コイツらは無紋型っぽいな。

それから数日後の5月1日、知人に見せてあげたくて案内したら・・・
もはやクコの葉はボロボロボロボロ、幼虫もわずか。

もちろん成虫の姿もなく・・・・・・
みつけたのは、終齢幼虫とさなぎから羽化した跡のぬけ殻らしきもの。

20210501

今年ゴミ捨て係の散歩でみつけたアキニレにつくニレハムシもずっと観察してた。
コイツらは成虫ばかりをみつけたけど、小さなアキニレの葉をボロボロにして去ってくのにやはり約2週間。

なるほどなあ、ハムシたちのライフサイクルが少しだけわかったような気がしたぞ。
この2週間の時期をはずしたら成虫に会えないのかも?

さて、いろんなハムシを検索するとほとんどが『害虫』あつかい。
農家さんたちにとっての「やっかいな虫」として、いろんな対策が書かれてる。
確かに、この2週間のサイクルで作物を食べつくしていけば、大被害だよなあ。

ただ、食品となる作物を食草にしてるハムシたちは800種いる中では少数派。
大半のハムシたちは相手にもされず、その存在さえよく知られぬまま生活環境ごと開発・破壊されてく。
つくづくと人間は自分本位な生き物だ。

一部の熱狂的ハムシスト(私、勝手に名付けました)たちの手で標本にされることあれど
ほぼほぼ『知られて不憫、知られずに不幸』の虫たちだ。
そこんとこがいとおしい。

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