2021年11月6日(土)
今年4月から松山市主催・夏井いつき選の俳句ポスト365はリニューアル。
初心者コースは、家藤正人さんが担当、俳句の基本的なルールを含めて解説してる。
中級者コースは、夏井いつきさんが担当、曜日ごとに『没(未掲載の選外)・類想(掲載された選外)・並選・佳作・秀作・特選』に選句される。
さて、今月の兼題は『花野』
選外3回、並選2回のど素人俳人「あたなごっち」が一句、投句したのは
干拓地当ても途方もなく花野
かんたくちあてもとほうもなくはなの
湯船に浸かって20分、今まで出会ってきた干拓地のことを思い浮かべて
うまく表現できんまま、「もう無理!もう今回はいいや!」と適当に送った句。
もう選外になるだろうとすぐ近所の放置された野良ニラたちを撮影して
ついでに、ホシミスジの写真も撮って、お茶を濁そうとしてた。
火曜日の「並選」に掲載されない時点で、もう「俳句ポスト」のHPを開くのをやめた。
以後、日々発表されていく「佳作」「秀作」「特選」など、縁がないからと・・・
ところがである。
10月27日(水)に書いた記事に、大先輩俳人の明惟久里さんから
~略~まつやま俳句ポスト「花野」の秀作! おめでとうございます。~略~
のコメントをいただいてて・・・
翌日コメント見て「明惟久里さん、何を勘違いしてるんだろ?」と思いつつ・・・
「俳句ポスト」のHPを開いてみたら・・・
どっひゃあ~っ!
『秀作』に選ばれとるぎゃあ~っ!
夏井いつきさんの選評までついてて、ありがたいやら申し訳ないやら。
中七を詩の言葉として巧く機能させようとしたわけでもなく
下五の名詞止めの余韻の効果をねらってたわけもなく
ただの「ラッキーパンチ」「偶然の賜物」にすぎないのです。
類想句が山ほどありそうだと思ってたし
何より「秀作」に選ばれた途端、不出来だと思ってたこの句を誇らしく思うのもおかしいしね。
だから、書きにくかったんだよね。
過大評価をすっごく受けた気がしてならなかったから。
一方で、夏井いつきさんが、選外や並選をくり返してる人も隅々まで目を通されてることに感動したりもする。
だって、ええとこ並選、先月は「流れ星で選外」だったんだよ、選外!
さてさて『花野』っていうけど、その主役たちである「秋の七草」はどこにいったの?
自生のオミナエシなんて、立ち入ることを拒むかのような山間にしか見れないし
立ち入ると、いっぱい「ひっつき虫」がついてくるし
そのひっつき虫もアメリカセンダングサとかアレチノヌスビトハギとか外来種のタネばかり。
自生のカワラナデシコなんてのも私は自分の町で1本しか見たことがない。
植生した外来植物コスモス畑は、それはそれで美しいけど、それって『花野』なのかな?
放置された地は地で、セイタカアワダチソウとかヒメジョオンとか外来種の花ばかりになってて
『花野』という季語と現状がなんかちぐはぐで素直に受け止められないんだよね。
隣県の干拓地へは、釣りへ行くときよく通ってた。
太陽光発電を設置してるわずかな場所はまだましで、使用のあてもないまま放置されてる広大な荒れ地は痛々しい。
そこには、外来植物の花々が広がってる。
長良川の河口堰も諫早湾干拓も見に行った。
諫早湾の地元の人たちは、河口堰を『ギロチン』と呼んでた。
このギロチンをめぐっての漁民と干拓地所有者との争いや国との裁判もちょっぴり知った。
間に挟まってた行政の方たちだってさぞかし苦悩されたことだろう。
漁民も農民も行政職員も、もともといた生き物たちも、みんなみんな犠牲者なんじゃないかなあ!
すでに時代にそぐわなくなってても、決定されれば決定通り実行される。
もう少し、この国は状況に応じたフレキシブルな対応をしていただけないものだろうか?
(オリンピック開催への臨機応変の対応ぶりをみてると、できると思うんだよねえ)
と、そんな悲しみと憤りを句にしてみたかったんだけどなあ・・・
ま、そんな句はとてもできないままの「ラッキーパンチ」だから。
どシロウト俳人「あたなごっち」は、自分なりに関わってきたことを思いのままに句にしていこう。
明惟久里さんへ、せっかく良い結果を早く知らせてくださったのに、書くのが遅くなってごめんなさいね。
今年4月から松山市主催・夏井いつき選の俳句ポスト365はリニューアル。
初心者コースは、家藤正人さんが担当、俳句の基本的なルールを含めて解説してる。
中級者コースは、夏井いつきさんが担当、曜日ごとに『没(未掲載の選外)・類想(掲載された選外)・並選・佳作・秀作・特選』に選句される。
さて、今月の兼題は『花野』
選外3回、並選2回のど素人俳人「あたなごっち」が一句、投句したのは
干拓地当ても途方もなく花野
かんたくちあてもとほうもなくはなの
湯船に浸かって20分、今まで出会ってきた干拓地のことを思い浮かべて
うまく表現できんまま、「もう無理!もう今回はいいや!」と適当に送った句。
もう選外になるだろうとすぐ近所の放置された野良ニラたちを撮影して
ついでに、ホシミスジの写真も撮って、お茶を濁そうとしてた。
火曜日の「並選」に掲載されない時点で、もう「俳句ポスト」のHPを開くのをやめた。
以後、日々発表されていく「佳作」「秀作」「特選」など、縁がないからと・・・
ところがである。
10月27日(水)に書いた記事に、大先輩俳人の明惟久里さんから
~略~まつやま俳句ポスト「花野」の秀作! おめでとうございます。~略~
のコメントをいただいてて・・・
翌日コメント見て「明惟久里さん、何を勘違いしてるんだろ?」と思いつつ・・・
「俳句ポスト」のHPを開いてみたら・・・
どっひゃあ~っ!
『秀作』に選ばれとるぎゃあ~っ!
夏井いつきさんの選評までついてて、ありがたいやら申し訳ないやら。
中七を詩の言葉として巧く機能させようとしたわけでもなく
下五の名詞止めの余韻の効果をねらってたわけもなく
ただの「ラッキーパンチ」「偶然の賜物」にすぎないのです。
類想句が山ほどありそうだと思ってたし
何より「秀作」に選ばれた途端、不出来だと思ってたこの句を誇らしく思うのもおかしいしね。
だから、書きにくかったんだよね。
過大評価をすっごく受けた気がしてならなかったから。
一方で、夏井いつきさんが、選外や並選をくり返してる人も隅々まで目を通されてることに感動したりもする。
だって、ええとこ並選、先月は「流れ星で選外」だったんだよ、選外!
さてさて『花野』っていうけど、その主役たちである「秋の七草」はどこにいったの?
自生のオミナエシなんて、立ち入ることを拒むかのような山間にしか見れないし
立ち入ると、いっぱい「ひっつき虫」がついてくるし
そのひっつき虫もアメリカセンダングサとかアレチノヌスビトハギとか外来種のタネばかり。
自生のカワラナデシコなんてのも私は自分の町で1本しか見たことがない。
植生した外来植物コスモス畑は、それはそれで美しいけど、それって『花野』なのかな?
放置された地は地で、セイタカアワダチソウとかヒメジョオンとか外来種の花ばかりになってて
『花野』という季語と現状がなんかちぐはぐで素直に受け止められないんだよね。
隣県の干拓地へは、釣りへ行くときよく通ってた。
太陽光発電を設置してるわずかな場所はまだましで、使用のあてもないまま放置されてる広大な荒れ地は痛々しい。
そこには、外来植物の花々が広がってる。
長良川の河口堰も諫早湾干拓も見に行った。
諫早湾の地元の人たちは、河口堰を『ギロチン』と呼んでた。
このギロチンをめぐっての漁民と干拓地所有者との争いや国との裁判もちょっぴり知った。
間に挟まってた行政の方たちだってさぞかし苦悩されたことだろう。
漁民も農民も行政職員も、もともといた生き物たちも、みんなみんな犠牲者なんじゃないかなあ!
すでに時代にそぐわなくなってても、決定されれば決定通り実行される。
もう少し、この国は状況に応じたフレキシブルな対応をしていただけないものだろうか?
(オリンピック開催への臨機応変の対応ぶりをみてると、できると思うんだよねえ)
と、そんな悲しみと憤りを句にしてみたかったんだけどなあ・・・
ま、そんな句はとてもできないままの「ラッキーパンチ」だから。
どシロウト俳人「あたなごっち」は、自分なりに関わってきたことを思いのままに句にしていこう。
明惟久里さんへ、せっかく良い結果を早く知らせてくださったのに、書くのが遅くなってごめんなさいね。
追伸:私の生まれ育った町にも近くに駄菓子屋があり、頑固なおばさんがいたのを、ふと懐かしく思い出しました☆ 大先輩の奥さまにもよろしくお伝え下さいませ☆ ご健吟をp(^-^)q
追伸の追伸: どんぐりうさぎさま☆ はじめまして。私も集合住宅住まいですが、クローゼットに数ヶ月(!)ヤモリ居ました!
(ここに書いてどーする(^_^;)
私は句歴2年ですから、明さんはその何倍もなんです。
だから大先輩と呼ばせてくださいね。
ちなみに、私はかみさんより句歴が10分ほど古いので、かみさんの「先輩」なんですよ。
才能ですぐ抜かれただけのことです。
ワハハハハハ・・・・
生き物とのつきあいがカレーライスだとすると、俳句は福神漬けみたいな扱いなので、きっとずっと上達しないかもしれませんが・・・