私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

河川工事だらけの巻

2017-02-20 08:29:34 | 淡水釣り
 2017年2月19日 日曜日

2月8日に訪れたポイントが気になって出かけてみた。

やはりアブラボテの姿はないのである。
オイカワとヤリタナゴがそれぞれ3尾釣れる。
相棒がヌマムツとタモロコとコウライモロコを1尾ずつ釣る。
「なんでこんなに釣れるのが違うのか」というと
「できるだけ釣れる種類を増やすために別々のポイント」で釣っているからである。

自転車で通りかかった近所のおじさんが声をかけてくる。
「釣れるかの? 釣れんじゃろ?」
「いやあ、すっかり魚減りましたねえ。」
バケツの中の魚を見せて、1種類ずつ名前を伝える。
「ほお! いろいろおるんじゃのう!」
「いえ、ここもっといろいろおるはずなんですよ。」
「ほうか。わし、ここで釣りしょうるん初めて見るで!」
「え? 1年に数回は来とるんですけど・・・・・・」
「夫婦でバス釣りに来るんはよう見るけど、あんたらみたいなんは初めてじゃわ。」
私たちのチンケな釣りが珍しいらしい。

「近くに『地域で保護してます。無断採取禁止』という看板ありますよね?」相棒が聞く。
「おお、あれか。もう30年になるかのう。もう誰もしとらんわ。」
「ええっ! そうなんですか?」
「ほうよ。昔はなんちゃらドジョウやかんたらタナゴがおる言うてやりょうたんよな。」
「やっぱりそうですか。だったらあの看板あたりで少しやってみてもええですか。」
「ええと思うよ。暖かくなると子どもらも釣りしよるわ。」
「あんたら詳しいし、調べとるんならやってみ。」

やってみたのである。
なぜかほぼ止水状態である。
フナ類数尾、コウライニゴイ3尾とともに、アブラボテ1尾。
いたのである。一応。
でもホンマ減ったのである。
それこそ昨年の2月には「釣りの邪魔じゃあ!」と言いたくなるくらいにいたのである。

水もずいぶん少なくなっとるし・・・・・・上流行ってみよか。

クネクネ歩いてみたのである。
だんだん水が白く濁っていく。
「ありゃあ! すぐそこまで水路の工事が来とるがな!」
「あかん! ここもダメや! 田んぼの中の水路どれだけ立派にすりゃええんかのう?」
いつも釣りをする貯水池への移動がほぼ絶たれてしまっているのであった。

ま、それぞれに事情や立場もあるだろうからほどほどにしておくけど、
河川工事は生態系への影響が一番大きいわなあ。
かつては地域の人が頑張ってやっておられたであろう活動を示す古びた保護看板がかわいそうになる。
特定外来魚のブルーギル・オオクチバスのことうんぬん言えんのんかもしれん。

ま、看板のとこで釣らせてもらえたし、アブラボテおったし・・・・・・よしとするか。
全部で2時間ほどして納竿。
安売りスーパーへ「100円タコ焼き」買いに行かねば・・・・・・。

今回は写真なし。
保護していた人たちの立場もあるからね。

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