私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ。タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!さらに地元の生き物探しへ!

スイゲンゼニタナゴんとこへちょい寄り道:セトウチサンショウウオ連携隊②

2020-04-09 18:38:36 | 純淡水魚
2020年4月9日(木)

4月5日(日)のこと
サンショウウオ類の研究をしてる福大の阪准とカマツカくん、友と私。
セトウチサンショウウオの保護連携隊なのである。

次の生息地へと向かうはずが
「ちょうど通り道にあるスイゲンゼニタナゴの保護繁殖所、寄ってみますか?」と、友。
「寄りましょ。寄りましょ」と、諸手をあげての寄り道だ。

婚姻色が出はじめたオス


透明感がある小さなタナゴだ。
体側の青い縦線もしっかり長く延びている。

産卵管が延びはじめたメス


先端が黒ずんできたら採卵のタイミングらしい。

もちろん、『種の保存法』の対象種だから
「採る」「飼う」「売る」「買う」 すべて犯罪となる魚。

ここは、国から種の保存のための飼育管理・繁殖を認可された施設。
何度かお手伝いをしたこともある。

この日、大学の先生とうかがったこともあり、前来た時より知人の説明も丁寧だ。
「撮影しておきますか?」と、撮影ケースにペアを入れてくれたのである。
そんなこと初めてかもな、ラッキー!
便乗商法や!

阪准・カマツカくんが撮影した後、ササッと撮らせてもらった。

アカンッ! オスメスばらばらや!


アカンッ! メスはいいけど、オスがうろつくわ!


アカンッ! メスはいいけど、オスの向きがいまいち!


アカンッ! オスはいいけど、メスのピントがボケボケ!


かくして、オスメス別々の最初の写真となったのである。

山陽地方のごく一部の水系に細々と生き延びるこのタナゴ。
きれいに写しておきたいやんかっ!
と、ねばろうとしても与えられた時間は5分もないもんな!

近縁のカゼトゲタナゴが九州に生息してる。
よく似てて、素人目には区別がつきにくいけど
よりほっそりと透明感があり、より青い縦線が長いのがコイツだ。

そもそも地理的に離れた分布の歴史が長く、当然遺伝子も違ってくる。
ところがだ!
そのカゼトゲタナゴを山陽地方に持ち込み、放流した不埒な人間がいる。

何を考えてんだか・・・・・・私にはまったく理解できない。

不埒な人間の勝手な都合やふるまいで、ねじまげられてたまるか!
やむなき交流の結果ならさておき、意図的な放流なんて許されてたまるか!
犯罪に等しい行為だよね?

みんなそれぞれの都合・不都合をこらえつつ、懸命に生きているんだ。

さ、カラ元気出して、次行きましょか!

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